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芸人分析 麒麟・川島明



漫才について


漫才の構造は、

・田村の外見を違う物に例えるイジり
・起承転結で田村が望むものとは別の場所に自然に案内するボケ
・その"誤った誘導をするボケ"を数回被せて次のテーマへ

麒麟漫才は、主にこの3つの構造から出来ている。


ネタ作り考察


「田村が何に似ているか大喜利」が一つ。

ネタは、
「起」フリ→「承」フリからボケの共通するワードを並べ自然に田村と客を誘導→「転」スッと別の場所に→「結」始点との落差  を面白さの軸に考えている。

欠点。田村のツッコミは同じ声量・同じ間で一本調子単調である。声量や間の緩急を、どう付けると自然かを訓練する必要がある。

漫才によっては、田村が一人二役の進行があり、その演技の大根さを川島がイジる場合がある。

ちなみに川島はソロでR 1大会も出ていたが、一人での話芸は緊張するため「やっぱ田村がいる方がいい」と語っている。


バラエティについて


関西で競馬の番組を長年続けている。

田村がホームレス中学生で売れた時は、付き添いとしてバラエティに呼ばれ、本番中はピンマイクが無いなどまともに何かさせて貰えなかった。

その後の不遇時代に、天の声・ナレーション等の映らない仕事を積極的にやり話す筋肉を付けた。漫才でも実況や色々な声真似をする。

自分がウケた番組のオンエアは何度も繰り返し見て自信をつけている。



朝の冠番組『ラヴィット』


麒麟・川島明さんが「ラヴィットの低視聴率をイジった4人を絶対に許さない」と発言。

ラジオ『川島明のねごと』で、川島さんが『ラヴィットを叩いた奴、絶対許さない」と聞き役の後輩を相手に喋っていました。ラヴィットが今、視聴率が1.数%で苦戦をしている事に対して「色んなメディアで言った4人、絶対に許せない奴がいる」と発言。

川島さんは、その4人の名前を書いて、寝室にしまっているそうです。「俺はそいつの番組も出ないし、仮に出たとしても、絶対振ってやったりもしない」と後輩に語っていました。売れていても、この辺りの反骨精神は流石ですね。


不遇の時代


不遇な時代。麒麟の川島は4畳一間のような日当たりゼロでしかも水漏れがするアパートに住んでいた。

アパートの床は水漏れで湿っていて、ロケに来た はしのえみが、絶対に床に座ろうとしなかった。中川家に「お前こんなとこに居たら絶対売れへんぞ」と説得されて引越した。

そこから、それまで暗かった川島のメンタルが改善されたので、中川家は麒麟が売れるきっかけになったと言える。



改善点

弱点として、コンビで冠番組が持てない(田村不在問題)
欠点のないキャラクターが視聴者に共感されにくい(川島愛されない問題)
裏回しとして千鳥番組に酷使される。見えない企画には必ず呼ばれる。



特技





裏回し、競馬番組。運動以外に弱点がない。川島は学生時代サッカー部だったが、一日も練習を欠かさず靴に穴が開くほど練習したが補欠だった。高校最後に初めて出た試合で、その穴の開いた靴で出てイエローカードを出された。

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