ダーケストダンジョン感想とヒーロー評価
steamサマーセールで安かったので購入。難易度DarkestでDLC及びMODは無し。全ボス撃破、全ヒーローレベル6、ダーケストダンジョンクリアまで119週で計56時間くらいだった。
良かった点
〇ストレスシステム
・パーティが全員発狂したときの絶望感とか、ピンチの時に英雄化したときの高揚感とか、他のゲームでは味わえない体験ができた。また、ストレスがたまると休ませないといけないためパーティが固定化しにくく毎回パーティ構成を考える動機になるのが良かった。
〇ポジション
・非常に革新的なシステムだと思う。格ゲーにおける「間合い」をRPGのシステムにいい感じに落とし込めている。これによってキャラの特徴や敵ギミックの幅が広がり、様々な戦略性を生むことにつながっている。
〇デスドア&デスブロー
本作はまともなヒーラーが少ないためヒーローの体力が0になることが多々あるが、そのバランス調整のために死ぬのを確率にするというのは盲点だった。何回も死の瀬戸際をさまよって生還したときは盛り上がるし、調子にのって手塩にかけて育てたキャラをあっけなくデスブローさせたときの喪失感も最高。
〇死ぬと強制キャラロス
・セーブ&ロードをつい使ってしまう自分にとってこの仕様は逆にありがたかった。バトルの緊張感を維持してくれ、パーティ構成を毎回しっかりと練るモチベーションにもなった。
〇アンセスターが褒めてくれる
・クリティカルが出たときやダンジョンを攻略したときにアンセスターが褒めてくれてこれが地味ながら嬉しい。ストーリーが進むとかなりのクズだということが発覚するアンセスターだが、サイコパスは人心掌握に非常にたけていると感じた。
悪かった点
〇ボスの使いまわし
・このゲームは通常ボスが計8種類いるがそれぞれ計3回倒さなければいけない。さすがに3回目はギミックが完全にわかってしまっているのでボスに関しては後半のほうがぬるい。
〇後半が長い
・最高レベルのダンジョンにある程度なれるとボスを開放するためだけのダンジョン周回がだるくなってくる。そのうえ開放してもネタがばれてるボスなのでほぼ消化試合。
個人的ヒーロー評価
1.没落者
〇性能:★★★★☆
・攻撃力が高くスキルに癖がないので扱いやすい。体力が高いうえ回復スキル、タゲスキルも優秀なので前衛タンクとして申し分ない。
・命中率が低い。連続して当たらないと非常に禿げる。トリンケットか他ヒーローの能力で上げたいところ。
・リベンジがDMG25%CRT7%となかなか高い倍率。ボス戦で高ダメージが期待できる。
2.荒くれもの
〇性能:★★★★★
・攻撃スキルが敵の全レンジに対応できるため汎用性が高い。厄介な敵が配置されがちな最後尾に攻撃が届くのは強い。出血スキル持ちなためPROTが高い敵にも対応可能。
・前進+全体攻撃の「突撃」により場所移動させられた時のリカバリもできる。被ダメージが増えるのには注意。
3.クルセイダー
〇性能:★★★☆☆
・没落者とスキル構成が似ているが、回復スキル、タゲスキルともに没落者より上昇値が低いのでタンクにするには少し心もとない。その代わたいまつを増やす効果があるが普通にアイテムのたいまつで足りる。攻撃にアンデッド特攻がついているので積極的に廃墟に連れていきたい。
・攻撃スキル「聖槍」は後列に届くがポジション3,4でしか発動できないうえに前進してしまうので常用する場合はパーティーを考える必要がある。場所を変えられた時のリカバリとしては優秀。
4.忌まわしき者
〇性能:★★★★☆
・変容後のビースト化がウリだが変容前も強い。特に2体に毒を撒ける「ケダモノの胆汁」が優秀。2体に毒を撒けるのはレンジ2-3のこれとレンジ3-4のペスト医師の「ペスト手りゅう弾」だけ。敵とのエンカウント時にポジション4に敵が存在しない場合もあるので確実に2体に毒を撒けるのは強み。
・変容後はこのゲームトップクラスのダメージ量を持つ。レンジもポジション3まで届くので見た目とは裏腹に扱いやすい。前進スキル持ちなので場所入れ替えにも対応可能。
・変容時のストレスは専用トリンケット取得後や後半ならあまり気にならないが前半はしんどい。
5.重騎兵
〇性能:★★★★☆
・ACC、DMG、CRTのバフを全体に撒ける「指令」が強い。正直ずっとこれ撒いてるだけでも仕事する。
・味方全員のDODGEを上げられる「指揮を鼓舞」が優秀。これを最初に打つだけで仲間の生存率がぐんと伸びる。キャンプスキルの「戦術」も併せてDODGE+20の化け物集団が出来上がる。
・専用トリンケットを取得すると後衛からひたすらバフを撒き、ピンチになった味方を守る激渋指揮官ロールが可能になる。
