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ビオラとノースポールを植えた

12月25日(月)
2回目のアラームで目が覚める。
カカオは私のおなかの横で まるくなっている。むくりと起きるとカカオも起きた。
玄関の引き戸を開けて、朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつする。

カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんを見る。ウーちゃんが せっせと泳いでいる。巨体を揺らしながら軽やかに泳いでいる。

”ウーパーは大きくなると動かなくなる”
と、どのサイトや本にも書いているが、ウーちゃんは朝と夜、すごく泳ぐ。体がどんどんピンク色に、エラがどんどん紅く染まってゆく。控えめにエサをあげて水を換える。

豆乳シフォンケーキを焼く。
タルトを焼こうと思っていたが、シフォンケーキを焼きたくなった。
じゅうぶん温まったオーブンに入れて目盛りを30分に合わせる。「よろしくお願いします。」と言って、オーブンに手をあわせる。

仕事の確認が来ていたのでチェックする。
3月に行われるワークショップ用の素材を準備する。

修一郎が起きてきた。昨晩のカレーを温めなおす。

「2日目がもっとおいしい。」と言いながら食べている。

花壇の花を植え替えることにする。
枯れた日々草を抜いてゆく。土を整えて、黄色いビオラと白いノースポールを植える。楽しい。夢中になる。写真を撮り忘れた。

ノースポールをじっとみつめる。
ホームセンターで苗を買ったとき、レジの女性がノースポールを見て、

「春菊ですか?」と、聞いた。

「え。ちがいます。ノースポールです。」と答えた。

その翌日、役場の広報課の方たちが、新しいおんがっぴーグッズを持ってみえた。雪が降るということで苗は植え替えをせず玄関に置いていた。それを見たKaさんが、ノースポールを指さして、

「春菊ですか?」と、聞いた。

「え。(まただ)いいえ、ノースポールですよ。」と、私。

すると、少し遅れて玄関先にやってきたFさんが、

「これ春菊ですか?」と、聞いた。

「え。(デジャヴ…。)いいえ、ノースポールですよ。」と、また私。

お鍋の季節だからかな。と、思った。

手前にビオラを植えて、奥にノースポールを植えた。
そのあと、クローバー畑に残っている枯れたドクダミを抜いてゆく。庭仕事は大変なときもあるけれど、とても楽しい。夢中になっていると瞬く間に時間が経っている。

郵便配達の方がみえた。お手紙と小包を渡してくれる。その中にTさんからの荷物があった。

Tさんとは、会ったことがない。会ったことがないけれど、年に数回お手紙やちょっとしたプレゼントのやりとりをしている。不思議だなぁと思う。会ったことがないけれど、絵本のサポートをしてくれている。そして、ネパールで暮らしていたことがある。いつも心温まるお手紙が添えられている。

家に入り、荷物を作る。郵便局へ持って行く。
いつも行く郵便局の方たちは、とても感じがいい。その郵便局は今年90周年になるそうだ。すごい。記念に真っ白のタオルとキャンディーをくれた。

家に帰ると、ちょうど ごはんさんがお仕事から帰ったところだった。髪を短く切って、さっぱりとしていた。昨日のことを あれこれ話して笑う。お買いものに行くことにする。

修一郎に買ってきてほしいものをたずねる。

「ごはんさんに、”昨日の ぼたもちありがとう。おいしかった” って言っといて。」と、言った。ごはんさんに伝えると、

「境さん、いいなぁ。また買っていってあげよう。」と、笑顔で言った。

今日は、ときどき行く大きなお店に行った。店内はまだクリスマスの飾りでいっぱいだった。クリスマスとお正月が仲良くしている感じ。これが明日にはお正月一色になるんだろうなぁと思った。

家に帰り、夕食の支度をする。
修一郎は寝た。

友人のKAさんからメッセージが来ていた。
息子さんTくんの写真が添付されていた。その写真を見てびっくりした。先日の雪で作った かまくらの中で、上半身裸でカップ麺を食べている。7分丈のズボンに裸足。小学3年生なのだがものすごく逞しい。

Tくんのお父さん、つまりKAさんのご主人は雪がどっさり積もっている中、海水パンツひとつで雪の中に手を埋めて逆立ちをしていた。すごい。と思った。そして、どうして。とも思った。

KAさんご家族とはTくんが生まれる前から、そして生まれてからもずっと仲良くしてもらっている。何はともあれ元気そうでよかったなと思う。

クリシュナさんからメッセージが来ていた。
メチャくん絵本を楽しんでいる子どもたちの写真と動画が送られてきていた。喜んでくれているようでよかった。

絵本のラフを描く。

夕方から寝た修一郎が起きてこないので、あと1回分あるカレーは明日にして、夕食をお弁当仕立てにしておくことにする。

夜、庭に出る。
静か。しんと静まり返っている。空には一面の雲模様。りんごの木のイルミネーションがキラキラ青く輝いている。明日には外す予定。毎日楽しめたなぁと顔がほころぶ。両手を空に掲げて夜のぜんぶに「おやすみ。」と言う。

カカオは そっと夜の色に溶けこんでいった。

今日もいい一日だった。

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