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骨折物語 25 ~プレート&スクリュー抜去後~2週間経過


#6 ㎞のウォーキング可能
#左の足に体重がかけられる
#創部の傷が治癒するまであと少し
#階段を降りるのは1段ずつ
#歩けると気分転換が可能

整復固定抜去後、あすで2週間

創部への摩擦と水疱形成


 傷を縫っているので、皮膚に余裕はなく、足首を動かすのには、引き連れもあり、歩くときには足首が曲がらない。歩くたびに皮膚が引っ張られる。こういった刺激が幾度となく重なった結果、傷の周囲に水疱が2カ所にできた。
1カ所は1㎝直径の円形。歩くときの振動で、水疱が破けている。
もう一カ所は、足首の下方に直径3㎝の隆起した状況だった。
この水疱形成が歩くことをより一層不自由に感じさせた術後一週間だった。


退院後診察1週間目


 たまっていた水疱内の液体を注射器で抜き取り、余計な引き連れが軽減して歩くことがスムーズになり仕事に復帰した。
水疱の形成を例えるならば、
子どものころ繰り返し鉄棒の練習をしたとき、何度も何度も掌が鉄棒の摩擦で、皮膚が赤くなり、その皮膚の下には水が溜まるのと同じことが、手術後の皮膚にも歩行時の刺激で出来上がってしまった。
そうはいっても、破けない限り、細菌感染しない限りは、感染のリスクもない。
浴槽に足を付けて、傷に触れれば、細菌が入り感染のリスクが生じる。
今も、細菌感染しないように、ドレッシング剤で密封されている状態だ。

 今回は感染のリスクが低いと考えられ、抗菌薬の処方なく今に至る。前回の手術後は、抗菌薬の処方と内服を続けた結果、急性肝炎を発症し、再入院した。
術後1週後の、採血結果で肝機能は正常だったことを確認している。急性肝炎のリスクはない。
 あともう少し、傷が治れば、不自由度は、自由に転換する。

 手術後二日間は足に体重をかけられず、松葉杖で歩いたりしている状況だったが、左足に体重を乗せて、二足歩行が上手にできるようになった。

気分転換の散歩


明日は、手術後を、2週目を迎え、退院後診察2回目だ。
日々日々、足が軽くなり、歩きやすさを感じている。

今日は気分転換もできた。

 青空の下、自分のペースで6キロ歩くことができた。
田んぼのあぜ道の柔らかさや、霜柱が溶けて、水分を含んだ小道の土の重さを感じながら歩いた。



用水路で餌を探す小鳥の鳴き声、線路脇を歩けば、電車がガタゴトと音を立てて走って抜けていく。

太陽の日差しを浴びて、黄色い透き通る花びらの「ロウバイ」。
梅の花。

蝋梅(ロウバイ)花言葉は ゆかしさ・慈しみ・先見
梅一輪


寒さで茎が伸びず、首をすぼめているように咲く「たんぽぽ」

目に映るもの、聞こえてくる音が、春が来ているなと感じさせてくれる。
目に映る真っ青な空と凛とした空気感。
冷たい空気を吸い込み深呼吸をするたびに、体の中に新鮮な空気を取り込む爽快感から、体の芯から凛とした心地になる。

小春日和の中の散歩は、体全体 の細胞が活性化するのを感じた。

明日は術後2週間目の診察。
明日も、いい天気になる予報。
今日とは違う春を感じてみよう。


2023.1.30(月)
MILK

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