6.賞金稼ぎ
性能:★★☆☆☆
・条件がそろうと高火力を叩き出せる前衛アタッカー。お膳立てしないとダメージボーナスが乗らないのでパーティーはある程度固定される。
・マークがついている敵攻撃時にDMG+90%の攻撃スキル「獲物を狩る」に目を引かれる。体力が高い敵には効果的だが、雑魚敵にはマークを付けてから叩くという手順が割に合わない。ボス戦では2回行動によりタゲがすぐにはがれがちなので意外と効率は良くない。
7.追いはぎ
性能:★★★★★
・ポジション配置の自由度が高くパーティーに組み込みやすい。前進、後退スキルどちらも持ち合わせているため場所入れ替えにも強く、出血攻撃も持っているためPROT持ちにも対応できる
・「決闘者の前進」は攻撃しながらカウンターの準備ができるため扱いやすい。カウンターはかなりのダメージソースになる。
・至近弾は条件なしでDMG+50%なので弱い敵なら一発で葬ることができる。追いはぎを前列に2体配置して至近弾を交互に打つムーブが爽快。
8.犬使い
性能:★★★☆☆
・全ポジションに攻撃できる「猟犬の強襲」や撃ち漏らした敵を処理しながら他の敵にも攻撃できる全体攻撃の「猟犬の襲撃」と、どのパーティにも組み込める強みがあるが攻撃力は低いので主力にはなれない。
・犬がかわいい
9.墓荒らし
性能:★★★☆☆
・攻撃力は低いが命中率が高いので安定してとどめを刺してくれる。防御貫通の攻撃スキル「顔面突き」はPROT持ちに強く、入江のカタツムリを一発で葬ることができる。
・DMG補正+40%の「突き刺し」は高ダメージを叩き出すが隊列をかなり崩してしまう。他のキャラで前進して墓荒らしを元に戻しつつ、再び「突き刺し」を撃つムーブが強い。
10.石弓射手
性能:★★☆☆☆
・メインウェポンの「狙撃」はマーク状態でないと真価を発揮しない。自分でターゲットをつけてから「狙撃」を撃つムーブは遅いので他のマーク付きと組む必要がある。後衛は競合が多いのでなんにせよ意識しないとパーティに組み込みにくい印象。
・「抑え込み射撃」は敵の弱体化にかなり有用。弱体化が入れば当たった相手はほとんどの確率でクリティカルを出すことがなくなる。
・スワイン戦では「救済の炎」によるターゲット外しでほぼ無力化させることが可能。
11.神秘主義者
性能:★★★☆☆
・主に仲間の補佐に向いている、攻撃もできるデバッファー。「弱体化の呪い」によるマーク付与、「悪霊の引手」による死体処理や後衛にいる敵の引付けなどアタッカーが攻撃に集中できる環境づくりが得意。
・回復スキル「宿命の復元」は振れ幅が広すぎて過信はできないが、ピンチの際の一発逆転になったり、一時的なデスドア回避にもなるので意外と捨てたものではない。レベルを上げると出血ダメージが増えてしまうのであえて低レベルで止めるのもあり。
12.修道女
性能:★★★★★★
・唯一のまともなヒーラー。このゲームの回復量は非常に低めになっているので、考えて使わないと戦闘時間を引き延ばすだけになる。とはいえRPGにおいてヒーラーが重要なのはこのゲームでも例外ではなく、序盤から終盤まで非常にお世話になる。
・気絶スキル「神々しい光」や潜伏解除スキル「イルミネーション」など、一部の厄介な敵の弱体化も行える。
13.ペスト医師
性能:★★★★☆
・状態異常のスペシャリスト。どのレンジにも届く毒スキルが優秀で、「ペスト手りゅう弾」に関しては同時に2体毒に侵すことができる。「胆力の煙」による味方強化や「目つぶしガス」による敵の足止めなどバフデバフ能力も持ち合わせる。
14.ジェスター
性能:★★★☆☆
・やはり高威力攻撃のフィナーレが目を引く。ボス戦はもちろん、雑魚専でも最後の一押しとして役に立つ。そのほかの攻撃はDMG補正がマイナスされているのが多いので危険な敵を速攻で倒すといったことには向かない。
・キャンプスキルはストレス回復が多く搭載されており、本人のスキルも相まってパーティのセラピストになってくれることだろう。
15.古物収集家
性能:★☆☆☆☆
・戦闘能力に関してはかなり貧弱。そのかわり探索中に金品を持ってきてくれたり、持てる金の上限が増えたりする。
・貧弱とはいえ全くやくに立たないというわけではなく、どのレンジにも届く毒スキル、味方のDODGE強化、そして古物収集家のみがもつ味方にタゲを付与するスキルなど最低限の役割は果たしてくれる。序盤は積極的に連れて行って資金を集め、後半は町で休んでいてもらおう。
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