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『思い出の地』

#国立ひたち海浜公園 #ネモフィラ #コキア #父の死 #母の重責 #崩れそうな心 #花々 #好きな場所


ことのはじまりは昨日、ヘア・サロンに行ったのがきっかけです。
何度かアシスタント(=Aちゃん)のかわいい女の子と話をする機会がこれまでにもありました。

確か、Aちゃんは、茨城出身だったと聞いていて、
2人であれやこれやと茨城談議をしていました。

Aちゃんは、茨城の県民ランキングが低い
(このランキングのメディア発表根拠もデータ収集方法も明確になっていません)の根拠ことを気にして、
『でも茨城はいっぱいいいところがあるんですけどね』
と言ってました。

私も好きな場所、情景が思い浮かび話は、盛り上がりました。

あんこうがおいしい。
大洗の海岸は綺麗だよ。
明太子パークはいいよね。
アウトレットもありますよ。
牛久観音も名所。
偕楽園でのチームラボ最高。
利根川に自然の価値あるよね。
筑波山もある。
袋田滝。
ひたち海浜公園。
ネモフィラ
コキア

おかしいほどに2人であれやこれやと茨城の良さ発掘をしてました。

そして彼女との楽しい会話から、刺激を受け行動に移すことにしました。

昨晩から、「国立ひたち海浜公園に行こう」と決心をしました。

少ししんみりした話をさせてください。
この国立ひたち海浜公園に、前回行ったのは2016年です。

この2016年、時何があったかと言えば、
父が脳梗塞で右半身に麻痺が出現し、入院をしていました。
その頃母は、(ストレスに弱いのは知っていました)、自分の責任に押しつぶされそうになり、「私の方が(父を支えること)、つらい。」
「きっと、死ぬのは自分の方は先だよ」

口にするのは、ネガティブなことばかり。
状況に押しつぶされそうになり、自分自身を保つことも精一杯な状況に感じられました。

私にすれば、
「人は何によって心の広さを回復し、他者にのめりこむほどの優しさを取り戻すのか」
と思い、母の思いやる心の回復を祈って考えました。

花好きの母を美しい自然の中に投入すれば、
「自然からのエナジーを得て、人に対して自分の蓄えたエナジーを投入する人になるのではないだろうか」
と思い、ネモフィラの咲く、国立ひたち海浜公園に誘いました。

母とえ私の関係
私の兄弟(兄2人)とのこれまでについて、ここでは書き綴れません。

人の人生には、様々な家族背景や、家族の抱えている問題があります。

今日は、私と母、私と父、母と父の関係について描写しています。

父が入院した時、大学病院の(SCU)看護師さん達は、忙しさのあまり看護としての看護介入、看護計画実践は、「医師の診療の補助」に焦点を当てていました。
急性期看護ならでは、そこを最優先にしていたと思います。

しかし、看護の独占業務は何なのでしょうか。
「診療の補助」にほかなりません。

私のような看護資格を持っている娘は、今ここで、父に何が最優先になり、自分に何ができるだろうかを考えます。
父に、看護学生が描くような、パンフレットを作成して、私は届けました。

①指を使いものを描く訓練
②握り方の訓練
③指先でタオルを握りながら、胸を広げ、腕を開く訓練。
3つのパターンについて、パンフレットを作成して父に届けました。

急性期(SCU)病棟を退院する日、病棟の看護師長さんは、
「本当は私たちがやるべきことだったと思っています。」

そのように私に言って、回復期リハビリ病棟に父を見送って下さいました。

私にとって、なすべき事は父の早期回復訓練の実施
母のストレス解消
この2点が最大の問題で、解決技法を実践すべき己の課題でした。

父が亡くなり、5年経過します。
本日の国立ひたち海浜公園に咲いていたのは、
「コキア」
です。

赤く色づいたコキアから、あの日のネモフィラを想像しながら、見晴らしの丘から360度眺めてきました。

足腰が弱くなった母には、5年前のネモフィラの咲く丘を自分の足で、登る事はとても困難になりました。

それを思うからこそ、私は旅をしています。
事前に母の言った言葉から何を見たいのかを察知し、その土地を訪ね、どのようにしたら、目的達成をできるのかを考えて1人旅を続けるのも一つの事実です。

来年決まっているのは、「サガリバナ」を母に見せる。
そのために、今年は何度も南のほうに行ってみては、移動や、宿泊施設、食べ物は何がいいかなぁなどを考え一人旅をしています。
思いを形にすることの困難さと、楽しみ想像することや創造するのは、思う人の笑顔を見ると喜びに変ります。
あなたは、自分以外のだれの笑顔を見たいと思っていますか。

2021.11.05(金)
                             MILK

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