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ついに神統記に手をだしてしまった。*

ギリシア神話のことをかいつまんでいましたが、いろんなエピソードがどこにあるのか知りたくなって、ついに神統記に手を出すことにしました。
ちょっと読んでみたら(ギリシア語は読めません)細かい描写を読み取ることができておもしいところがあるとともに、使い慣れない文字が多くて、これを読むのに漢字検定が必要なのだなあと思ったりしています。

読めなかった文字や、わからなくて調べたことなどを書き連ねてみることにします。

ムーサ(古希: Μοῦσα, Musa)は、ギリシア神話で文芸(μουσικη; ムーシケー、ムシケ)を司る女神たちである。英語・フランス語ではミューズ ( Muse) として知られる。 ムーサたちはパルナッソス山に住むとされており、またヘリコーン山との関係が深い。ヘリコーン山にあるアガニッペーの泉とヒッポクレーネーの泉を主宰する場合にローマ神話の泉の女神「カメーナエ」と同一視された。ムーサたちを主宰するのは芸術の神・アポローンである。

ヒッポクレーネーの泉は、ヘリコン山頂にあり、ペガソスの一蹴りで岩から湧きだしたといわれている。

ペルメッソス川、オルメイオス川と合流して北流し、コパイス湖に注ぎ込む川

赤印は ヘリコン山

エレウテル:ヘリコン南東にあるキタイロン山脈南麓のエレウテライ
ピエリア:オリュンポス山北麓の地域。ムーサイの生誕の地

アイギス:ギリシア神話に登場する防具。主神ゼウスのものとも、ゼウスが娘の女神アテーナーに与えたものともされる。ありとあらゆる邪悪・災厄を払う魔除けの能力を持つとされている(ゼウスの防具とされる際は、天空と雷の神である彼の性質から雲の象徴ともされる)。鍛冶神ヘーパイストスによって作られたとされ、形状は楯であるとも、肩当てまたは胸当てのようなものであるとも言われている。幼少時のゼウスに乳を与えた山羊・アマルテイアの皮が張られているとも言われる。なお、「アイギス」とは元々、山羊皮を使用した防具全般を指す名称であった。

玲瓏 れいろう ② 金属や玉などが触れ合って、冴えた音で鳴るさま。また、音声の澄んで響き渡るさま。

闇黒 あんこく
弁える わきまえる
燦   きら(めく)
扼する やくする
奸知 かんち   よこしまな知恵。わるがしこい知恵
宴楽 えん‐らく
耽る ふけ‐る
父神 ふしん
蒙る こうむ‐る
憂悶 ゆうもん 憂えもだえること。
星辰 せいしん 星。
福分 ふくぶん もって生まれた好運の量。
逞しい たくまし‐い
悍ましい おぞましい
強悍 きょう‐かん  つよくあらあらしいこと。
倅 せがれ
厭わしい いとわし‐い いやだ。いとうべき、忌むべきことだ。わずらわしい。
和草 にこ‐ぐさ 葉や茎の柔らかい草。一説に、ハコネシダの古名とも。
弁える わきま‐える
夥しい おびただし‐い
翔り かけり
滔々と とうとうと
宥める なだめる
赫赫たる  かくかくたる 赤く輝く様子。功名などが著しい様子。
享ける   うける
易易と やすやすと
纏う まとう
業に勤しむ わざ(ごう?)にいそしむ
房々 ふさふさ
捏ねる つくねる

序歌
宇宙開闢
 初めにカオスが生じた。(闇などが充満する巨大な空隙。混乱、混沌の意味はない。)
 胸広きガイア
 道の広がる地の奥深くある、闇黒のタルタロス
 不死なる神々の中でも最も美しエロス
カオスの子
 夜と昼が生じた
ガイアの子
 ガイアはまず己の身に等しく、星の林の天空を生むと、わが身をすっぽりと覆わせ
ウラノスの去勢、王権の交替第一幕
 ことごとく、ガイアの洞窟に隠し続け、光の中に出してやらず
 さて、大いなるウラノスが夜を運んでやってきて、情交を求めてガイアの上にのしかかり、八方に体を広げると
 キュテラ島 キュプロス
 アプロディティ アプロス(泡)から誕生
 キュテレイア キュテラ島へ漂着
 キュプロゲネス キュプロス生まれ
 ピロンメディス メーディア(性器)から生まれた
ニュクスの子
 オケアノスの彼方で、美しい黄金の林檎と、その実を結ぶ木々とを守るヘスペリデス
 ゲーラスとエリスも生んだ
エリスの子
 プセウドス(嘘)ロゴス(屁理屈)
ポントスの子
 ネレウス 過つことなく穏和で、人の道を忘れず、公平で穏和な配慮を弁えている
ネレウスの子
 優れた手技の心得ある、50人の娘
タウマスの子
ケトとポルキュスが生んだ怪物たち
 ケト 語源はケートス、海の巨大な魚、怪物
 クローカス色の衣のエニュオ
 ゴルゴたち、玉の声のヘスペリデスたちのいる所、オケアノスの彼方、夜に向かう世界の果てに住む。ステンノ エウリュアレ メドゥサ
 ペルセウスが頭を切り離すと、クリュサオルとペガソスが跳びだした。
 ペガソス、オケアノスのペガイ(泉)のほとりで生まれたから
 クリュソス(黄金)のアオル(剣)を持つから
 クリュサオルとカッロリエからゲリュオネウスが生まれた
 エリュテイア島(スペイン沖合にあると考えられた神話的島)
 ここでもヘラクレスがでてくる。牛飼いエウリュティオンも
 エキドナ 半身は頬美しいニュンフ、半身はまだら蛇、地の底
、うつろな岩の下の洞窟。アリモイ人(小アジアかイタリアかどこの人かわからない)の国の地の下
 エキドナの子 番犬オルトス 50頭 レルネのヒュドラ(ヘラが養育)
        キマイラ ピクス(スフィンクス)ネメアのライオン
        ラドン(蛇)
  ヘラクレスは、アンピトリュオンの子といわれているが実はゼウスの胤
  キマイラ 三つの頭 前ライオン 牝山羊(キマイラ) 後竜蛇
       火を噴く
  ピクス 女性の顔とライオンの体 テーバイ人の破滅となった
    フェニキアの王子カモドスはギリシアでテーバイを建国した
  ネメアのライオン トレトス山とアペサス山を扼していた。
  ラドン 広い世界の果て、暗黒の大地の底で、金無垢の林檎を守っている。
  ヘスペリデスがいるのは大地の底なのか?
 
