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#4 どんでん返しの巻

12月に入り年内最後のミーティング。
お店のコンセプトを決めて、メニュー構成も決まりいよいよ最後のメニュー内容を詰める所まで来ました。

前菜は盛り合わせにして、メインは肉料理と魚料理をチョイスしてもらい、
最後にデザートの3皿のコースということで進めています。

正直いろいろ問題もありました。ここまでスムーズにいったというわけではないのですが、周りの方々のサポートもありなんとかここまで決まったという感じです。

ところがここである意見が出てきました。
それはやっぱり予約制にしたいとのことでした。
もともと昨年と一昨年は予約制でやっていたのですが、今年は予約制を廃止したいと言われたので、ここまで進めて来ました。
なのに急に予約制にしたと言われました。

これはなかなかの問題です。
というのも、予約制かそうでない場合そもそもメニューの構成から変わってきます。
予約制を辞めたいと言われたから、それに準じて3か月間話をすすめて来たのに、やっぱり予約制と言われてしまうと今までの準備がほぼ無駄になります。私もすこし熱くなってしまい、それはいかがなものかと言ってしまいました。今ならわかるのですが、そもそもレストランを営業したことがないので、予約のこととか、メニューのことの理解がすこし追いついてないのではと思いました。
メニューの内容を提案した際も、もっと簡単なメニューにしたほうがいいと言われたりもしました。提供するのが難しいのではということです。
私も20年以上様々な形態の飲食店で働いてきましたので、そういうことは踏まえた上でメニューを考えています。
たとえば見た目をシンプルにしても提供に手間がかかるメニューもあれば、
一見複雑に見えても実は提供が簡単なメニューもあります。
メニューの構成とスタッフの配置次第では様々な打ち手があります。
それらを総合的に判断しながら考えています。なのでいきなり最終段階で、予約の取り方を変更されてしまうととても困ります。

そもそも最初に任せると言われましたし、一応責任者ではと思いました。
ちょっとムカついてしまったのですが、よくよく考えると心配させてしまっているのだと。たまに来てほとんど学生に任せている様な人間を信用してくださいというのもすこし図々しいのかと。
みんなが良い文化祭にしたい気持ちは同じだと思います。
すこしだけ考えかたの違いがあるだけでしょう。
私としてはこのままの方がベターだと伝えましたが、予約制でも構いませんとお伝えしました。

どうなるかわかりませんが、どちらにせよやるしかありません。
自信はないですが結果をだしたいと思います。





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