どうせいつか買うんでしょ、というクソデカ感情と対峙した結果
皆様、今年もよろしくお願いいたします。引き続きマイペースに自問自答していきたいと思っております。
さて、新年早々不穏な?タイトルですが、大きい買い物を計画していていつ買うのか、どうするのか、迷った挙句、パーっと年初(一部フライング)で買っちゃったyo!という話です。
散財記録かぁーと思われるかもしれませんが、ひとつお付き合いのほどを。
超長文になってしまいましたので、お暇なときにでも。
シルバーのジュエリーが欲しい
30代ぐらいまではカジュアルなものも色々使ってきましたが、段々生誕半世紀が近付いてきたし(笑)、長く使うことを視野にアクセサリーは選びたいと思うようになりまして。
貴金属でもゴールド、プラチナに目が行きがちな昨今でしたが、シルバーも1セットあっても良いなと思い始めておりました。
でも、性質上どうしてもくすみやすいし、扱いが大変かなぁとウジウジしたまま数年が経ち。
少なくとも10年ぐらい愛用するならば、シルバーといえば、のTiffanyか、エルメスのシェーヌダンクルか、、?とぼんやりイメージは形になり始めていたところ。
エルメスに関してはオンラインではほぼ在庫出てこず、並行輸入は定価より高く販売されているよう。かといって店舗に行列して、まず在庫を聞いて、あるのか(一見の私にあると言っていただけるのか)確認して、を繰り返すのは面倒くさがりな私にはハードル高すぎで段々熱量が下がり。、
冷静に考えると、丸みのあるモチーフの連続がそんなに似合わないんですよね。。。エルメスだからと買っても使わなくなるかも。もう少しデザインにいかつさと辛みが欲しい。といってもガチガチハードに振り切らず、女性がつけてもフェミニンに見えるもの。
ということで興味は徐々にTiffanyへ。ボリュームも肉付きに負けないぐらいはあって欲しい、となるとそれなりの予算は必要。シルバー買おうと決めた当時販売されていた中だと、よく見かけて条件にあっていそうなのはボーンカフ、ハードウェアあたりか。
で、いつ買うの、がふわっとしたままでしたが、今年は服にはあまり予算かけない予定だったので、ならば自分の誕生日(2月)に向けてにしようか。年末に人間ドックで午後フリーの日があるから、その時に試着に行こうと。アイテムも絞りきれていないが、リング、ブレス、ネックレスあたりかな。
何を選ぶか
試着を決心する以前から公式サイトを徘徊。華奢で若い人がつけそうなものは除外していき、前述のボーンカフ、ハードウェアには絞りつつあった。で、最初に買うなら手につけるもの。ネックレスも気になるがそんなに毎日つけるわけではなく。
ボーンカフ↓、かっこいいですよね。しかし人がつけてる写真を見ると、骨格が目立つ腕の方が似合いそう。私の身体は全体に肉付きがよく、二の腕はたぷたぷだし、更に楽器演奏と子供の抱っこでも前腕と手のひらに筋肉がついて結構逞しい。ムチムチした体にこれがついてたら。。ゴツくならない?とはいえ、現物見るまで最終判断は保留。
次、ハードウェア。お値段考えないならこちらのブレスかなあ。ジャラジャラしすぎず適度に主張がある。しかし若干予算オーバー気味。とはいえコマが小さいものはGW旅行の免税店でチラ見して、腕に負けそうだなとは思っていた。後になって考えたらこの時買わずでよかった。
しばらくそのようにつらつらと自問自答。まぁ無理に買うなというお告げかな、と思いかけていたところ、秋になってダークホースが登場。こちら。表参道店で先行発売の広告が目に入り。フォージというラインです。
見た目普通の鎖といえばそうなんですが、鎖なのに何故か気になって仕方がない。ジャラジャラ鎖のアクセサリーは普段あまり食指が動かないのです。説明を読んでも、アーカイブのチェーンの再構築なのは分かった、そこに何か意味はあるのかな??でもなんで気になるんだ。。
モデルの着用写真も素敵だ、、ポリッシュタイプといぶしタイプがあり、選ぶならポリッシュの方だな。でも先行販売にまで乗り込む暇もないし、そんなすぐに決断できないし、と何となく見送った形に。
伏線回収!?
