🎬〜ぼくのお日さま〜
「吃音の男の子が主人公の映画が公開されるらしい」
そんな情報をXで入手したので観に行ってみた
きっと少し前の私だったら怖くて観に行けなかったんだろうなと思いつつ、その前情報だけでスクリーンを見つめていた
最初に抱いた感想
あれ?これ、主人公が吃音者である必要あった?
次に抱いた感想
あ、これちょっと不器用な男の子の恋愛映画だ
その次に抱いた感想
!! 吃音っていうものに偏見を持ってるのは自分自身だった
ここでようやく思い出したことがあって
ちゃんと恋たちの物語って書いてあったんだよね
それで自身が持ってしまった偏見に失望して、ちょっと悲しかった
吃音の男の子が主人公の映画っていう情報から、吃音で苦しむ描写とか周りから揶揄われたりする描写とか、そういうものがあると思っていた
実際は吃音があってもそれを気にしない友達がいて、興味のあるスポーツをして、恋をして、そういう日常を切り取った映画だった
あったかい映画だったなあ
それで、1番刺さったのが本編じゃなくてエンドロールだったっていう他の映画にはない経験をした
これは当事者故なんだけどね
主題歌はハンバートハンバートのぼくのお日さま
聞くところによると、この歌からインスピレーションを受けて作られた映画らしい
この歌初めて聴いたけど、端的でそれでいてストレートな歌詞だった
それから映像として描かれる歌詞
フィギュアスケートがメインだから、コロコロしてくるくるして不均等に散りばめられていたんだと思うけど、それがまさにいつも感じている喋り方を一緒だったんだよね
一定のリズムを刻むことのできない言葉たちっていうのが特に
この歌詞を聴いて泣きそうになりました