中量級ボードゲームゲーム【おすすめ】

ボードゲームをこれから初めて遊ぶような人々へのおすすめの紹介を目標とし、これを寄稿します。ボードゲーマー各位に置かれましては指輪戦争(最近わたしがハマっているので無理やりおすすめにねじ込む)の項のみ参照してください。


まず中量級とは?

ボードゲームの用語において「重い」「軽い」とはそのゲームの難易度や時間を指します。5~30分程度を軽いゲーム、2-3時間程度を重いゲーム、その中間で終わるのが中量級ゲーといった印象です。実際に中量級のゲームを遊んでみるとコンピュータの処理なしで60分もゲームを遊ぶのですから、十分なゲーム性やボリュームがあります。初心者の方はこのあたりから始めるのがよいでしょう。

デッキ構築の古典『ドミニオン』

デッキ構築の王道ドミニオン。世界三大ボードゲームに数えられます。他の世界三大ボードゲームは遊ばなくてもいいです。拡張(追加DLCみたいなもの)の16個めが発売予定だそう。大人気。




デッキ構築という、カードを使用しながらカードを集めるゲームです。カード同士には当然シナジーがあるので、それを考えるのが楽しい。あるいは、自分の行動を強くしていく「コネコネ感」を楽しむゲームになります。


・手札が5枚になるようにドローする
・アクションカードを1プレイ・解決する(アクションカードの中にはアクションカードプレイ権を増やすものや、購入権利を増やすものがある)
・アクション権がなくなったら購入フェイズに移行する
・手札から財宝カード(お金)をプレイしその分だけカードを購入する
・他人の手番へ
というのを繰り返していきます 


後半にそこから点数カードを購入できる用に、序盤は強いアクションカードを買ったりお金を増やしてたりして「拡大再生産」するのが目標になります


インターネットでは『ドミニオンオンライン』というサイトで遊ぶことができます https://dominion.games/


デッキ構築の新定番『チャレンジャーズ!』


2023年のドイツ年間ゲーム大賞(ボードゲーム界のアカデミー賞)受賞。TCG におけるシールド戦(ブースタパックを大量に開けてそこからカードを選んでデッキを作る)のようなトーナメント大会です。

ゲームは大きく2つのフェイズに分かれます

・デッキ構築フェイズ
・トーナメント戦

このフェイズは必ず交互にやってきます。(戦う→デッキ構築→戦う)

ゲームの勝利条件は総当たりのトーナメント上位2名によって行われる決勝戦に勝つことです。

デッキには Aデッキ Bデッキ Cデッキがあり、Cにいくほど強いです その分取れるタイミングが遅くなります。(A デッキから2枚取るかB デッキから1枚取るかを選ぶ場面があったりします)

デッキ構築フェイズではカードを加えたあとに自由にカードを除外できるというのが他のボードゲームにはない生々しい「デッキ構築してる感」を産むでしょう。

戦闘の解決もとてもシンプル(相手より自分のカードの数字が大きくなるまでカードを召喚し続けるだけ)なのでおすすめです。


協力ゲーム『パンデミック』

世界に蔓延した4つの病原菌に対する特効薬を全て見つけることがゲームの目標になります。

世界地図を広げ、そのマップ上をあなたたちは自由に移動できます(そして時としてウイルスが蔓延するでしょう)

具体的にいうとそのマップの都市に対応する都市1枚につき1枚のカードがあります。その都市の色と同じカードを5枚捨て札にすることで、ウイルスを発見できます。(都市カードは捨て札にすることでその都市に移動できたりもします)

あなたたちは1人につき4アクション(1アクションにつき1回移動やウイルスの駆除や薬の発見)ができます。

ウイルスが蔓延することでゲームが刻一刻と敗北に迫る中で人類の勝利に向けて奔走する、名作協力ボードゲームです。


ドラフトゲーム『ワーリングウィッチクラフト』

ドラフトとは? 

