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ペルセウスが活躍した世界 *

ペルセウスはミケーネ王家の創始者で、ティターン12神から11代目で、エジプト王家の血を引いたアルゴス王の孫でゼウスの子でした。
子孫にヘラクレスや、ふたご座の兄弟がいたり、トロイア戦争で活躍する人が出て来るようです。

今日は、ギリシア神話の世界の広さについて、ペルセウスの活動を元に、ながめてみます。

初めは、ダナエーがゼウスとの間に、ペルセウスを産んだことを知ったダナエーの父アルゴス王のアクリシオスは、二人を川に流した。ダナエー親子はセリーポス島に流れ着救出され、ペルセウスは成長した。
セリーポス島の領主ポリュデクテースがダナエーに恋慕するようになり、邪魔になるペルセウスを遠ざけるためにゴルゴーン姉妹の一人メドゥーサの首を取ってくるように命じた。
ゴルゴーン姉妹は、西の彼方のオーケアノスの流れの近くに住んでいた。
ゴルゴーン退治から帰る途中、リビュアを飛行した。
またペルセウスは巨人アトラースが支配するヘスペリスの園を訪れた。
生け贄とさせられようとして、波の打ち寄せる岩に鎖で縛りつけられたエチオピアの王女アンドロメダをたすけて結婚する。
セリーポス島に戻る。
妻や母と共にアルゴスに帰国した。アクリシオスはペルセウスを恐れてアルゴスから逃亡し、ペルセウスはアルゴスの王となった。
競技会の時、ペルセウスが投げた円盤が観客席にいたアクリシオスにあたり、亡くなってしまう。
ペルセウスは自分が殺してしまった祖父の国土を継承することを恥じ、ティーリュンスの王メガペンテースと国土の交換を行い、ミデア、ティーリンス、ミュケーナイの支配者となった。

これらの話の空間的広がりを見てみましょう。ギリシアは、バルカン半島の南端と現在はコリントス運河によって完全に島になったペロポネソス半島が主な領土です、東にエーゲ海、西にイオニア海が広がっています。エーゲ海の向こうは、トルコがあるアナトリア半島、イオ二ア海の向こう側はイタリア南部とシチリア島があります。
エーゲ海に散らばる多くの島々もギリシアの領土でもっとも大きいのがエーゲ海の南の端のクレタ島です。島の南は地中海で海の向こうにはアフリカ大陸に、リビア、エジプトがあります。

ギリシア

現在のギリシアは、ギリシアは13のペリフェリア(地方)、74の(県)、325のディモス(市)に区画されています。
1は首都アテネがあるアッティカ。ペロポネソス半島の南半分は、9ペロポネソス、半島の北半分は12西ギリシャの南半分になっています。

アッティカ 2 中央ギリシャ 3 中央マケドニア 4 クレタ
5東マケドニア・トラキア 6イピロス 7イオニア諸島
8北エーゲ 9 ペロポネソス 10 南エーゲ 11テッサリア
12西ギリシャ 13西マケドニア
14アトス自治修道士共和国(アトス山)

13のペリフェリア(地方)

ペロポネソス地方は、5つの県にわかれています。今日の話題は、16-18のアルゴリダ県、今は市町村合併?で4つの市になっていますが、10年ぐらい前までは16の地域に分かれていました。
ちなみに、22は、ヘラクレスが獅子を倒したことで有名なコリンティア県のネメア市です。

ペロポネソス 16-19アルゴリダ県の4つの市

アルカディア県 1. トリポリ 2. メガロポリ 3. ゴルティナ 4. 北キヌリア 5. 南キヌリア
ラコニア県 6. エヴロタス 7. モネンヴァシア-エラフォニソス 8. 東マニ 9. スパルティ
メッシニア県 10. カラマタ11. 西マニ 12. メシニ 13. ピロス=ネストラス 14. トリピラ 15. イハリア
アルゴリダ県 16. ナフプリオ 17. エピダウロス 18. エルミオニダ 19. アルゴス=ミキネス
コリンティア県 20. コリントス 21. ヴェロ=ヴォハ 22. ネメア 23. シキオナ
24. クシロカストロ=エヴロスティナ 25. ルトラキ=アイイ・テオドリ

2がアルゴス11ミデア12ミキネス(ミキーネ)14ネア・ティリンタ 政庁所在地ティリンスです。

アルゴリダ県

セリフォス島はアッティカ地方の沖、ケア島、キトノス島の南にある島

セリーポス島(セリフォス島)

古代ギリシアは地中海の北の大地がエウローパ、南がリュビアー、ナイル川より東側がアジアでこの大地の周りを、オーケアノスが流れていると考えらていた。このあたりにゴルゴーンが住んでいた。

古代ギリシアの世界観

ペルセウスは帰りにリュビアーを通るが西の端のアトラス山脈のあたりに、ヘスペリスの園があったのかもしれない。その後ナイル川の上流エチオピアを通ってセリフォス島に帰ります。

ヘロドトスの世界

アルゴスもミキーネも、旧行政区域で、現在では一つの市にまとめられている領域です。当時は移動手段がなく世界が大きかったので現在の世界観で考えることはできないですし、ミケーネ文明の中心地だったということなので、現在の首都ぐらいの大きさ感はあったのだろうなあと思います。


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