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【書籍紹介】月に18.5万円入ってくる高配当投資 再現性高い!

株式投資に関する本をよく読んでいますが、新たな気づきが多かった最近読んだ本を紹介します。

15万人を超えるTwitterフォロワーを抱え、ブロガーとしても有名な「長期株式投資」さんが書かれた、日本高配当株への長期投資を推奨する投資本です。

著者は、日本の高配当株をコツコツ買い増し、今や資産8,000万円超えの凄腕投資家さんです。(現時点では1億円越え・・・)

内容は投資初心者から玄人まで、多くの人に学びがある中身の濃い一冊だと思いました。その中で特に僕が印象に残ったポイント3つお伝えします。興味持たれたら是非著書を実際に読んでみてください!

配当投資のプロがなぜ米国株ではなく日本株?

巷では、やれ米国株だ、やれ海外株式インデックス投資だとみんなが言い、日本株のダメ出しが多く聞こえてくる中、世間の声などどこ吹く風。日本株式へ資産の多くを投資されています。

著者は明確にその理由を以下5つ挙げています。

  1. 税制上有利

  2. 企業価値の観点から相対的に安く買える

  3. 世界屈指の国際優良企業は存在する

  4. 日本の国際優良企業への投資は国際分散投資と同義

  5. 株主優待制度は個人投資家にとって圧倒的に有利

僕は特に上記③、④は確かに!と強く納得しました。日本に本社があるってだけで、売上・利益の多くを世界中で稼いでいるグローバル企業は日本においても沢山あります。

その中の厳選した強い企業を選べば、日本企業への投資ながら安定し且つ、国際分散効果も得られるという訳です。

日本企業とひとくくりにして選択肢から外すのは確かに勿体無いですね。日本人である以上、日本企業を応援したい気持ちは皆さん同じかと思います。


日本独自の制度とも言われる株主優待も、個人投資家には長期で保有するモチベーション維持に貢献していると思います。身近な商品が毎年贈られてくるのは何とも言えない優越感があります(笑)


否応なく投資を継続できる「仕組みづくり」

この章では特に以下3つの仕組みは効果的だと感じました。

  1. 配当金の見える化でモチベーションUP

  2. 財布とメンタルに優しい1株投資

  3. 現金のクッション性は最強

以下、それぞれ解説していきます。

配当金の見える化

著者は株式投資を長く続けていくためには「少しずつでも着実に資産形成が進んでいる」という実感を持てるかどうかが重要と言います。

株価の上下に一喜一憂してたら神経をすり減らすだけです。

定期的に受け取ることが出来る配当は、株価の変動程の変化はありません。この配当金の見える化をするツールがあります。僕が使っているのは「配当管理」というアプリ

無料で使う事も出来るのでお勧めです。

凄く分かりやすく纏められていたのでリンク付けておきます。僕もこれ位高いクオリティのブログ書きたい!


1株投資

日本株の取引は100株単位で売買を行うのが主流。それだと大きな資金が無いと出来ないよ・・・とあきらめてしまう人もいると思います。

ただ今は、破格の手数料で1株ずつ投資できるサービスがネット証券を中心に提供されています。

お勧めは、「SBI証券」。なんと、無料で取引できちゃいます!
楽天証券も同様おすすめです。

1株単位ならお財布にも優しいし、万が一暴落が来ても少しずつの投資なのでメンタル的にも安心ではないでしょうか。

実際、僕はSBI証券使っていますが(慣れれば)使いやすく、日本高配当株への投資を長期で行うのに非常にお勧めです。


現金クッション

株価が絶好調の時は現金を全て株式に替えておかないと損な気分になるものです。

僕も過去はこれだ!と思った成長企業へフルインベストメントをし、突然の暴落に一喜一憂、そして結果損をした事が少なくありません。

現金は王様、というように現金の余裕があれば、暴落時に逆にチャンスと捉え、狙っていた優良株式を割安で購入出来たりと、気持ちの面でも、より機動的な投資が実施出来る機会が作れます。

精神的なゆとりは、長期投資を続けていく上で大切な要素です。


「死ぬまで持ちたい銘柄17」

Twitterにおいても発表されていますが、著者の努力と涙の結晶である「死ぬまで持ちたい銘柄17」が掲載されています

本書には1社につき1ページを割き詳細記載があるので、詳しくは著書を見て頂いたり、実際企業HPや有価証券報告書などをご覧頂き、是非投資判断に活用下さい。

セクター銘柄(コード)特徴
1. エネルギーINPEX(1605)石油・天然ガス開発
2. たばこJT(2914)たばこ 世界5位
3. トイレタリー花王(4452)トイレタリー 日本首位
4. 医薬品アステラス製薬(4503)医薬品 国内2位
5. 医薬品大塚HD(4578)製薬国内大手 ポカリ
6. タイヤブリヂストン(5108)タイヤ 世界首位
7. 機械コマツ(6301)建設機械 世界2位
8. 機械クボタ(6326)農業機械 世界3位
9. 商社伊藤忠商事(8001)総合商社大手 非資源強い
10. 商社三井物産(8031)三井Grp中核 資源に強み
11. 商社三菱商事(8058)三菱Grp中核 総合力に強み
12. 金融三菱UFJFG(8306)金融グループ 国内首位
13. 金融三井住友FG(8316)金融グループ 国内2位
14. 取引所日本取引所Grp(8697)国内独占企業
15. 保険東京海上HD(8766)損害保険 国内首位
16. 通信NTT(9432)通信 国内首位
17. 通信KDDI(9433)通信 国内2位

by 長期株式投資さん


僕自身も投資している先があり嬉しく思いました!

選定された企業を見ると日本もしくは世界でシェアが高い企業が殆ど。企業規模は勿論、収益率も高い企業ばかり。

著者曰く、私たちが生きている間に経営破綻する事は無い、安心して長期保有できる、いいえ、長期を超えて永久保有できる銘柄群との事^^

絶対という言葉はこの世に存在しませんが、破綻の可能性は限りなくゼロに近い、それ程優れた選ばれし企業。正に日本代表企業ばかり。

人気銘柄だけに、めったに株価は下がりません。暴落時を虎視眈々と狙っていきましょう!


おまけ「投資賢者の名言」

最後に、著者が困難な状況に直面した時に心の支えになってくれた言葉集のうち2つをシェアさせて頂きます。

好きな保有期間は永遠だ

世界のカリスマ投資家、ウォーレン・バフェット氏の言葉。

長期保有を好むバフェット氏。良いビジネスが良い経営者に率いられているならば、売却の必要性は存在せず、保有を継続していても問題ない。

そんな企業と二人三脚で資産を積み上げていきたいものです。

最高のパフォーマンスを上げている個人投資家は口座の事をすっかり忘れていたか、既に死亡していた人

これは有名な格言。投資信託の販売・運営会社のフィデリティのチームが調べたら上記の結果を得たとの事。現代はあまりに多くの情報が飛び交う為、「何かしなければ」とトレードを繰り返し、結果失敗に終わっている投資家が大半です。

短期的には株価に影響を及ぼす可能性はあるものの、長期的にはノイズに過ぎない事が殆ど。長期投資期はじっくりと腰を据えて、優良企業の動向を見守りましょう。

非常にお勧めの本なので、是非お手に取ってご覧ください。


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