ボードゲームの定番メカニクス「ドラフト」とはカードやアイテムの分配方法です。

・全員に手札を配る
・手札から1枚を自分のものにする 
・手札を時計周りでプレイヤーに回す
・受け取った手札から1枚を自分のものにする

カードを配りきりではなく抽選式にすることで、運要素を下げることでゲーム性を高める働きがあります。

というと難しそうに感じるかもしれませんが『ワーリングウィッチクラフト』はとてもカジュアルなドラフトゲームです。

「魔法」に「素材」を入れることであらたな「素材」を産むゲーム。

しかしながらその素材は自分の作業場には入れずに右隣の人に渡します。

目標は相手の作業場を大量の「素材」を溢れさせて爆破すること!

「魔法」ドラフトも相手への妨害よりも自分のことだけを考えればいいというシンプルなもの。

コンポーネントがおしゃれだという話もあります

以下のゲームはちょっと上級者向け

拡大再生産
『イッツアワンダフルワールド』

拡大再生産とは?

拡大再生産とは、0から1を産み、1を2にし、2を4に、8を16にとするようなボードゲームの基本の考え方です。序盤に拡大できずに終盤までずっと苦しいのは誰しもが通る道です。

そんな拡大再生産ゲームの定番『イッツアワンダフルワールド』

つまり、あなたたちの目標は帝国の指導者として
建造物、軍用機、研究、巨大事業、発見を指導していく。これら(以降建物と呼称)をたくさん建てるのがゲームの目標になります。建物カードを建てるには資材キューブがコストとして必要です。資材は建物を建てることで国の生産力が上がり、発生します。(拡大再生産をするためには、まず生産力から上げていき、終盤に点数化するのがよいでしょう。)

大まかなゲームの流れは
・自分の持ち札が7枚になるまでカードをドラフト
・建物を建てるか壊すか
・建てる場合はカード左上のコストを埋め切ることで点数ないし生産力があがる
・壊す場合はカード右下に書かれた色の資材を即座に1個獲得
・全員で建造物(白)、軍用機(黒)、研究(緑)、巨大事業(黄)、発見(青)の順で資材を生産する
(白の生産フェイズ中に、黒の生産力が上がった場合、すぐに黒を作れるのがポイント)
・ゲームは全4ラウンド

拡大再生産は初プレイだとうまく回らないことが多いですが、遊びごたえのあるゲームです。

チーム戦『指輪戦争カードゲーム』(ウォー・オブ・ザリング)


中量級から重量級でチーム戦ができる珍しいボードゲーム。初心者おすすめの定番中量ボードゲームではないがわたしがハマってるので推す。

あのロードオブザ・リングを再現した名作ボードゲーム。

ゲームジャンルとしては LCG という珍しいジャンル。TCG の対義語で、構築済みデッキを使って遊ぶといったらイメージしやすいでしょうか。

自由の民陣営
(ホビット/ローハン/魔法使いデッキ)
(ドゥーネダイン(アラゴルン)/エルフデッキ)
冥王軍陣営
(モルドールデッキ)
(アイゼンガルド(サルマン)/怪物/南方人デッキ)
がフロドの旅した「道筋」と中つ国の国々の「戦場」で争うことで点数がうまれる

具体的にいうと、「道筋」は基本的に青陣営の点数である。ただし、怪物がモルドールが現れずに平和に進めばの話である。冥王軍は道筋を堕落させることができるでしょう。堕落した道筋は青陣営の点数にならない。また、堕落した分、冥王軍の点数になります。

戦場は各陣営ごとに7枚ずつある。自分の陣営は基本的に自分の点数ですしかしそこを攻め落とされると相手の点数になってしまいます。

このゲームはフロドの旅した「道筋」においては実際に登場した人物しか出れない。斧を装備できるのはギムリだけ、などとても制限が厳しい。

しかしそのことによって、このシーンではあの登場人物が出てくるだとか、時として原作再現のような動きを見せることさえある。

たとえばカザド=ドゥームで灰色のガンダルフがモリアのバルログと相打ちになるというドラマティックな展開もしばしば。

強い行動が原作に忠実であるから生まれる駆け引きやドラマを、ぜひ指輪戦争で……


以上になります 読んでくださってありがとうございました。








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