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疲れたら全力で余白を作りにいこう

金曜日に有給をとった。

特に何か予定があるわけではない。

ただ、私はたまに限界を感じると有給を取って2時間かけて電車とバスを乗り継ぎ実家に帰る。

そして、溜まったドラマを観ながらブログを書き、家族に近況報告をするのだ。

『実家に帰りすぎじゃない?』

としばしば突っ込まれるのだが、実家を出て早1年、私は予想以上にダメージを受けていたことに気付いた。

それは、家族のあたたかさだけじゃない。実家に帰ることは、自分の余白を作る行為でもあったのだ。

まず、家に帰るまでの2時間。一見無駄に見えるこの時間は、かつては空想にふけったり、本を読んだり、ブログをスマホで書く時間だった。

次に、生まれ育った場所の空気を吸うだけで、ダメージが癒えることがわかった。幼稚園の頃から見ている馴染みのある景色が目に映るだけで、特になんでもなくてもホッと心がゆるむらしい。

そして、田舎であるがゆえ周りに何もなく、ただひたすら家に籠るくらいしかやることのない場所は、内省にぴったりだ。

単純にやることがないだけなのだが、意外と『何もしない』状況というのは意図的じゃないと作れなかったりする。

実家から通っていたときは、往復4時間がしんどいなぁ、なんて感じていたが、一人暮らしを始めてみても、なんだかあまり時間が増えた気がしないし、疲れが軽減した気もしない。

それは多分、意識的に余白をつくるのが、きっと上手じゃないからなのだ。

たぶん、故郷を離れて都会に出てきた時点で、ちょっぴりストレスを抱えながら生きることになる。そんななかで、うまく生活をコントロールして、ストレスを溜めずに生きるのは結構大変なことだ。安らげる場所もないまま、つい働きすぎたり、予定を詰め込んでパンクしたり、人付き合いに疲弊してしまったりする。

最近私と同じ田舎から出てきた友達がいるが、やはり土日は実家で過ごすのがデフォルトらしい。

上手な余白の作り方が見つからない限り、私はちょこちょこ実家へと足を運んでしまうんだろう。

いずれにせよ、都会の一人暮らしは精神が摩耗していく。これからもここで生きていくために、自分の癒し方を考えなくちゃ、と思う。



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