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学びをとめるな、オンラインで江戸のまち歩き

江戸大好きな仲間と、実際に東京の町を歩く、江戸のまち歩きの会を実施していました。東京には、まだまだ江戸の根っこのような部分があって、それを見つけて、江戸という町、江戸の仕組みなどについて、勉強したり、話し合ったりと楽しいのです。

ここ数年、できなくなっていて、そして、コロナウイルスの蔓延防止のための自粛が始まったとき、もう一度、みんなで江戸のまち歩きができたらと思いました。幸いにして、始めた当時よりも、インターネット環境が整い、ZOOMを利用すれば、画面共有もできることがわかり、さっそくやってみました。

参加者は当時のメンバが三人、そして、江戸好きな友だちも誘い、合計八名、主催者のわたしは全員知り合いということで、かなり好きなことができると思いました。初めての方が参加される場合は、いろいろな意味で注意が必要だと思います。会の趣旨を理解されて、そして、不手際も許してくれるようなフレキシビリティの高い仲間です。

初めてのことをするときは、仲間を選ぶことが大切、学ぶというベクトルが一致しないとだめです。

時間は一時間半にしました。
木曜日の夜、20時から21時半。この時間帯ですと、ジュネーブからの知り合いも午後1時なので、参加できます。オンラインで実施したことにより、グローバルな広がりが生まれました。また、着物で参加できる方は、まち歩きの恰好でどうぞと、お願いしましたら、三人が着物でした。

テキストは、web上にあらかじめ江戸関連のリンク集を用意し、それを画面共有しながら、解説していきます。第一回目は、日本橋からスタート。MapFanの古地図を開きながら、江戸の地名、そして、現在の地名などのおさらい。江戸名所図会の日本橋を開きながら、江戸の風景を楽しみます。
このあたりは、画面共有しながら、解説して、理解を深めます。

参加者は、いつでも好きなときに質問できますので、いわば各駅停車の旅になります。ZOOMという新しいテクノロジーを使いながら、あえて、解説はおしゃべりでする。今回はパワーポイントなどのプレゼン資料は用意せずに、リンクした画面と、解説、そして、質問に答えるという形式で進めました。お顔がみえるので、こちらから、みなさまに質問を投げかけたり、江戸っ子の定義について、確認したりしました。京都から参加の方もいて、京都は、公家文化が根っこにあるのだとわかります。

今回は休憩は特に設けず、代わりに、江戸名所判じ物クイズを楽しみました。出てくる絵のあらわす地名を当てるのです。

鵜が、絵の上に乗っているので、上野、簡単で、全員参加できるのがいいです。さらに今回はスペシャルトークとして、ジュネーブから参加の知り合いが、ワインとワイングラスについての解説をしてくれます。画面の中で、食器棚から、ワイングラスをとりだして、それぞれのうんちくを語ってくれて、大いに笑いました。シャンペングラスは、お高いシャンペンを注ぐので、ちょっとづつ入れられるようになっているとか、赤ワインを大きな器にいれて、空気に触れさせておくとか。知っていても、実際にスイスからのコメントにはうれしくなります。

ちなみにスイスのワインは美味しくて自国用で、輸出はされないのだそうです。次回、スイスで試してみようと思いました。東京に江戸から伝わる地名がいくつかあって、今残っているものは、本当に特別なもののようです。住んでいる著名人、文化人が変えるの反対して残ったものが多く、読み方が難しいからと、簡単に○○一丁目などと替えられたものが多く、残念な気持ちになります。

一度やってみて、まだまだ使えそうなデジタルリンクも多く、それぞれの共有する画面にストーリーを付ければ、もう少し大勢でも楽しめることがわかりました。

参加されたみなさまには、リンク集をシェアし、また、次回の参考にしていただくことにしました。立派なサイトが多くて、調べると、東京オリンピックを意識して作られたものがほとんど。外国の方にも日本を知ってもらおうという主旨に感激しました。調べないとわからないのが残念、もっと宣伝してもいいと思います。

この江戸のまち歩き、江戸が大好きな方には参加していただきたいので、お知らせいただければ幸いです。参加は無料です。

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