【ティラノスクリプト】ブラウザ版が投稿可能なサイトと、その特徴・注意点など
ティラノスクリプト/ティラノビルダーで作成されたゲームは、ファイルをダウンロードしなくてもブラウザでプレイすることが可能です。
ここではブラウザでのプレイに対応した配信サイトとその特徴、注意点を紹介していきます。
ただし、特徴や注意点を紹介するサイトは筆者が実際にブラウザ版として投稿したことのあるサイトのみ(ノベルゲームコレクション・ふりーむ!・PLiCyの3サイト)とし、投稿したことのないサイトは、サイト名の紹介のみに留めておきます。
ノベルゲームコレクション
ティラノスクリプトの開発元と同じ方が運営しているサイトです。
作品登録する際に、運営側でブラウザ用の音楽ファイルをMP3にコンバートしてくれるので、ブラウザによっては音楽が鳴らない、ゲームが停止してしまうといった落とし穴を回避できます。
この点があり、ティラノスクリプトの開発元だけあって初心者でも安心して登録できます。
また、毎年開催されているティラノゲームフェスに参加することで、ゲームのダウンロード数が伸びたりコメントが貰えることが期待できます。
ただし、注意点としてフェスに応募可能な作品は、1月~8月末日の間に登録した作品が対象となっている点です。その為、9月~12月に投稿してしまった作品では参加することができない為、フェスの参加を目的としている場合は投稿日に注意しましょう。
ふりーむ!
リンクの説明にある通りフリーゲームの老舗サイト。
ティラノスクリプトのみならず、色々なゲームエンジンのフリーゲームが公開されています。
ノベルゲームコレクションと違って、oggのみでゲームを制作していた場合に、色々なブラウザで音楽を再生させるにはm4aが必要なことに気を付けましょう。
サーバーのセキュリティ設定が今回紹介している他のサイトよりも厳しくなっており、外部へのリンクは一切禁止されています。
ティラノスクリプトでバッジ機能を使用している場合は、バッジ取得画面のタグに到達しても何事もなかったかのように過ぎ去ります。
また、他の配信サイトでは正常に動いているのに、ふりーむではうまく動いてくれない……といった場合も。
よくある現象として、ふりーむに登録したティラノ製のゲームはよくメッセージウインドウが透明化してしまうという、ふりーむサーバー固有のバグが発生します。
※2024年4月現在、審査が非常に長く条件によっては1ヶ月以上かかってしまうこともあるようです。
PLiCy
こちらはブラウザでのゲームプレイのみ対応しているサイトになります。
ふりーむ!と同じく、音楽ファイルには注意しましょう。
それを除くと審査もなく、アップロード後に数分待つだけで動作の確認がすぐに行える為、気軽にゲームの不具合修正などが可能です。外部リンクの制限も特になく(とは言えあからさまなスパム行為などがあると恐らくNGかと思われますが)、他の2サイトに比べて気軽に投稿が可能です。勿論、バッジ機能も正常に動作します。(2023年12月10日追記:外部リンクに関しては、いつの間にか開くことができなくなっていました。お問い合わせしたところ、スパム業者が外部リンクを悪用することが多くなったため、セキュリティ上無効化することにしたとのことでした。)
ただし、ゲームプレイ数がオープンとなっている為、それが苦手という人にはお勧めできません。(非表示にするなど不可能)
ゲームアツマール(サービス終了)
※ゲームアツマールは2023年6月28日にサービスを終了しました。
こちらもブラウザ版のみ投稿可能で、前項のPLiCyとほぼ同じ特徴を持ちますが、こちらは主に[web]タグやバッジ機能で使用する外部リンクが無効化されています。その代わり、専用のAPIが存在し、そちらを使用することにより外部リンクへユーザーを誘導することが可能となります。
バグ報告用のフォームや、フィードバック機能があり投稿者へのコンタクトの手段が手厚い印象があります。また、こちらの機能を使用するかどうかは投稿者側で設定が可能です。
専用のAPIを使用すると、ゲームアツマールで様々な機能を実装可能となります。特にスコアボード機能は、ゲーム性のある作品においてはユーザー同士でスコアアタックを競わせるような作りにすることができます。
作品の公開を限定公開(URLを知っている人のみプレイ可能)や非公開(自分のみプレイ可能)にすることができる為、公開前の自身によるデバッグや、テストプレイヤーにURLを伝えテストプレイしてもらうことが可能です。
その他
以下は私自身が投稿したことがないため、詳細は分かりません。
・夢現/エロゲと饗
夢現ではR15まで、エロゲと饗ではR18の作品も登録可能です。
ティラノスクリプト製フリーゲームでR18のブラウザ版が投稿できるサイトでは最もメジャーなサイトです。(というか他を聞いたことがないです。)
最後に
現在ではPCを持っておらず、スマホのみでゲームをプレイしているというスタイルの人も増えてきています。
なるべく多くの人に作品を届けたい場合、ブラウザ対応は避けて通れない道です。
「ブラウザ版の公開は何となく不安……」と言った場合は下記の記事を参考にしてもらえると、大抵は動作しますので是非読んでいってください!
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