その後年末の業務繁忙を経て、毎年年末年始の恒例にしている人間ドックへ行きました。
まだ子供の学童もある日だったので、午後から夕方まで時間ができ、胃カメラ麻酔醒めたてのふわふわした頭のまま、前述の試着に百貨店へ。
クリスマスも過ぎて店内は新年への準備モード、年末の混雑未満ですっかり落ち着いている。仕事は収まったしちょっと贅沢ランチするか、と自分比お高めのランチを食し、手始めにいつかは。。と思っているカルティエのクラッシュ リングを試着、品番控えていただくまではいつもの試着旅。
さて、とTiffanyの売り場へ向かったところ、フォージがラインで揃って売り場に置いてある(フラグの香りですね、、、)。現物は写真以上に綺麗で、思わず立ち止まりました。
百貨店でも扱い始まったのね、と気軽な感じでスタッフさんに、入荷したんですねー、これ新しいのですよね、気になってましてと世間話ぽく入ったら、お好きですか、私も実は好きでして!と熱量高めのリアクション、
状況が呑み込めず、まだ売り出したばかりでプレゼンス低いのかなと思いきや(←失礼)、よくよく聞いたら問い合わせだけはすごい受けるのに、品薄が続いていて、やっと入ってきたんだそうで。
こんなに揃ってる日はそうそうないんですよ、今日はサイズも選べます、と。この後は年明け生産数を絞る通達があったのと1月末に値上げがあるので、買うタイミングは選べないかも、との由。
そんな状況で本当にその日並べたばかり、という時にふらっと私が通りかかったらしい。
うーん、こういうのすごく引きが強いんだよな。。無意識に買いたいスイッチONになると出会ってしまう。また使い魔召喚やっちゃったかな??と半分冷静、でも現物見たら昇華どころか真面目に欲しくなった。
恐る恐るリングを試着できますか。。と付けさせてもらったら、ごつい見た目に反して痛かったりはしない。見れば見るほど細工が凝っててついついあっちからもこっちからも見てしまう。
身につけて改めて見ると、何となく好きだと思った理由が分かった。
繊細なパーツが集合してボリューム感を表現し、ごついようでそうでない、普通のようでそうでない、重量感もありすぎない、私の好きなディティールが一見普通の鎖に詰まっている。
デザインもさることながら、ゴールドのキラキラとは違う、磨かれたシルバーのしっとりした輝きがハリがなくなりつつある肌にも馴染む。
ブレスレット。お値段的にも付けやすさ的にもこれかな、と思った一番細いもの。さりげなくてこれはこれで良き。一本だとちょっと寂しいかも。
次、真ん中のサイズ。え、体型にはこれが一番しっくりくるじゃない。寄りで見るとギラギラしすぎ?と思うが、全身鏡だと丁度よいバランス。お値段にちょっと迷う。
最後、試しに一番大きいの、これはでかすぎて、平均身長の大和撫子体型にはちょっとファニーな感じになっちゃった、却下。
ブレスレットのミディアムサイズ、うううでもお値段が。。といつもの腰が引けた出川さん柳沢さん走るモード発動しかけましたが、、、
これは、多分、いつかは買うやつだ。年間予算はもちろん(ざっくり人間なりに)あるけど、じゃあちょこちょこ小さいものを買わなければいい。ぐずぐずしていれば値上がりしていき、他の買いやすい服とかに目移りしてお金を使ってしまい後悔するだろう。と腹落ちしました。
実はこの日シルバーの品ぞろえが良くて、横にはハードウェアもボーンカフも並んでいたんですが(今思えばバレンタイン~春夏向け?ちなみにボーンカフはムチムチ短い腕にはやはり幅が広すぎで断念。)、それらがどうでもよくなってしまうぐらいロックオンだったので。
問題は、リング。これはこれで綺麗。セットでしても素敵。どうする。。思わずスタッフさんに今日見送ったところで、結局すぐリングも買うだろって思うんですよ・・と漏らしてしまい、自らフラグ立てに行ってしまう。
