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酒が好きなのに、好きではないふりを20年以上したらどうなるでしょう。(旦那さんに内緒にしてることありますかpart2)

嫁いだ家では誰もお酒を飲まない。(衝撃)

冷蔵庫に冷えているのはノンアルコールビールかジュースの類いで、缶チューハイすら入ってない。(いやほんま衝撃)

初めて義家族のお家にお邪魔して、夕食をともにした時、義父だけがかろうじて缶ビールをコップに1杯注いだ。ひと口飲んで(なめて?)あとはその缶ビールはテーブルに置かれて、場所を移動する事はなかった。(衝撃が過ぎますわ)

「てりさん、飲めるんだよね?どうぞどうぞ、気にしないで飲んでね、たくさんあるからね」(旦那が気を遣って買ってくれたものだけど、、)

いやいやいやいや。

ひとりで飲めるわけない、、、。

あとで何か言われるのがイヤなので、缶ビール1本を素早く飲んで、あとはお茶で過ごした。
(缶ビール一本なんて麦茶じゃん、、あっ言い過ぎか😶)

外食に行った時。
「誰もお酒を頼まないのはかっこつかないから、頼んでね」
と言われてしまう。

私「今日はいいです、大丈夫です」

「大人がごはん食べに来てお酒飲まないのはかっこ悪いし」「飲んでくれた方がかっこつくから」

じゃあ、飲まない人はかっこ悪いってことですか?と恐る恐る結婚10年目くらいに、聞いてみたところ、、「とにかくかっこつかない」というお答えだった、、、
昭和の人々な考えっていうか。まあ。分かってて聞く私もほんと底意地が悪い。

義実家の皆さんほぼ同じで
お酒を飲むと
・頭が痛くなる
・目がチカチカしてしまう
・気分が悪くなる
・寝てしまう
などの症状が出るようで、それはとても辛くてしんどい事だ。
大変なんですね、、と眉をひそめるふりをして、悪く言われないよう気をつけて申し述べる。

アルコールが合わない体質ってありますもんね。
誰のせいでもないです、仕方のないことですもん、、、、

飲めない旦那は、どうして自分が飲めないのか、あらゆる角度から分析し、相手を論理的に納得させる。

「それなら飲めなくても、仕方ないですよね」という免罪符をもらう。

何回か聞いたけど、聞くふりをしてるものだから、飲めない正当な理由を全く覚えてない。(やっぱりほんま底意地悪ぅ)

旦那は飲めないけどみんなと一緒に最後まで同じテンションでいられる事を特技にもしている。

だけど、飲める人が杯を重ねていくのに比例して酔っ払って人が変わっていくのを、ちょっと小馬鹿にしている。(それはちょっと、、)

「あんだけ言ってるけど、風呂敷広げ過ぎじゃない?どうせ覚えてはいないだろし」(言うなあ)

「あいつ、一回財布失えた事あるからなぁ」(やっぱりディスってるやん)

旦那にその手合いの仲間だと思われたくないので、私は家では一切飲まなくなった。

かっこつかない、と言って飲む事を頼んでくるのは姑と小姑が一緒の時だけなので、
旦那と子どもとの外食の時も飲まない。

お正月や親戚の方々が集まる時も、飲めないふりも板についてきて、すっかり飲めないキャラが定着した。(よっしゃ)

「家事があって、家では飲む気になれない」(嘘)

「太る体質だし体のことを考えて控えてる」(嘘)

とか言ってお酒を断ってるのだが、嘘だ。
大嘘だ。(私、心の底から曲がってます)

本当はいつでも飲む準備が出来ている。

防災用グッズくらい飲む心構えを常備している。

じゃあどこで飲むか。

飲まない人になりきっているので、家で飲んで小さな痕跡を残すと、もし何かの拍子にたどり着かれるのはイヤだ。(なんのプライド)

電車に乗って、隣町の昼からやってます居酒屋に行くことにした。

わざわざ。

でもこれが。

なかなか楽しく、ゴルフに部活に、、家族が出掛けた土日の昼下がりが待ち遠しくなった。

いやこれ、なかなかどころか何にも代え難い楽しみではないか。(林真理子さん風)

平日は9時5時の仕事。
そのあと夕食づくり、毎日の家事ルーティンから漏れた1週間の家事。土曜日早起きしてあれこれ済まし、昼下りの1時ごろ財布ひとつに本一冊を持って電車に乗る。

何よこれ。楽し過ぎる。
気晴らし、とか命の洗濯、とかいろんな言い方あるけどなんとも言えない解放感。
毎週末が待ち遠し過ぎる。
金曜日の時点でもうわくわく。

今週も早く一週間が過ぎていきますように。

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