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丸ごと冷凍弁当のススメ


 一日三食のうち,私にとって最も比重が高いのは,昼食である。

 朝はバターコーヒーとプロテインで済ませているし,夜は炭水化物を控えるようにしているため,そもそもまともにごはん・汁物・おかずが揃うのは昼しかないのだ。

 しかし,油断は禁物である。今の職場に転職した当初,近隣の食堂に通い詰めた結果(安かった),あっという間に自己最高体重をマークしてしまったのだ。雪が降り,外に出るのが億劫になったのをきっかけに,お弁当作りを始めるようになった。

 しかし,元々シフト制の職場にいた私は,月曜から金曜まで5日間連続で働くことがまず辛い。同じ7日2休みなら水日で休みたいと常日頃から思っているくらいのぐうたらである。更に朝が超のつくほど苦手で,1分でも長く寝ていたいタイプである。そんな私に毎朝起きて弁当を作れるはずなどない。

 そこで紆余曲折を経て,現在運用しているシステムを紹介したい。それが,【弁当箱を5つ用意して1週間分の弁当を丸ごと冷凍する】という方法である。

 まずおすすめの弁当箱は「フードマン600」だ。
600は600ml入るという意味なので,胃袋の大きさに合わせて400mlのフードマンミニ,800mlのフードマンから選ぶとよい。

 この弁当箱の最大の特徴は,3つに仕切られたそれぞれの部分に頑丈なパッキンが付いており,縦にして持ち運んでもそれぞれの汁が混ざらないし,外に汁が漏れ出さない点にある。極端な例をいうと,大きなくぼみに白飯とつゆだく牛丼,小さなくぼみにフルーツを入れて,弁当箱を縦にして持ち歩いても汁が混ざらずに美味しく食べられるのである。

 私はおかずの味が混ざることを嫌う方だと思う。深さのある弁当箱におかずやご飯を立体的に盛り付けた時に,味が移るのが嫌なのだ。(ただしちくわの味が移ったキュウリは好きだ)この弁当箱は汁が動かないだけでなく,高さが外寸でも35mmしかないので,物理的におかずが重なり合わないのだ。小さい仕切りは丁度おかずカップを2個並べたくらいの大きさである。

 更に,5つまとめてお弁当を作り,冷凍するにあたり,同じ規格のお弁当箱でそろえた上に,A4サイズの薄型長方形の弁当箱なので,冷凍庫に詰め込みやすい。冷凍庫の一角を弁当箱専用にして,5個積み重ねて冷凍,上から順に職場へ持参している。(凍ったまま持参し,職場の電子レンジで温めている。)

 中身は土日にまとめて作ることもあるし,少し夕食のおかずが余った時に1食分の弁当を詰めて冷凍することもある。古いものから食べるようにし,2週間程度で食べきる。(何を作ったか忘れているのでふたを開けるのが楽しみだ)食洗機にかけられるのもありがたい。

 一度ルーティン化してしまえば,継続はしやすい。モノが絡む場合には,置き場所を確保してしまうのも重要な気がする。洗い終わって空の弁当箱エリアと冷凍庫の弁当箱エリア,二つの置き場所を作ったのが今回の成功のポイントだったように思う。

 ・・・あとはヘルシーに痩せれば最高なのだがなかなかむずかしい。



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