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映画好きの視点から


実はかなりの映画好きです。

2020年、2021年は自宅にいる時間が多く、初見でも200本くらい観た。
好きな作品だと何度も観るから、それも合わせると年間300本近いかも。
映画館は数か月に1度行くくらいで,主に自宅での鑑賞が多い。

好きなジャンルはざっくり言うと、主にドラマ。
まずチョイスしないのはカンフー含むアジアものと任侠もの。
アクションやヒーローものもあまり選ばない。
実話を基にした作品やドキュメント系が大好物。 

そんな私ですが、この一連の「世界のカラクリ」なるモノに気付いてから、意図的にそういう(どういう? 笑)作品を観る様になった。
界隈の方ならもちろんご存じでしょうが、ハリウッドも色々あるみたいですからね。
そっち側が製作していると、ワルをあえてヒーローに仕立て上げてる的な作品でプロパガンダしていると思える。

…まぁ今回はそんな目線で、いくつかご紹介したいとペンを取る事にします。


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「マトリックス」  ’19

シリーズ通して意味深であると言う点では、最も有名なのではないでしょうか。

当初観た時はちょっと意味がわからなかったけど、改めて観返してみると、この世のカラクリを風刺していると感じる。

主人公ネオを演じるキアヌ・リーブスはWH側だと言うしね。



「フィフス・エステート/世界から狙われた男」  ’13

ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジを描いた作品。

アサンジ本人曰く、描かれているほとんどが実際には起こっていない事や、実在しない人物が描かれていると否定的な見解らしい。

確かに、ウィキリークスやアサンジをよく知らない人が観たら、あまりいいイメージは抱かないかもしれない。
そういう意味では、印象操作色が強いかも。



「スノーデン」 ’16

アメリカ国家安全保障局(NSA)の機密事項を「ガーディアン」誌に暴露したエドワード・スノーデンについて描いた作品。

オリバー・ストーン監督はスノーデン本人と何度も会い撮影に挑んだと言うし、先のアサンジの作品とは忠実性と言う意味では相当異質だと言えるのかも。

事実、本作品の撮影をアメリカで行なわなかったのは、NSAからの何かしらの攻撃で危険に晒されている様な気がしたからだと監督は語っている。


「JFK」 ’91

ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件の犯人とされるオズワルドについて調査するうち、事件そのものの不可解さに気付き、アメリカ国家を相手に真実の追求を続けた一人の弁護士の実話に基づく作品。

映画公開当初、まだその説は知られていなかったが、この作品を通じて大統領暗殺事件そのものに対するアメリカ国家の疑惑が一躍明るみとなった。

ちなみに「陰謀論」と言う言葉は、ケネディ暗殺の真実を追求しようとするこの主人公の様な人々を陥れる為にCIAが作り出した言葉。


「華氏911」  ’04

アメリカ同時多発テロに対する、当時の大統領ジョージ・ブッシュ政権を批判するドキュメンタリー。
ゴア候補が当選した2000年の大統領選。
何故か一転ブッシュが当選した事になった事実を世界のどのくらいの人が知っているのか。
米大統領選は、疑わしい事が近年続いているのだけど。

マイケル・ムーア監督は、ここまでヤバい作品を発表しているが、その命の危機を感じた事はないのだろうか?
保護されていると見るか…それもまたプロレスか。


「ニュースの真相」’15

2004年、大統領再選を狙うジョージ・ブッシュの軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを報道したCBSと、そのジャーナリストを糾弾する他メディアについてを描く。

まだこの頃は、今より米メディアが全て腐り切ってはいなかったのだろうか。
日本のメディアなんぞ、今や全く信じるに値しない、地に落ちたものだとわかったけどね。


「復讐者たち」’21

ドイツのホロコーストを生き抜いた主人公。
妻子を殺された事実を知り、密かに復讐を決意する。

原題の「PLAN A」は、実際にあったものだと言う。
これが実行されていたら…歴史はまた違うモノになっていたかもしれない。



「MINAMATA」’20

「LIFE」誌などに写真を掲載していたフォトジャーナリストのユージン・スミス。
日本の水俣での有害物質によって侵されている被害者達の写真掲載をきっかけに、世論を動かした。

自身も危険な目に遭いながらも、真実を伝える勇敢な姿勢。ジャーナリストの鏡。
果たして現代に、彼の様なジャーナリストはどれほどいるだろう?

2020年のこの時期、この作品が公開された意味を考えていた。
エンドロールが意味深…


「アイズ・ワイド・シャット」’99

最も意味深な作品ではないだろうか。
一度鑑賞しただけではハッキリ言って意味がわからない。
いや、敢えて意味がわからない様に作られているのかもしれない。一般人には。

キューブリック監督はこの作品を遺作とし、70歳にして自宅で心臓発作で急死。

観る人によっては…相当都合の悪い作品だった様で。


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映画が娯楽だった時代。
映画会社もまた、世界を裏で牛耳るとか言われているあの民族によってほとんどが作られた。

我々庶民の多くは、スクリーンの中からも何かを操作されているのかもしれない。

それを理解した上で、数々の作品を観るのもまた一考。



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