「居場所」について考える

ここでは、人の居場所について考える。

プライベートでもなく、パブリックでもない、あいまいな居場所について、私なりに見て、読んで、考えたことを記録する。

庭先、街路、路地、公園、喫茶店、ベンチ、柱の近く、ちょっとしたへっこみ、窓の近く。

最近では、ゲストハウス、小さなブックショップ、シェアスペース、コーポラティブハウスなど、新しい人の居場所の形態も生まれている。

そこでは、建築的にも、現象的にも、興味深いことが展開されている。

私の目から見て、ちょうどいい居心地の良さをつくっている、あいまいな居場所に関するエスノグラフィー。

ある時は、一般書から学術書、建築学から文化人類学まで幅広く、読書の記録も残していく。

あるいは、写真、絵、完成されていない描きかけのスケッチ、そうしたものもアーカイブする。

いつかこうした逡巡が、私の思い描くちょうどいい居場所を見出せることを願って。