テテュスとオケアノスの子
 最も位高いステュクス
 年かさの娘たちが3000 陸といわず海の深みといわず、等しく訪れてまわる輝かしい姫神。
 滔々と流れる河川も同じ数だけあり、オケアノスの息子で、そのすべての名を語るのは、死すべ人間には至難の業、ただおのおの近くに住む人々がそれを知る。

テイアとヒュペリオンの子
 ヘリオス(太陽) セレネ(月) エオス(曙)
クレイオスとエウリュビアの子
 アストライオス パッラス ペルセス
 エオスとアストライオスは風とヘオスポロス(明けの明星)、燦 めく星々を生んだ
ステュクスの子
 ニケ(勝利)ゼロス(妬み心)クラトス(権力)ビア(暴力)
ポイべとコイオスの子
 黒い衣のレト;人にも神にも穏和で優しいオリュンポスで最も温厚な神
 アステリア 
ヘテカ賛歌
 アステリアとペルセスの子
 大地、海、空で職分をもっている。福分を授ける権利
クロノスとレイアの子ゼウスの誕生、王権の交替第二幕
 レイアはクロノスに屈服して、輝かしい子供たちを生んだ。
 神々と人間の父ゼウスを生もうとする時 
 両親であるガイアとウラノスに相談。
 父親の復讐、嚥みこまれた子供たちの復讐
 愛しい娘の懇請に、起こる定めのことを残らず告げた。
 出産前に、クレタのリュクトスへ送り出した。
 ガイアはその子を受け取りクレタで育てることにした。
 レイアは彼を運んで、黒い夜を衝いてクレタへ
 リュクトスでアイガイオンの山中、大地の隠れ穴の下の洞穴に隠した。
 大きな石を布にくるんでクロノスに渡した。
 一年が巡るとガイアの思慮深い教唆に欺かれ、己が子の術策と力に敗れて奸知に長けたクロノスは、子らを戻した。
 最後に嚥みこんだ石。ゼウスはピュト(デルポイ)でパルナッソスの山狭の道の広がる地に埋め込み、記念とした。
 ゼウスは、父(クロノス)の兄弟たちを解き放った。ウラノスの子ら(キュクプロス)
 彼らはゼウスへの恩遇への感謝を忘れず、雷とくすぶる雷火、それに稲妻を提供したが、それまではガイアが隠していたもので、ゼウスはこれを頼んで、人界神界に君臨する。

イアペトスとクリュメネの子
 アトラス メノイティオス プロメテウス エピメテウス
 エピメテウスがゼウスから妻として乙女の塑像をうけとった。
 プロメテウスは、しばられた。翼の長いワシが肝臓をついばんだ
 ヘラクレスの行いによって地上で誉れが上がることをゼウスは念じていた。

プロメテウスとゼウスの対決
 メコネ(シキュオンの古名)で人間とゼウスの取り決めの時、プロメテウスは肉と骨を並べてゼウスをだました。
 ゼウスは、火の力をトネリコの木に与えようとしなかった。(雷火に撃たれた木から火を得たことから木の中に火があると信じた。)
 プロメテウスは大茴香にいれて盗み出した。

女性の誕生
 火の見返りに、淑やかな乙女に似た姿を土から捏ねた。
ティタノマキア
 ブリアレス コットス ギュゲス
 ヘカントケイル(五十頭百手の巨人の姿をしている。)
 ネクタルとアンブロシア
タルタロス
 天と地 地とタルタロス は同じ距離
 青銅の金敷が落ちるのに九日九夜かかる
 周囲は青銅の牆、夜が三層沈んでいる
 ここがティタン族がいる所
 ポセイドンとヘカントケイルが住んでいる
 アトラスが支えているところで、夜と昼が青銅の敷居を跨ぎながら入れ替わる。ニュクスの子供、ハデス、ステュクス、タウマスの娘が住んでいる。
オケアノスの支流の10分の1は、清冷の水となって巌から滴り落ちる。神々の大厄となる。
テュポエウスとの戦い
テュポエウスの子
ゼウスの登位
ゼウスの結婚
 メティス アテネを生む前に嚥見込んだ
 テミス ホライ(季節)はエウノミア(秩序)ディケ(正義)エイレネ(平和)の三人、
    モイライ(運命)はクロト、ラケシス、アトロポス
 エウリュノメ カリテスはアグライア、エウプロシュネ、
ポセイドンの子、アレスの子
 トリトン
ゼウスのその他の結婚
 アトラスの娘マイア ヘルメス
 カドモスの娘セメレ ディオニュソス
 アルクメネ ヘラクレス
第二の序歌
 デメテルはクレタの肥沃の郷のすき返した畠でイアシオスとの間にプルトス(富)を生んだ
 ネレウスの娘、銀の足のテティスは、ペレウスに屈服してアッキレウスを生んだ。



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