第14回西東京オンライン読書会

7月10日 土曜日 13時から15時までという、オンライン読書会に参加しました。こちらは、管理人の小林さゆりさんの人柄もあって、まったりと、感想や個人的な体験なども踏まえて、みなさまが作品のコメントをされます。本編の感想よりも、参加された方々がどう向き合ったのか、どう思ったのかが興味深く、ここでしか味わえない楽しさがあります。

ミステリー小説ですので、ネタバレになる話はできませんが、ボーン・コレクターの作者だったのですね。今日、みなさまとお話していて、初めて気づきました。

みなさま、読み方もさまざまで、マイルールを作って、読む順番を決めて楽しんだり、素直に読んでだまれて、最後に納得される方など、本当に楽しい。

この小説は、なぜか第36章からはじまって、一章までもどるのですが、キンドルでお読みになった方が、これ違っているのではと、本屋さんで紙の本を手に取り、確認されたとか。電子図書ならではの問題点ですね。目次なども気にせずに本文を読むことをお勧めします。

あらすじが書けない作品なのですが、みんなで笑って楽しめました。この会は、相手を批判したり、疑ったりすることはなく、そういう考えもあるね、そう感じたのかなど、相手に寄り添った意見の傾聴ができる会なのです。

途中で、脱線するのも楽しくて、この本は、先日の文春オンライン読書会で、有栖川有栖さんが絶賛していたという話をすると、有栖川有栖さんのペンネームについて、なぜなのかという問いかけがあったりして、みんながわいわいとおしゃべりします。

決められたことだけ話すのではなく、その人の読書歴や、お薦め本まで出てきて、話題が尽きません。今回は十名の参加でしたが、みんなが自己紹介のあと、感想をいいあって、なんとか時間内におわることができました。焦らせずに思い残すことはないように、ゆったりとお話できます。

次回の読書会の作品を、実際に翻訳されている方も参加されていて、こちらのシリーズも、最初になにを読んだらいいのか、教わることができます。

最終章から始まるミステリーに、全部読み終えて、今度は反対から、第一章から、読み解いてみたという方もいらっしゃって、一冊の本がいろんな楽しみ方があるのだなあと、改めて感じました。ほかの方の癖や、読み方の基本を教わると、真似してみたいことはたくさんあります。

ご紹介いただいた本を、終了後に、注文してみました。こちらも楽しみです。読みたい本がどんどん増えて、贅沢な悩みですね。

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