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核戦争が起こったら、やること
まず最初に注記しておくと、この文書はあくまでも非常時を想定した文書で、政府や自治体の公式なものでもないです。そのため、この文書に記載されている内容については自己責任で行っていただくようにお願いいたします。
まず最初に安全を確保する
核戦争が起こった場合、まず、自分の身の安全を確保してください。テレビニュースやスマートフォン、ラジオ放送などでミサイル警報を聞いたら、すぐに安全な場所を探して、そこに避難してください。核ミサイルは警報から10分以内に着弾します。以下に比較的安全な場所の例を示します。
地下鉄・地下街・地下駐車場など地下施設
核爆発で発生する放射線や爆風、飛散する瓦礫から身を守るには地下が一番安全です。爆風などが入り込む入口からできるだけ離れて、頑丈な柱などの影に隠れましょう。隠れる際はうつ伏せになるか、体をできるだけ丸めて、飛散する瓦礫や爆風の影響を受けないようにしましょう。
鉄筋コンクリート造の建物
地下施設が見つからないときは近くの建物に入ってください。鉄筋コンクリート造の建物が一番理想的ですが、近くに無い時は木造の建物でも構いません。できるだけ1階の窓などの開口部が少ない部屋に避難しましょう。窓など開口部は爆風や瓦礫などが飛び込んでくるため、近づかないようにしましょう。室内では頑丈な柱の陰や机の下など瓦礫を避けられる場所を探して、潜り込みましょう。
浴室、トイレ
住宅などにいる場合、上記のように開口部が少ない部屋に避難しましょう。浴室やトイレなどは一般的に開口部が少ないので好ましいです。
車の下、用水路、窪地など
外出していて、近くに建物がない場合、車の下や用水路、窪地など、どこでも良いですから身を隠せる場所を探して、そこへ潜り込みましょう。うつ伏せになり、目を閉じて、耳を手で覆ってください。爆発による圧力から眼球や鼓膜を保護してください。
放射性降下物(死の灰)から逃れる
核爆発の第一波から逃れたら、放射性降下物(死の灰)から自身を防護するために行動を始めて下さい。放射性降下物は地上から巻き上げられた埃などで核爆発に伴い放射線を発するようになります。放射性降下物を吸引したり、皮膚に付着したりすると放射線障害により致死的な被害をもたらします。
30分以内に安全な場所へ避難する
上記に記したようにより安全な場所があれば、そこへ避難してください。外よりも建物の中、地上よりも地下に避難してください。
開口部を塞ぐ
換気口、ドアや窓の隙間などをテープやダンボール、ビニール袋など何でも良いので塞いでください。放射性降下物は微細な物質なので、隙間から部屋に入り込みます。換気扇や24時間換気システムなどは停止してください。
外部と自身の間にできるだけ物を置く
放射線は物質により減衰させることができます。家具や本など何でも良いので、自分が避難している部屋の壁などに積み上げて、室内シェルターを作りましょう。放射性降下物が存在する外部と接している屋根、壁、床と自身の間に物質や距離を確保しましょう。
マスクをする、服を着込む
放射性降下物が肺に入ったり、皮膚に付着したりすると体の内部から放射線に被ばくしたり、火傷を引き起こしたりするため、マスクや長袖、長ズボンなどを着用しましょう。
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