あやつり人形


母にとっては 玩具であった

父にとっては 奴隷であった

つまりは あやつり人形 であった


糸を引きちぎり 歩き出した時
自由を ついに この手に と

束の間 かん違いを 許された


自由と見間違えたものは
がんじがらめの 不自由であった


母と父への 期せぬ 復讐の  始まりであった


”お前らの した事を その罪を 思い知れ!!”


長い時を
命を かけて

無意識が叫び 踊り続けた


踊らされ続けた


*



登れば 登るほど 落ちていった

進めば 進むほど
光は 小さくなっていった


光と 見間違えていたものは

まっ白な 絶望であった


気付いた時

それでもなお  意味も解らず 進もうとして

 ギシギシと

雁字搦めに  絞めつけてくる

 太く ささくれ立った  糸に気づいた


つまりは あやつり人形であった



もう ただの  ○○であった


 



#詩 #ポエム #人形 #家族

ありがとうございます! (ノД`) 頂いたサポートは、いつの日かパンを、 パンが無ければお菓子を食べればよいので、 お菓子の専門学校で作り方を習う必要性、 そうなってくると学費とか交通費、 え、ちょっと待って下さい、 紙に書いて考え直そう、そうするとやはりパン、 いやペンか、ペ