ボランティアの危険

みなさんは、ボランティア活動って、したことはありますか?  

私の身近には、ボランティア活動に声をかけてくる人がいて、かつて、私は、かなりな時間をそのボランティアに割いていました。

でも、ボランティア活動って、自分から希望してやることですよね。頼まれて仕方なくやることではない。

しかし、私のように、頼まれたらはっきりNOが言えない人間にとって、「ボランティア活動を手伝って」と頼まれることには、本当に、かなりな矛盾と危険が孕まれることになります。心の中で、ああいやだな、気が進まない、と思っても、断ることが難しい。はっきり言って、この時点で「ボランティア」でもなんでもないわけですね。

 これが、「犯罪に加担してくれ。」とかだったら、「嫌です、やりたくありません。」と断りやすいわけですが、ボランティア活動って、なまじ、「社会的に非常に意義があったりする」ので、堂々と「やりたくありません。」とは言いづらい要素があるのです。

モラハラみたいなもので、「これをやらないお前はひどい人間である、」みたいな謎の押しつけがましさ、、。心は、「やりたくない」と言っているのに、私はこれを「やりたいべき」なんじゃないか、という自分で自分にかける洗脳。。

その活動が嫌いなのに、長年この呪縛から逃れられなかった私、最近、キッパリと、他の言い訳をすることなく、やりたくありません、と断れるようになりました。

はっきりNOが言えなかった私にとっては革命的なことでした。相手はかなりびっくりしていたのですが、長年、無理強いをしてきてしまったのではないか、ただただ申し訳なかった、となぜか謝ってきました。

私のような人間にとって、人生というのは、やりたいことをやるより、やりたくないことをやらない方が、結構難しかったりします。

 とりあえず、これで今後、ボランティア活動を頼まれて、あれこれと思い悩むことはなくなりました。ホッ。

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