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グリーン マジック カーペット

11月24日(金)
寝坊した。
カカオにご飯をあげる。
修一郎に柿を剥く。柿を食べて、寝た。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげて水を換える。

大きなさつまいもを ふたつオーブンに入れる。焼き芋♪ 焼き芋♪
家の用事をあれこれする。

午後、コープのNさんが来る。
そのあと、グリーンコープさんの元気カーがやってきた。

いつものように、買い物かごの中に空いた牛乳のビンと卵の紙パックを入れて、てくてく歩いてゆく。

そしていつものように、はなおさんが両手で手を振ってくれている。私も手を振る。

今日、Uさんが来なかったら、お刺身と、ごぼ天2本と、まる天2枚を買って、持っていってあげるのだ。ちゃんと覚えていた。

はなおさんとおしゃべりしながらお買い物していると、Uさんがやってきた。今日は来れたようだ。

Uさんがテレビで観たという健康情報をあれこれ教えてくれる。体にいい食べ物とか食べ方とか。Uさんはしゃべっていると、どんどん近づいてくる。す、すごい近い。最後に教えてくれたのは「牛乳にきな粉を入れて飲む。」というものだった。

家に帰り、りんごの木やクローバーやお花たちに水をあげていると、ごはんさんが出てきた。

「クローバー、うすくなっていたところ、びっしりになったね。」と、私。

秋の初め、夏の間に枯れて寂しくなっていたところに種を蒔いた。それが成長して、他のクローバーと同じくらいの大きさになっていた。

「うん、みるさんが綴った緑のじゅうたんですね。」と、ごはんさん。そして、

「グリーンカーペットだ。」と言って、

「魔法のじゅうたんだ。」と、言った。そして、

「グリーン マジック カーペット。」と笑顔で言った。

「いいね、グリーン マジック カーペット。」と、私も笑顔になった。

ごはんさんがお仕事に出かけるので、「いってらっしゃい!」と見送って、ホースを片付けて家に入る。

夕食の下ごしらえをしていると、修一郎が起きてきた。これは何ご飯になるんだろうか…。と思いながら、下ごしらえの手を止めて食事を用意する。

電話が鳴った。両親からだ。
父はときどき腰を痛める。寒くなると毎年それが気にかかる。
昔から ときどきあったそうだが、私が最初に父の腰のことを聞いたのは母からだった。2年くらい前だったと思う。

実家の裏には大きな用水路がある。幅も広くて高さもある。用水なので、ときどき水嵩が ぐんと減る。
ある日、水がほとんどなくなっているところに、フナが口をパクパクしながら横たわっていたそうだ。父はロープを伝って下り、フナをすくって水のあるところに放した。そのあと、ロープを伝って上がっているときに腰を痛めたらしい。

母が用水路に入ったこともある。昔、その用水路に子犬がおっこちていて、それを見つけた母が飛び降りて、子犬を出してあげたのだ。

そして、私が小学生のとき、6歳下の弟がその用水路におっこちた。そのとき、水嵩がそこそこあった。私もその用水路に飛び降りた。小さな弟を(この頃は私より小さい)抱えたけれど、上にあげれないでいると、車で通りかかった知らない男性が車を止めて助けてくれた。

家族みんな何らかの形でこの用水路に入ってるんだな。と、思った。

離れて暮らしている両親が元気でいてくれることを願うばかりだ。

今日から3点めの作画にはいろうと思っていたけれど、別件の今月中にお送りすることになっている資料を作成することにした。この資料は3月に行われるイベント展示のもの。告知が始まったら、noteとWebサイトでもお知らせしたいと思っている。

夕食後、友人のRさんからメールが来ているのに気がついた。
なんと、ウミガメとクラゲがいっしょに映っている動画のリンクを送ってくれた。かめクラゲだ。

それと、ちびウミガメが一生懸命泳いでいる動画。あぁ…。
大きな前足だけパタパタさせて無心で泳いでいる。大空を飛んでいるみたいに見える。きゅんきゅんする。うぅ…。

資料作り。

夜、庭に出る。
ぽってりとした月が輝いている。強い光。流れの速い雲がどんどん月に近づいてゆく。大きな大きな鳥が月を食べようとしているみたい。ぱく。
食べられても月は燦然と輝いていた。雲を突き抜けて煌々とした光が地上に降りてくる。きれい。

小さな星も、大きな星も、赤っぽい星も、白っぽい星も、みんなそれぞれきれい。

カカオは出たり入ったりしながら、やっといつもの椅子の上に落ち着いた。
資料を完成させてから眠ることにしよう。

今日もいい一日だった。

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