マガジンのカバー画像

エッセイ

11
その瞬間に思ったことを書いた記事の詰め合わせです。 1つあたりの記事の分量は短めです。
運営しているクリエイター

#小学校の先生

教育の73%は授業

僕の勤める中学校では、8:20から学校がはじまり、15:10 には帰りの会が終わる。 始業から終業まで、410 分間だ。この 410 間の教育活動の内訳は次の通りだ。 学校で過ごす時間の 73% が授業なのだ。この記事で僕が言いたいことは「授業で子どもを育てていこうぜ」ということだ。 学級づくりも生徒指導も道徳教育も ホームルームや総合の時間、朝の会、帰りの会にのみ行われるものではない。 生き生きとした学級を特別活動だけでにつくれるはずはないし、生徒たちが安心感をもて

Twitterは、アップデートする教科書だ。

Twitterに投稿されてる教員の方々の「つぶやき」は面白い。 教育関係の書籍よりも、ためになると感じることが、しばしばありますね。 最近の教育書籍は、理論多め。 まわりくどめ。文章長め。 「どのようにして生徒に分かりやすく伝えるか」という内容が書かれた本の文章を読んだことがありました。 文がまわりくどすぎて、読者に伝わってこないという矛盾。文字数を稼いでいるのだろうか。 例えると「トヨタで学んだ”紙1枚”にまとめる技術」という本のページ数が210ページあるみたいな

教員の心は、いつまでも若い。

夏休みの登校日、久しぶりにクラスメイトが集まった。 この時期の定番。夏休みの思い出30秒スピーチ を教室で開催。 説明しよう。夏休みの思い出30秒スピーチとは 30秒程度で夏の思い出を話す。 1個の体験に絞って詳しく話しても良いし、複数の体験を話しても良い。 オチはなくても良い。 教卓の前で話す。 と、いたってシンプルな催しである。 シンプルだが、これが面白い。 生徒それぞれの 予想だにしない体験がクラスメイトを惹きつける。聞く生徒のリアクションもよくて、教

”ことわざ”は仕事の本質【教師の失敗談】

「実際、よくあることだよね~」 ということが何百年と語り継がれてきたから、令和の時代にも”ことわざ”が残っているのだと思う。 今もなお辞書から消えることない”ことわざ”は、世の本質を表している。 逆に「実際、あんま無いよね。」という”ことわざ”は語り継がれることはなく、消えた言葉もあるらしい。 この記事では、”急がば回れ”という”ことわざ”を痛快したエピソードを紹介します。 教員のみなさま。 「あほやな~、自分は絶対に気を付けよう。」という気持ちで読んでください。

あだ名を禁止すると子供は育たない【教員】

「あだ名禁止」「さん付け奨励」という小学校の方針が、今になって物議をかもしています。 あだ名禁止の理由は、「人から呼ばれて嫌なあだ名を封じ、嫌な思いをする生徒を出さない」ためです。 あだ名を禁止すれば、心ないあだ名をきっかけにしたトラブルはなくなります。トラブル処理に時間がかかるということもあって(ただでさえ教員は超過勤務)、学校が禁止と掲げる方針には痛いほど理解できます。 ”さん付け奨励”の理由は「より平等になり、性的マイノリティーの人々への配慮になる」ためです。

コロナの勢いは机に表れる。

先日、教員ならではのデスク周りという記事を書きました。(記事が思ったより好評でめっちゃ嬉しい) ”デスクをきれいにしましょう”というメッセージと手法を記事に書いたのですが、コロナの勢いによって、僕のデスクは今日とんでもないことになっていました。 ■4日間ぶりの学校夏休みに入りゆっくりしていました。 今日、久しぶりに学校に行き、職員室に入ると・・・自分の机に”おふだ”が貼られているではありませんか。それも6枚ほど。 デスクにつき、そのお札が ”僕宛ての電話のメモ” であ