江戸のメイルマガジン、第151号 2019年11月22日、お届けします

江戸のメイルマガジン 151号 2019.11.22発行

勤労感謝の日、雨が続いています。日暮れも早くなりました。
こんなときは、心がほっとする展示会やイベントにでかけましょう。
お出かけの後は、美味しいスイートがお薦め、心もおなかも大切に。

■目次
1. 國學院大學博物館 企画展「大嘗祭」
2. 杉並区立郷土博物館 開館30周年 陽明文庫名品展
3. 東洋文庫ミュージアム「東洋文庫の北斎展」
4. 足立区立郷土博物館 初顔見世の役者絵
5. 根津美術館 江戸の茶の湯 川上不白 生誕三百年
6. 国文学研究資料館 企画展示「本のかたち 本のこころ」
7. 東京都水道歴史館 江戸上水基礎講座、『上水記』再読
8. 東京国立博物館 特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」
9. 極上白味噌の販売 11/24までにご返信ください
10. 江戸のくずし字講座のご案内 冬期講座のご案内
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1. 國學院大學博物館 企画展「大嘗祭」
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2019_daijo_sai.html

「大嘗祭」は、即位した天皇が、新穀を中心とする神饌(神の食事)を初めて天照大神(天皇の祖先神)に供え、自らも召し上がる祭祀です。
本展では、國學院大學所蔵資料のうち、江戸時代のものを中心に、大嘗祭に関わる絵図、古典籍、模型、古文書を展示いたします。

会期 令和元(2019)年11月1日(金)-12月15日(日)
会場 國學院大學博物館 企画展示室
開館時間 午前10時-午後6時(入館は午後5時30分まで)
12月10日(火)は、企画展「大嘗祭」のナイトミュージアムトーク開催のため、開館時間を19:00(最終入館は18:30)まで延長いたします。
会期中休館日 11月25日(月)
入館料 無料
アクセス 國學院大學渋谷キャンパス
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2. 杉並区立郷土博物館 開館30周年 陽明文庫名品展
https://www.city.suginami.tokyo.jp/event/kyouikuiinnkai/kyodohakubutsukan/1055352.html

郷土博物館開館30周年を記念し、近衞家ゆかりの名品、近衞家熈(このえいえひろ)遺愛(いあい)茶杓箪笥(ちゃしゃくだんす)を公開します。この中には、後西天皇(ごさいてんのう)、千利休(せんのりきゅう)、
古田織部(ふるたおりべ)など、天皇から武家・町衆の手による茶杓が収められており、その全31点を一堂に公開するはじめての展覧会です。

開催期間 令和1年10月26日(土曜日)から令和1年12月1日(日曜日)まで
開催時間 午前9時 から 午後5時 まで

【期間中の休館日】11月25日(月曜日)

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3. 東洋文庫ミュージアム「東洋文庫の北斎展」
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/exhibition.php
本展では、東洋文庫が所蔵する北斎作品を可能な限り網羅的に公開します。森羅万象を描いた北斎作品の魅力を、「こんな絵も描いていたのか!」という驚きとともに改めて発見していきましょう。

【会期】2019年10月3日(木)- 2020年1月13日(月・祝)
詳しい内容 http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/hokusai-detail.pdf

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4. 足立区立郷土博物館 初顔見世の役者絵
http://www.city.adachi.tokyo.jp/hakubutsukan/2019ukiyoe.html

江戸時代から代々、接骨の名医として名を馳せ、書画や俳諧和歌など文芸を愛好する文人としても知られた千住の医家「名倉家」。同家には、江戸の名優たる七代目市川団十郎や初代坂東しうか、そして明治の歌舞伎界で一時代
を築く九代目市川団十郎や五代目尾上菊五郎といった、錚々たる歌舞伎役者たちが、患者として治療を目的に訪れる他、書画や俳諧を共に楽しむ仲間としても親しい交流を行っていました。

こうした「医療」と「書画文芸」の両面による親密な繋がりを通じて、名倉家には彼ら歌舞伎役者を描いた浮世絵や、役者自身の筆による俳諧短冊や色紙、そして特注による木版画「摺物」などが多く伝来することとなったのです。

今回の展覧会では、同家に伝来した色鮮やかな浮世絵の数々を中心として、名倉家と歌舞伎役者との親交を物語る資料をご紹介します。

開催期間 2019年10月29日(火曜日)から2019年12月8日(日曜日)まで
開催期間中の休館日  11月25日(月曜日)、12月2日(月曜日)
所在地 足立区大谷田五丁目20番1号

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5. 根津美術館 江戸の茶の湯 川上不白 生誕三百年
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

2019年11月16日(土)- 12月23日(月)
午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
月曜日休館、12月23日(月)は開館

享保18年(1733)、紀州藩の江戸詰家老・水野家の家臣の次男で、
16歳の少年が京に上り、紀州徳川家の茶道師範の表千家七代如心斎(じょしんさい)天然宗左(てんねんそうさ)(1705-51)に入門します。
彼が、後に千家流の茶を江戸に広めて不白流の茶家の祖となる川上不白(1719-1807)です。
本展覧会は、不白生誕三百年を記念して開催するものです。如心斎との
師弟関係や、不白好みの道具はもとより、大名をはじめとする門人や周辺の職人たちとの関わり、その人柄を反映したような魅力的な書画、そして当館のコレクションの礎を築いた根津青山(初代嘉一郎、1860-1940)を含む近代数寄者への影響まで多角的に展観し、江戸後期から近代にかけて大きな支持を得た不白の茶の湯の魅力を探ります。

