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第2回きんのはばたき杯 大会レポート


はじめに


こんにちは。ささみです。
去る7月1日に、主催させていただいている自主大会「きんのはばたき杯」を開催させていただいたので、そのカバレージを色々と書き残したいと思います。大会の雰囲気や、今後の参加を検討いただく際の参考にしていただけると幸いです。

当日は、前日から続く雨の影響で不通の交通機関もある中、最終的には47名の方に参加いただきました。第1回が23名での開催だったことを考えると、たくさんの方に参加していただけてとても嬉しかったです。

予選はスイスドロー5回戦、本選を予選上位者8名によるシングルエリミネーションで行いました。また、本選はすべてBO3形式で実施しました。現状広島でBO3を採用している自主大会はきんのはばたき杯のみではないかと思っており、ここが他の方の自主大会と差別化できる点なのかなと自負しています。時間がかかることや参加者の方の疲労など、マイナスな面もありますが、概ね好評いただいているようで安心しました。次回以降も続けていきたいと考えています。


デッキ分布について


今回はポケモンカード151が発売されて1週間後の開催ということで、新弾からどのようなカードが採用されているかを楽しみにしていました。
予選を見ている限りでは、前評判も高かった「ミュウex」の採用率が高かったです。「白ルギア」を中心に「パオジアン+パルキア」や「ロストバレット」でも採用が見られ、特に手札が枯渇しがちでかつ技に必要なエネルギーの供給が容易なルギアとの噛み合いはピカイチだと感じました。
発売数日後に話題となった「スナッチアーム」も「ミュウVMAX」を中心に採用が見られました。デッキのスロットを埋めてしまうカードなので、採用枚数との兼ね合いの難しいカードだと思いますが、準優勝のもぐらさんのミュウVMAXデッキは4枚フル採用しており、カードパワーの高さを感じる結果になりました。
また、「ドードリオ」も最終戦3-1卓に見えました。「ヒスイゾロアーク」と組んだり「アルセウス」と組んだり、使い方次第で化ける可能性のあるカードなのかなと思いました。予選の使用デッキの分布は以下の円グラフの通りです。

予選デッキ分布

5回戦のスイスドローを勝ち抜き、本選に進出された8名の方のデッキ分布が次の通りです。

本選デッキ分布

ベスト8
はるじぃさん「ロストグレイシア」

目を引くのはなんといっても「グレイシアVSTAR」の採用でしょう。グレイシアの中打点を「ウッウ」や「ヤミラミ」が補ったり、自身のVSTARパワーによる場持ちの良さや手札への干渉込みでボスを要求する動きなど、予想以上にロストギミックとの親和性の高さを感じました。


ベスト8
りんたろうさん「白ルギア」

予選全勝!「勇気のお守り」を採用して「カビゴン」でビートしていく、ベーシックな白ルギアという雰囲気のデッキリストです。新弾から「ミュウex」が採用されています。スタジアム4枚+「ロストスイーパー」の計5枚体制で雪道に対する耐性を上げているのが印象的でした。


ベスト8
ましろさん「ロストバレット」

もうひとりの全勝者!「森の封印石」と「カイリューV」を採用したロストバレットです。最近はよく見るようになった型のロストバレットですが、「カイオーガ」のギミックを不採用にし、空いた枠に「キバナ」や「ツツジ」など取り回しの良いサポートを採用したリストに仕上がっていて、安定感が予選全勝に繋がったのかなと感じました。

ベスト8
のんあるさん「白ルギア」

広島のルギアといえばのんあるさん!ずっとルギアを使い続けているプレイヤーの白ルギアです。こちらも5枚体制で雪道に絶対抵抗する強い意志を感じます。「カビゴン」を削って「ノコッチ」を採用し、それに伴って「勇気のお守り」を不採用にして「ヒガナの決意」や「ネジキ」を採用するなど、見る範囲を広く取ったルギアのリストという印象を受けます。
また、のんあるさんは予選では炎軸の「ロストバレット」を使用されていましたので、同時に掲載します。


ベスト4
かいるさん「サーナイト」

本選進出者で唯一の「サーナイト」でした。エネルギー11枚+リバーサルエネルギー2枚とやや厚めにエネルギーを積んでいること、用途の違う3種類のスタジアムをそれぞれピンで挿しているのが特徴的です。時間のかかるデッキですが、プレイスピードでBO3にもしっかり対応していたのも印象に残りました。

ベスト4
もりもさん「白ルギア」

ルギアの進化ライン4ー4、博士の研究4枚採用と、絶対にアッセンブルスターを宣言してやるという強い意志を感じるリストです。「リゲインエネルギー」と「チェレンの気くばり」でルギアの耐久力を活かしたり、「レントラー」と「リバーサルエネルギー」でミラーや不利なポケモンに対して小回りを効かせたりといった工夫を感じます。

準優勝
もぐらさん「ミュウVMAX」

「スナッチアーム」を4枚フル採用していることが最大の特徴でしょうか。「ウッウロボ」を不採用にし、「バトルVIPパス」の採用枚数も抑える代わりに「フェザーボール」等を採用して1回あたりのフュージョンシステムのバリューを高めた構築です。コンセプトとしては「雪道ミュウ」に近い形に感じましたが、主に「ミカルゲ」を対策するための「フュージョンエネルギー」と「カミツレのきらめき」、「メロエッタ」パッケージがしっかりと搭載されていることも印象的でした。「スナッチアーム」は決勝戦でも活躍しており、カードパワーを感じました。

優勝
なめこさん「アルセウスギラティナ」

見事48名の頂点に立ったのはなめこさんのアルセウスギラティナです。しっかりとドローするための「ビーダル」ライン2-2と「ホシガリス」の採用、相手の安易な先置き雪道を許さない「バケッチャ」の採用が特徴的なリストです。「バケッチャ」は同系統のデッキとの対戦で後攻になった場合に自分が雪道を先置きして後からバケッチャで割ったりと用途が広いカードだと感じました。また、主に「サーナイト」対面で使ったり、「アルセウス」の足りない打点を補うための「災いの箱」が2枚採用されており、実際に準決勝のサーナイト戦ではかなりの牽制力を発揮していました。安定感に課題を抱えるアルセウスギラティナですが、ここまで安定感を取ったリストはあまりないのではないでしょうか。改めて優勝おめでとうございます!

おわりに


 改めて第2回きんのはばたき杯にご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。第1回は23名での開催だったことを考えると、倍以上の方にご参加いただき、主催としてこの上ない喜びでした。
 大会としてのフォーマット、数ある広島の自主大会の中で自分の大会が目指すべき立ち位置等も徐々にはっきりとしてきて、主催として次回以降の運営にも少し手応えをつかむことができた大会でした。次回以降もぜひ参加の検討をいただけると幸いです。よろしくお願いします。

ポイントランキング

きんのはばたき杯 ポイント上位者ランキング
(敬称略)

本選進出決定者

・綾鷹(第1回大会優勝)
・なめこ(第2回大会優勝)

ポイントランキング

・もりも    12Pt
・もぐら    10Pt
・みみみみん  10Pt
・かいる    8Pt
・ゴーチ    8Pt
・ガブ・トピア 8Pt
・はるじぃ   4Pt
・のんある   4Pt
・ケント    4Pt
・ましろ    4Pt
・りんたろう  4Pt
・ゲンゲイ   4Pt
・ユラ     4Pt

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