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ペルセウスの出自

ペルセウスの伝説

では、カッシオペイアが自分の娘であるアンドロメダーのほうがネーレーイスよりも美しいと言ったことでポセイドンを怒らせます。

ペルセウスといえば、アルゴール
アルゴールは、アラビア語で「食屍鬼の頭」を意味する رأس الغول‎ (ra's al-ghūl) が転訛したものである。この名前は10世紀の終わり頃には西洋に伝わっており、アラビアから西洋に伝わった星名として最も古いものの一つである。2016年6月に国際天文学連合は、Algol をペルセウス座β星Aの固有名として承認した。

グール(アラビア語:غول、英:ghoul)は、アラブ人の伝承に登場する怪物の一種である。語源はアラビア語で「掴む(つかむ)」または「攫う(さらう)」を意味する動詞ガーラ(غال)である。死体を食べることから日本では屍食鬼と訳されることが多い。 伝承によると、砂漠に住み、体色と姿を変えられる悪魔であり、特にハイエナを装う。墓をあさって人間の死体を食べたり、小さな子供を食べたりする。

イスラム世界においては現地の民話や伝承がハディースに混合されることはよくある。グールはイスラム教誕生以前から伝承されていた存在であったが、ハディースの伝承に取り込まれた。特に二代目カリフはグールを倒したとされている。 グールの変身能力は体色を自在に変える保護色と、姿かたちを自在に変えてあらゆる人間に化ける能力があり、アラビア語には「グールのように色を変える」「グールが色を変えるように気まぐれ」など諺にも登場する。

ペルセウスをちょっと調べてみると、話の断片は聞いたことがあって、意外と大きな話でした。いろんな冒険のあと、アルゴス王になったが、ティーリュンスの王メガペンテースとペロポネソス半島東部に位置するミデア、ティーリンス、ミュケーナイと国土の交換を行い、ミューケナイ王家の創始者となる。ミケーネ文明の中心地を治めた人ということです。

たとえば

ペルセウスの神話は

ペルセウスは、アルゴスの王アクリシオスの娘ダナエと大神ゼウスの間の子供です。 アクリシオスは、「娘が産む息子に殺される」という神託を受けていたため、 生まれたばかりのペルセウスとダナエを、木箱に入れて海に流してしまいました。
 エーゲ海を漂った木箱は、セリポス島に流れ着きます。 セリポス島を治めていたポリュデクテス王は、ダナエに惚れ、息子のペルセウスを邪魔に感じるようになりました。

こんな感じで始まるわけですが、
アルゴスの王アクリシオス
セリポス島がどこにあるのかポリュデクテス王は何なのか
という背景がわからないので、ぼんやりした話になってしまいます。
このシリーズは、このあたりをなんとかしようということを目的にしていますから、まずペルセウスの出自についてみてみましょう。

父はゼウスなので、半神半人で人の中では優れた部類に入るようです。

母ダナエー(父はアルゴス王、母はスパルタの娘)

の父は、アルゴス王アクリシオス、母であるエウリュディケー、あるいはアガニッペーは、ラコニア王ラケダイモーンとスパルタの間の娘である。

ラケダイモーンは、ゼウスとプレイアデスの一人ターユゲテーの間に生まれる。エウロータスの娘スパルタと結婚し、ラコニア王となる。子供のアミュクラースはスパルタ王となる。娘のエウリュディケーはアルゴス王妃となった。

エウロ―タスはラコニア王で(ラコニア県は、ギリシャ共和国のペロポネソス地方を構成する行政区のひとつ。ペロポネソス半島南部に位置する。県都スパルティは、古代の有力都市国家スパルタの故地に建設された都市である。)スパルタの父。スパルタがラケダイモーンと結婚するとラケダイモーンに王位を譲った。

祖父のアクリシオス(アルゴス王)

は、アルゴス王アバースの息子、母の系譜は不明。双子の弟プロイトスがいる。

曾祖父アバース(アルゴス王、 ベーロスの孫)

