第80話 金連動型ステーブルコインを徹底比較してみた(XAUt,PAXG,ZPG,XNK)

今回は下記の金連動型ステーブルコインを徹底比較してみました。
・テザーゴールド(XAUt)
・パックスゴールド(PAXG)
・ジパングコイン(ZPG)
・キンカゴールド(XNK)

ローンチ
・テザーゴールド     2020年1月
・パックスゴールド 2019年9月
・ジパングコイン     2022年2月
・キンカゴールド     2024年2月

時価総額
(ZPG以外は円安のため日本円換算の場合は時価総額が大きくなる)
・テザーゴールド     246,524 XAUt (912億円)
・パックスゴールド 183,447 PAXG(677億円)
・ジパングコイン     47,776 ZPG (5億円)
・キンカゴールド     482XNK (1.7億円)

下記は各トークンの時価総額チャート推移になります
(ジパングコインは海外の暗号資産データサイトに登録されていなかったため確認はできませんでした)

規格
・テザーゴールド  ERC-20(イーサリアムベース)
・パックスゴールド ERC-20(イーサリアムベース)
・ジパングコイン  プライベート型
・キンカゴールド  ERC-20(イーサリアムベース)

単位
・テザーゴールド  1トロイオンス
・パックスゴールド 1トロイオンス
・ジパングコイン  1グラム
・キンカゴールド  1トロイオンス

価格基準
・テザーゴールド  ロンドングッドデリバリーゴールド
・パックスゴールド ロンドングッドデリバリーゴールド
・ジパングコイン  ロンドン受渡の相対取引市場
・キンカゴールド  ロンドングッドデリバリーゴールド
グッドデリバリーバー(Good Delivery Bars)とは、世界の金地金の基準となるLBMA(ロンドン地金市場協会 London Bullion Market Association)の厳しい基準に合格した認定ブランドのことです。

信用リスク
・テザーゴールド  信用リスクあり(保証なし)
※カストディアン(資産管理銀行)が準備資産を保有して裏付け、米債券大手キャンターが運用している。

・パックスゴールド 信用リスクあり(保証なし)
※国公認の信託会社によって発行
 Paxos Gold(PAXG)は、ニューヨークを拠点とする営利企業Paxos社によって裏付けられ、Paxos社はニューヨーク金融サービス局(NYDFS)が信託認可している。尚、Paxos社破綻時には資産は保証されない。

・ジパングコイン 信用リスクあり
※金融機関が保証金を準備して裏付けされている

・キンカゴールド  信用リスクなし

第一商品IR回答下記:
XNKを投資家に販売した時点で、金地金の所有権管理を担うSPC名義(当社とは資本関係のない法人)に変更。物理的にも分別管理。XNKは発行体と管理会社を完全に分離しております。そのため発行体が倒産しても、金地金はその債権者の差し押さえ対象外となります。また、管理会社は金地金の所有権管理のみを行うSPC(特別目的会社)であり、SPC自体が倒産する確率はほぼない状態で運営されています。

保管場所
・テザーゴールド  スイスの保管庫
・パックスゴールド ロンドンの専門の保管庫
・ジパングコイン  金現物と交換不可
・キンカゴールド  世界 15 か国以上にある提携倉庫

購入最低ロット
・テザーゴールド  0.000001 XAUt
・パックスゴールド 0.01 PXG
・ジパングコイン  0.01 ZPG
・キンカゴールド  0.001 XNK

金貨の純度
・テザーゴールド  99.50%(LBMA基準の外国製)
・パックスゴールド 99.50%(LBMA基準の外国製)
・ジパングコイン  金現物と交換不可 
・キンカゴールド  99.99%(LBMA基準の日本製)

金地金との交換単位
・テザーゴールド  430トロイオンス以上
・パックスゴールド 430トロイオンス以上
・ジパングコイン  金現物と交換不可 
・キンカゴールド  321.5トロイオンス以上

外部監査
・テザーゴールド  なし
・パックスゴールド あり(Chain Security , CertiK)
・ジパングコイン  なし 
・キンカゴールド  あり(CertiK)

購入時の手数料(ETHのガス代は含まない)
・テザーゴールド  なし
・パックスゴールド 0.02%(PAXG作成料金)
・ジパングコイン  なし(ただし、BitMatch取引手数料は別途発生) 
・キンカゴールド  なし


下記は各トークンのホワイトペーパーになりますので、
ご確認ください。







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