
完璧主義って全然まったくこれっぽっちも完璧じゃない
以前、遅刻に関する取材を先生にしたときに、
『完璧主義の人ほど遅刻する』
と仰っていたのがものすごく印象的だった。
完璧主義なら、きちんとオンタイムに到着しそうなものである。
でも、完璧主義であるがゆえ、いつまで経っても身支度が終わらない。そして、ちょっと時間ができると家事なんかもやり出して、しかも終わるまで途中で辞めないから結局遅刻してしまうらしい。
しかも、5分遅れたりすると、それはもう完璧じゃないので、じゃあ30分遅れてもいいか、みたいなマインドになってしまうからタチが悪い。
遅刻だけでもこれだけの影響が出るのに、他の部分での影響はもっと深刻だ。
まず、完璧に仕上げたいがため、完璧に仕上がるまでの下準備が整わないとそもそも着手しない。
次に、完璧に仕上げたいがため、100%以外のアウトプットを認めない。よって、いつまで経っても下書きすら上がって来ない。納品もどんどん延びていく。
最終的に、完璧にできなかった自分を責め始め、自己肯定感が下がるエンドレス。
アッ!!!全然もう完璧じゃないね!!!!
おそらく、このnoteを読んでいる人はちょっぴり完璧主義なんじゃないだろうか。
完璧にやらなくちゃいけない、という謎の使命感を抱きながらも、完璧にできない自分に辟易し、『自分って本当にダメダメだな』なんて思っているんじゃないだろうか。
完璧主義は、人生を歩みながら身につけてしまった「考え方のクセ」である。
なので、それを根本的に直すのは結構難しい。
そのなかでも、1番手っ取り早いのが、まずは6割くらいの完成度で出す練習をしてみること。
そうすれば、案外6割でもなんとかなったり、高評価を得られたりする。
「このくらいの完成度でもいいんだ」
というレベル感に慣れることが大事なのだ。
だから、私が最近あげているnoteは全部10分以内で書き切る!というマイルールを勝手に設けて書いている。
全然完璧じゃないけど、全然完璧じゃないnoteにつくコメントはいつもあったかい。
完璧じゃない自分を、許そう。
https://www.youtube.com/watch?v=6hM9jedEz08