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#映画感想文「恋のから騒ぎ」Ten things I hate about you.「阪急電車 急行は早い」の謎

タイトルは「恋のからさわぎ」なんだけれど、本当はシェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし Taming The Shcrew」が下敷き。

2008年に急性薬物中毒で急逝したヒース・レジャーの初主演作品。
転校生のキャメロン(ジョセフ・ゴードン・レービット)は、登校初日に学園のアイドル・ビアンカに一目ぼれし、何とか彼女をデートに誘おうとする。しかし、ビアンカの父親に、姉・カトリーナ(ジュリア・スタイルズ)が先に誰かとデートしないとビアンカのデートを許可しないと言われ、学校のはみ出し者パトリック(ヒース・レジャー)を雇ってカトリーナをデートに誘わせようとするが……。

今は亡きヒースレジャーが18歳のときの映画。あまりにもゴージャスで大人の男として成長しているから高校生には見えない。でも、まだ、18歳だったんだとつくづく、彼の奇跡的な軌跡を思う。
Joe Gordon Levittもでているけど、本当、子どもにしか見えない。
主人公のじゃじゃ馬を演じたのは、ボーン・アイデンティシリーズのジュリア スタイルズ。彼女は17歳だったというからすごい女優です。

ヒースのすごさを、またしても思う。早すぎる死。そして、若くしてたくさん、成功した作品にでているんだなとつくづく思う。

よくありがちなティーン映画とは一線を画するコメディ。

ジョセフ・ゴードン レビッド今や、おしもおされる大スターです。今でも、彼はヒースに似ているとすごくいわれてきっといやだと思うけど、本当にそっくりです。声も形も。
ヒースのほうが男っぽい。やはり、ヒースはブロークバックマウンティンでオスカーをとってもよかったんじゃないかな?と思う。

舞台は19世紀につくられたホテルが学校になったというシアトルの高校で撮影されたんだけれど、その舞台が本当に美しく訪ねてみたいと
思った。

そして音楽のセンスも抜群によい。ヒースがこの学校のフィールドで彼女に恋を告白して、歌うシーンとか、すごく素敵です。
歌もうまくダンスも最高。俳優ってなんでもできるんですよね。

そして、ジュリア スタイルズの妹がなぜだか、「阪急電車 急行は速い」というTshirtをきてでてくるんだけれど、すごく不思議でおもしろい。そして、すごくかわいい。

ヒースが好きなひとも、ジョー ゴードン レビットが好きなひとも必見ですよ。