関連イベントも多数あります。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/event/index.html#tab01_anc337
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6. 国文学研究資料館 企画展示「本のかたち 本のこころ」
https://www.nijl.ac.jp/event/exhibition/2019/10/2019-kikakutenji.html

世界にも稀な伝存量と種類の多様さを誇る日本の古典籍――その豊かな広がりを原本の展示によって紹介します。表記、レイアウト、挿絵などさまざまな面に光を当てながら特色を紹介するとともに、伝本の稀少な古典籍、教科書に載っている有名な古典籍についても展示します。

展示名:企画展示「本のかたち 本のこころ」
会期:令和元年10月15日(火)- 12月14日(土)
休室日:日曜日・祝日・展示室整備日(11月13日)
開室時間:午前10時-午後4時30分 ※入場は午後4時まで
場所:国文学研究資料館1階 展示室
主催:国文学研究資料館  入場無料

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7. 東京都水道歴史館 江戸上水基礎講座、『上水記』再読
https://bit.ly/33phXgW

東京都水道歴史館の所蔵する江戸上水の記録『上水記』 を読みます。
古文書(古記録) に親しむという視点から、活字化されたものではなく、
影印(筆書き) をテキストとして読み進めます。 独特のくずし字、
用語、 言い回しなどもありますが、 これに慣れながら、初心者の方も
一緒に読んでみていただければと思います。
今年度は『上水記』 の前半部分を読んで行きます。
12月14日開催
事前申し込み不要/参加費 無料
午後2時-3時(開場:午後1時・60分間)、3階レクチャーホール
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8. 東京国立博物館 特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」
  https://bit.ly/330b7OZ

本展では、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳という五人の人気浮世絵師に注目します。国内のほか、欧米の美術館、博物館、個人コレクションなどから、彼らの錦絵の代表作を集め展示いたします。
本展では、歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎・広重の風景画、国芳の勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画、と5人の絵師の得意ジャンルに絞り、「誰もが知っており、そして誰もが見たい」浮世絵展となっています。
5人の絵師を紹介する各章が単独の展覧会としても十分見応えがあり、まさに各絵師の展覧会5つが一堂に会したような、豪華な内容となっています。

会期 2019年11月19日(火)- 2020年1月19日(日)
開館時間 午前9時30分 - 午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)

※入館は閉館の30分前まで
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9. 極上白味噌の販売 お教室に通われている方限定 11/24までにご返信ください
弊社で取引のある九重商店(滋賀県大津市)の極上白味噌を
お分けします。京都からお取り寄せしていたものと同等で、価格は
安いと思います。送料は弊社で負担します。

これからの寒い季節に里芋をオリーブオイルで炒めて、和風スープに
すると温まります。普通の味噌より倍くらいいれてください。

麹が多く、塩分控えめなので、二ヶ月しか持ちませんが、冷凍庫で保管で
きます。大さじ二杯くらいいれていただくのがコツ。

疲れた時、風邪のひき始めに、削り節を入れた器に熱湯を注ぎ、
濃厚な味噌汁になります。

ご希望の方は、11/24までにこのメイルに返信の形で、
希望個数をお知らせください。
お教室でお渡しします。お正月のお雑煮に使えます。

■価格 500g入り 700円 1kg入り 1,400円

http://www.kokonoemiso.com/ 

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10. 江戸のくずし字講座の新講座のご案内 2019年冬期コース

1月から新しい講座が始まりました。『井原西鶴、好色五人女を読む』です。
http://www.madio.jp/ko/saikaku.html

『好色五人女』は17世紀に実際に起きた5つの恋愛事件を各5巻に配したもので、
登場人物たちの愛欲をめぐる心情や行動はもちろん、江戸時代前期の社会・風俗についても、くずし字を読み解きながら楽しんでください。
今回は、京を舞台とした巻3「中段に見る暦屋物語」(“おさん茂右衛門”の話)から読み進めます。


見学コースもご用意していますので、気になる方は遊びに来てください。お待ちしています。

江戸のくずし字講座のご案内 2019年冬期コース
http://www.madio.jp/

秋期講座を募集中です。どの講座も初回は見学できます。
受講希望の方は、前日までにメイルでお申込みください。
http://www.madio.jp/

いずれも初心者を対象としていますので、
お気軽に見学にいらしてください。

【ご紹介者特典】
知合い、お友だちなどをご紹介くださった方に、ご紹介特典を付けました。
見学されたお知り合いが、入会した場合、入会金を半額の5000円に優待。
また、ご紹介くださったご本人には、次期古文書講座の一回分を無料にいたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

■見学(一回に限り無料)もできますので、お気軽にお越しください。
2019年 12月4日(水)
19時から21時 「西鶴、好色五人女を読む」杉本和寛先生 
http://www.madio.jp/ko/saikaku.html

2019年 12月13日(金) 
19時から21時 「黄表紙を読む」光延真哉先生
http://www.madio.jp/ko/kibyoshi2.html

2019年 11月27日(水)
19時から21時 「芭蕉翁頭陀物語を読む」長島弘明先生
http://www.madio.jp/ko/takebe.html


■通信講座のご案内

2019年12月27日(金)から半年間
http://www.madio.jp/ko/basho1.html
「芭蕉の更科紀行」を読む
芭蕉の更科紀行を題材に、くずし字の基礎を学びます。お客様の理解度に
合わせて、教材をお送りしています。半年間でかなり読めるようになります。

次回は第152号 12/6 金曜日を予定しています。

なお購読を希望されない方は、office@madio.jp までお知らせください。
配信の停止をいたします。
よろしくお願いいたします。
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  株式会社マディオ 藤原真由美
  〒260-0854 千葉市中央区長洲1-10-13
  電話043-222-0179   FAX043-221-8083
  email: office@madio.jp

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