・・・そして両方お迎えいたしました。ポイントも駆使して少しお安くなりましたがね!!ハハハハ。
シルバーのお手入れについても教えていただき、一番は頻繁に使うこと!とのことで、つけることを習慣にしようかと。
ちなみにミディアムのブレスは、ネックレスと繋げてロングにすることができるそうです・・いつ買えるのか分かりませんが(笑)。
買い物を振り返る
あああ大きい買い物してもうた、、と半日ぐらい震えましたが、元旦の最強開運日におろしてください、ぜひ!!とのアドバイスに従い、無心でおろしましたよ、なくさないように袖の中にしまってたけど。
その後も毎日眺めるか着けるかしたくなるので、やっぱり好きだなーと日に日に嬉しくなっています。どんどん今後も使って大事にします。
私の悪い癖ですが、欲しいとはっきり分かっているものに値段に躊躇して背を向けた挙句、細かい買い物で散財してしまうのです。服でクローゼットが溢れているのに満足度が低い現象とたぶん地続き。部屋の中にいるクソデカ象さんを見ないふりという例えを思い出します・・・
少なくとも気になっているなら、なぜ気になるのか、買おうと思っても買えないのか、冷静に考えたら買えるのか、必要なのかそうでないのか、ひとつひとつ選ぶ訓練をしてこなかったからかなと自分なりに反省しています。
また、引きが強いと書きましたが、品物だけでなくて、ここぞという時に超ベテランのスタッフの方に出会うことが多く、フォージについても例外ではなかったです。つかず離れず、商品のおすすめも的確。ニーズをきちんと聞き、無理な提案はしない。そのような方にお会いすると、プロの接客を自身の仕事の参考にもしたいため、学ぶ姿勢でつい聞いてしまいます。
当然セールストークとしてお話聞かないといけないとは分かりつつ、今回もとても気持ちよく選ばせていただいたので、買わされたとは1ミリも思わず納得して決めることができました。高額商品を買うのは経験も買っているとよく聞きますが、身をもって納得しました。一緒に対話しながら選んでもらわないと買わずに思いだけこじらせてたか、買いやすい値段の範囲でぐるぐるして、似合っているはずのものは見ないふりして、自滅していたかもしれない。良い買い物ができてよかった。
ちなみに「卓越したクラフトマンシップの伝統と、職人たちのこだわりを讃える」以外にコンセプトはないのか・・?と探した結果、プレスリリースにこれだ、と思える言葉がありました。
「一人一人の個性あふれる人生を祝うもの」
さりげないようでちゃんと主張しているデザインにぴったりだと思う。クラフトマンシップ、職人という言葉もしっくりのキーワードなので好きだけれども、更に個性、人生を祝うものであると思うと前向きなエネルギーを貰える気がする。やはり買ってよかった。
おまけ:もう1つやらかした件
最後かるーく触れておきますが、年初にApple Storeの初売りにも行ったんですよ(笑)。長年こじらせてたiPad mini買いました。メジャーアップグレードの気配もなし、iPhoneでのweb閲覧、読書が辛くなってきたのと、紙のノートに代わるメモが欲しい(ノート買ったことに満足して、三日坊主になる!!)ため。
店内は混雑してましたが、きちんと誘導されて待たされることはありませんでした。
iPadのキャッシュバックで、ペンシルも4割引きぐらいになり、更にペンシルのお釣りとしてギフトカードもらったので、次にiPhone買い替えるときの足しにします。最早新品のApple製品買うなら初売りなどのセールは要チェック、を申し送り事項としたい。
これでだいぶ物欲も鎮火したので、とにかく今年は買ったものを大事にする、使いきる。をテーマの一つに掲げたい。
以上、これにていったんおしまい(フォージのリングを指でくるくるさせながら)。
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