読み返して恥ずかしくなるくらいがちょうどいい
書けなくなった。そんな気がする。昔(と言うほど長く生きてもいないのだけれど)、十代の頃はもっと気持ち悪いような、歌詞のようなよく分からない文をたくさん書いていた気がする。
最近はなんだか変に落ち着いてしまったのか、そういうものが書けなくなってしまった。
でも、本当は書きたいんだと思う。踏めもしない韻を踏んでみたり、たまにはカッコつけて英語で書いてみたり。読み返したら絶対に恥ずかしくなってこの世から抹消してしまいたくなるようなものを、書ききってしまいたいんだと思う。
意味だとか、理論立ててとか、そういう類の文章じゃなくてちょっと-あるいはかなり気持ち悪いようなものを書き殴りたいと感じている。
多分、こんな風に一応ではあるがそれなりに起承転結を考えたり、話の筋を考えたりしている文章では満たされない何かが、きっとあるのだ。
曲を、作ろうと思っている。別にそれでどうこうするわけでもないが、ただ自分のために、いつか聴き返して恥ずかしくなるために、作りたいのだ。
そのための歌詞を書きたいと思っているのに、なんだか書けなくなっている気がする。
iPhoneのメモ帳にはずっと前に書いた数行程度の歌詞のような大量のメモたちがいまだに容量を食っているが、どれも恥ずかしくて読めたものではない。と言いつつたまに読み返しては消してしまいたい衝動と闘っているのだが。
あと、大抵は日本語で書くのが恥ずかしいのかいちいち単語を調べて英語で書いていたりする。多分、母国語じゃないからカッコつけたこともドヤ顔で書けたんだと思う。
まあでも、書けばいいんだろうな。多分言い訳してるだけなんだ。誰に強制されてるわけでもないけど、書きたいと思ってるなら書けばいいのに。と思っている自分もいる。
数打ちゃ当たる。明日の朝恥ずかしくなるいつものやつだとしても、書くだけ書けばいい。多分、書きたいだけだから。
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