#1 文化祭のオファー
2023年の8月に文化祭のオファーをいただきました。
半年前に学生が主体のレストランの責任者をやらせていただきまして、
なんとか無事に終えることができ、来年も引き続きやってほしいとお声がけいただきました。
適任者がたまたまいないということもあり、また前回の内容も多少評価していただけた様でした。
私としてはとてもやりがいのあるお仕事なので、
二つ返事で引き受けることにしました。
前回の文化祭の後、学生にアンケートを取りました。
もし翌年もお話があった場合同じ生徒でやる可能性が高そうでしたので、
参考になると思い、また実際どういう感想だったか知りたかったのもあります。私自身初めてのことでしたので、反省するところも多々ありました。
そのなかで良かった点として、学生達自身でレストランを営業できたところだったのですが、その反面メニュー作りをすべて私がやってしまったことが一番の反省点でした。
正直スケジュールが厳しくなり、学生の意見をほぼとりいれることが難しくなり、ほとんど私が考案したメニューになってしまいました。
アンケートでもそのことについて残念がる学生もいました。
なので今回は学生にメニュー作りからやってもらいたいと考えておりました。
9月になり最初のミーティング時にそのことを伝えました。
ただ今回は前回と会場が異なりまして、また前回は予約制でやったのですが、今回は予約制ではない形をとることとなりました。
つまり料理の内容もかなり変更になることとなります。
ここで最初の問題が起きました。
去年と違うことについて一部の学生から反発がおきます。
どうして昨年と違うのかと?
予約制の廃止や料理内容の変更に不満の声が上がりました。
まあ私自身も前回と同じ条件だと思って引き受けていましたので、
残念には思っていました。
ただ学校にもいろいろ事情はあります。
文化祭のイベントは多岐にわたり、近くの商業施設に出店もしますし、学生の卒業制作の展示などもあったりなど、レストランだけを行う訳ではありませんので。なのでそういうものだよねと理解もしていたのですが、学生達の中には、想像していたものと違うことが納得できない子もおりました。
最初のお仕事は納得していない学生を説得するところから始めました。
一番理解してほしいと思ったことは、来年があると思ってほしくないと。
2020年はコロナが蔓延して、今までできたことができなくなりました。
当時は学生最後の部活の大会の中止や、修学旅行の中止など、とても悔しい思いをされた方がたくさんいたはずです。
来年もあると思わず今できることを精一杯やってほしい。
悔いのない文化祭にしましょうと伝えました。
納得してくれたかはわかりませんが、私自身も次があるとは思っておらず、
最後になってもいい様にベストを尽くすつもりです。
そんな思いが学生に伝わればいいなあと。
私は学生の時に文化祭などは積極的参加してなかったので、
今しかできないことの尊さが身に沁みます。
そんな後悔はしてほしくないです。
参加して良かったと。また来年もやりたいと思ってもらえるような文化祭にしたです。というか絶対にします。
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