は、リュンケウスとヒュペルムネーストラーの子
リュンケウスは、アイギュプトスの50人の息子の一人。
彼ら兄弟はダナオスの同じ数の娘たちと結婚した。
ヒュペルムネーストラーは、ダナオスの娘
アイギュプトスとダナオスはベーロスとアンキノエーの子で兄妹

ベーロス(エパポスの孫 ポセイドーンの子)

はエジプト王エパポスの娘リビュエーとポセイドーンの子で、アゲーノール(フェニキア王)と双子の兄弟。ナイル川の娘アンキノエーを妻にし、アイギュプトスとダナオスの双子の父となる。また、ケーペウスとピーネウスとが生まれた。ベーロスはダナオスをリビアに、アイギュプトスをアラビアに住まわせた。

エパポス(エジプト王 ゼウスとイーオーの子)

は、エジプトの王である。イーオーとゼウスの子。河神ナイルの娘メンピス、あるいはカッシオペーとの間にリビュエー、リューシアナッサをもうけた。

イーオー(ティターン族の孫)

は、ゼウスの恋人であり、牝牛に姿を変えられてギリシアからエジプトまで各地をさまよった。 イーオーの生まれに関しては諸説があり、河の神イーナコスの娘、ペイレーンの娘、イーアソスの娘との説などがある。 イーナコスはアルゴス地方(アルゴリス)を流れる河であり、アルゴスはゼウスの妃ヘーラー信仰の中心地であった。イーオーは本来ヘーラーの別名であり、女神の分身だったと考えられている。

イーナコス(ティターン族の子)

はアルゴリス地方を流れるイーナコス川の河神。オーケアノス(ティターン族)とテーテュース(ティターン族)の子で、姉妹の1柱メリアーとの間にポローネウス、アイギアレウスをもうけた。しかしゼウスに愛されたイーオーや、ミュケーナイの名の由来になったミュケーネー、百眼の巨人アルゴスもまたイーナコスの子といわれる。

系譜のまとめ

オーケアノス テーテュース (ティターン12神)
イーナコス
イーオー(ヘーラー)  ゼウス
エパポス(エジプト王) メンピス(河神ナイルの娘)
リビュエー       ポセイドーン
ベーロス  アンキノエー(ナイル川の娘)
          アゲーノール(フェニキア王)ベーロスと双子の兄弟
アイギュプトス ダナオス ベーロスとアンキノエーの子兄妹
リュンケウス(アイギュプトスの子)  ヒュペルムネーストラー(ダナオスの子)
アバース(アルゴス王)  母不明
           (ゼウスとプレイアデスの一人ターユゲテーの子)
           (ラケダイモーン(ラコニア王)とスパルタ)
              スパルタはエウロ―タス(ラコニア王)の娘
アクリシオス(アルゴス王) エウリュディケー         
ダナエー  ゼウス
ペルセウス

どのくらい神様の血が混じってるかは機会があったら計算しましょう。

ペルセウスの子孫

ヘラクレスはゼウスの子でペルセウスのひ孫 ミューケナイ王家の血を引くと注釈がある。12の功業

ふたご座で有名なカストールとポリュデウケースもペルセウスのひ孫でポリュデウケースはゼウスの子。兄弟でアルゴー船探検隊(アルゴナウタイ)の冒険にも参加した

母親はレーダーで、姉妹にトロイ戦争で有名なヘレネーとクリュタイムネーストラーがいる。

ゼウスの子ということは兄弟になるのかな。

まとめ

ペルセウス、ヘラクレス、双子の兄弟の冒険譚は、ギリシア神話の中で、大きな話になっている。
ギリシア神話の一つのテーマにミューケナイ家の話というのがありそうです。
最初のペルセウスがエジプト王の子孫ということになっている。
ギリシアって数学者や哲学者を排出しているので、文明が始まったとこのようなイメージがありますが、文明でいうとエジプト、メソポタミアが当然先で、パレスチナ地方のにあったフェニキアから文物が流れてきて成り立った地域なので、祖先はそちらに求めたのでしょう。
ちなみに、パレスチナ、エチオピアという語はギリシア人がいいだしがことばといわれている。
レーダーの血筋もちょっとおもしろそう。
ペルセウスはアテーナーによって天にあげられた


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