痔の話をしようか?
患ったことのある方ならあの痛み・不快感・羞恥心が分かるかもしれません。
私は婦人科のオペをした後、腹部に力を入れてしまうせいか痔を患ってしまいました。
今までになんどかいぼ痔にはなったことがあるけど、たいていボラギノールの座薬を入れたりしたら数日には治っていたので今回もそうだろうと思っていました。
・・・が、今回はとても頑固でボラギノールを使っても、内服薬を飲んでもダメ。痛くて痛くてまともに座れないほどに。
婦人科のオペをして1ヶ月休職をしたものの、復職してからストレスとオペ後の鈍痛で自律神経を病んでしまい、1ヶ月働いた後また休職となりました。
休職している間になんとかせねばということで生まれて初めて肛門科なるものを受診しました。地元では割と有名なクリニックで待合室には比較的おじさんが多かった印象。受付には痔の手術をされるであろう男性2人が入院の手続きをされていました。
そしてやはり羞恥心との戦いでした。
診察台では下着を膝の辺りまで下げて、お尻を出したまま右側臥位に。お腹辺りはタオルをかけてもらいました。
診察の結果、外には立派ないぼ痔があって、中にもこれからという痔が潜んでいるというじゃないですか・・・。
そして、処置に・・・。
私が受けた処置は今考えても肛門がきゅってなるけど、いぼ痔をゴムで縛って壊死させてしまうというゴム結紮術という割と原始的な方法らしいです。
説明されてもイマイチピンと来ませんでした。
いぼ痔がとても成長していたので、正直触られるだけでも痛いのですが、そこにゴムをかけた瞬間激痛が。
「痛い!!!」
と大声で叫んでしまいました。
おそらく待合室の方々の耳には入っていただろうから、恐怖を煽ってしまったことかと・・・申し訳ないです。
いぼ痔にゴムをかけるのが先か、いぼ痔を内側に押し込んだのが先かはあまりの痛さで忘れてしまいましたが、器具のようなものを使って輪ゴムをかけたのは覚えています。
先生から
「痛かったね~よく頑張ったね~」
と褒めていただき、衣類を整えてフラフラと待合室に。痛さのあまりに羞恥心がどこかに行ってしまったようで、待合室の方々の目も全然気になりませんでした。
そして処方薬を薬局に取りに行きました。男性の薬剤師さんが受付をしてくれましたが、『痛さ>羞恥心』でした。ドライブスルー薬局でよかった。
その後、腹部に力を入れる度にゴムが気になって仕方有りませんでした。
処置から2日くらいして何だかゴムが外れているような感覚になって大丈夫かなぁ・・・と思っていたのですが、後日受診したら無事いぼ痔部分が脱落していることが分かりました。
治りが悪かったら手術を・・・みたいな話をされて、ビビり上がりましたがその後は痛みもなく経過しています。
1度だけ後に控えていたものかもしれませんが、『いぼ痔再発か?』っていうものがありましたが自然に消えていました。それ以降は全然ありません。
ゴム結紮術をする前の痛みがずっと続くことを考えたら、早く受診をして一瞬の激痛に耐えた方が楽になるのは早いかもしれませんが、もし私がもっともっと若かったら受診する勇気はなかったと思います。
婦人科のオペをして肛門科を受診して・・・受診に関してはもう怖い物なしかもしれません。
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