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江戸のメイルマガジン第301号 2023年1月13日、お届けします

江戸のメイルマガジン 301号 2023.1.13発行

今週は京都にいました。観世会館の一月能をみて、翌日は、
大阪文楽劇場で、義経千本桜と傾城恋飛脚、壇浦兜軍記を
見てきました。三年ぶりの京、大坂のお正月です。
日常と非日常が隣り合わせの旅は、わくわくします。
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1. 国立劇場『通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-』
2. 東京国立博物館 お正月企画「博物館に初もうで」
3. 京都国立博物館 新春特集展示 卯づくし─干支を愛でる─
4. 2023京の冬の旅 非公開文化財特別公開
5. 東京現代美術館 「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展
6. 品川歴史館 おうちミュージアム 江戸時代の豆腐料理
7. 細見美術館 江戸時代の絵画展  (京都)
8. 千葉市美術館 没後200年 亜欧堂田善展 江戸の洋風画家・創造の軌跡
9. まもなく終了 サントリー美術館 京都・智積院の名宝
10. 三井記念美術館 雪松図と吉祥づくし
11. 國學院大學博物館 オンラインミュージアム YouTube 
12. 京都市京セラ美術館 アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO
13. 国立国会図書館 国際子ども図書館「江戸絵本とその時代」
14. まもなく終了 国立西洋美術館 ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
15. 人文学オープンデータ共同利用センター 江戸のまち歩き
  江戸マップβ版、江戸観光案内
16. すみだ北斎美術館 隅田川両岸景色図巻(複製画)と北斎漫画
17. 「順徳院」書籍のご案内
18. 江戸東京たてもの園 特別展「江戸東京博物館コレクション──東京の歩んだ道」
19. 東京国立博物館 未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品―
20. 国文学研究資料館 くずし字を読む、国文研千年の旅
21. 江戸のくずし字講座のご案内 2023年1月オンライン授業のご案内

1. 国立劇場『通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん-』
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2022/5141.html

竹柴其水=作
尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸研究会=補綴
通し狂言 遠山桜天保日記 六幕十一場
 -歌舞伎の恩人・遠山の金さん- (とおやまざくらてんぽうにっき)
まだ、お席に余裕があります。お時間があえば、ぜひお越しください。

2.東京国立博物館 お正月企画「博物館に初もうで」
兎とにも角かくにもうさぎ年
https://www.tnm.jp/uploads/r_press/271.pdf

正月2日から開館する東京国立博物館で、恒例のお正月企画「博物館に初もうで」が開催。2023年の干支である“卯”をテーマにした作品の特集展示のほか、長谷川等伯筆の国宝「松林図屏風」をはじめ、新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々が展示されます。
ミュージアムシアターは、VR作品「鳥獣戯画 超入門!」を上映。
事前予約は必要ありませんが、時間に余裕をもってお出かけてください。
本館2023年1月2日-2023年1月29日

3. 京都国立博物館 新春特集展示 卯づくし─干支を愛でる─
https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/feature/b/u_2023/
2023(令和5)年1月2日(月・休) -  29日(日)

2023年の干支は卯(兎)ですね。みなさんは、夜空に浮かぶ月の模様に、
兎の姿を探したことがありますか?「月には兎がすんでいる」という
お話が中国に古くからあり、日本でも、月と兎はよく一緒に描かれました。
また兎は、秋の草とも一緒に描かれます。これは、月が特に美しい「秋」
と、「月の兎」が結び付けられたからです。連想ゲームのように、
兎は様々なものと結び付けられて、表現されてきました。
美術の中には、どんな兎たちがいるのでしょう。展示室に探しに行ってみましょう!


4. 2023京の冬の旅 非公開文化財特別公開
https://ja.kyoto.travel/specialopening/winter/
「京の冬の旅」は、桜や紅葉といった自然の魅力だけでなく、冬の時期に文化財や伝統文化・産業などの奥深い京都の魅力を伝え、ゆっくりと観光を楽しんでいただくためのキャンペーンです。冬の京都だからこその贅沢な時間をお過ごしください。

開催日程  2023年1月7日(土)- 3月19日(日)


5. 東京現代美術館 「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展
https://bit.ly/3Q1zOUa

パリ装飾芸術美術館での成功に続き、ロンドン、ニューヨーク1と世界を巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が、2022年12月21日から東京都現代美術館で開催されます。本展はディオールと日本との真摯かつ貴重な絆を称える特別な展覧会となります。
会期:2022年12月21日(水)- 2023年5月28日(日)

【GINZA SIX発 東京都現代美術館行】<無料シャトルバスのご案内>
【東京都現代美術館発 GINZA SIX行】<無料シャトルバスのご案内>
詳しくはサイトをごらんください。


6. 品川歴史館 おうちミュージアム 江戸時代の豆腐料理
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/historyhp/moyoshi/tofu.html

今と同じように、江戸時代にも料理の作り方を紹介するレシピ本が出版されていました。
ここでは、18世紀後半に出版された「豆腐百珍」という本から、2つの料理を紹介します。

木の芽田楽
鰻豆腐

7. 細見美術館 江戸時代の絵画展  (京都)
https://www.emuseum.or.jp/

本展では、細見コレクションの中から江戸時代に描かれた絵画を展示、人気の琳派や若冲のみならず、これまで紹介する機会が少なかった作品も披露します。
2022年12月13日(火) - 2023年2月12日(日) ※一部展示替えあり


8.千葉市美術館 没後200年 亜欧堂田善展 江戸の洋風画家・創造の軌跡
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/23-1-13-2-26/

江戸時代後期に活躍した洋風画家、亜欧堂田善(あおうどうでんぜん・1748-1822)の首都圏では17年ぶりとなる回顧展。
本展では、目を見張る精緻さと個性的な風俗描写が光る銅版画を網羅的に紹介するとともに、《浅間山図屏風》(重要文化財)など洋風画の代表作、素描や原版、田善が目にしたであろう西洋版画や師弟の作品を一堂に展示し、画業の全貌を改めて検証します。

会期 2023年1月13日[金] – 2月26日[日]
休館日:2月6日[月]
休室日:1月30日[月]


9. まもなく終了 サントリー美術館 京都・智積院の名宝
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2022_5/

京都・東山に建つ智積院は、弘法大師空海(774-835)から始まる
真言宗智山派の総本山で、全国に末寺約3,000を擁します。
本展は、国宝「楓図」「桜図」など、誰もが知る障壁画群を初めて寺外
で同時公開し、桃山時代の絢爛豪華な抒情美にふれる貴重な機会となり
ます。また、国宝「金剛経」や重要文化財「孔雀明王像」の他、仏堂を
荘厳する仏教美術の貴重な優品や、近代京都画壇を代表する堂本印象
(1891-1975)による「婦女喫茶図」に至るまで、智積院が秘蔵する
多彩な名宝を一堂に公開します。

会期 2022年11月30日(水)- 2023年1月22日(日)
休館日 火曜日、12月30日(金)- 1月1日(日・祝)

10. 三井記念美術館 雪松図と吉祥づくし
https://www.mitsui-museum.jp/exhibition/next.html

当館のコレクションを代表する国宝「雪松図屏風」を中心に、吉祥主題、
すなわち長寿や子孫繁栄、富貴といった人々の願いを託されたモチーフが、
どのように書画工芸へ取り入れられたのか、様々なジャンルの館蔵品を
もとに通覧します。また新年らしく、寿老人や大黒天などの七福神を
はじめとする、福の神にまつわる三井家ゆかりの品々もあわせて展示します。

会期  2022/12/1(木) - 2023/1/28(土)
休館日 月曜日 (但し1/9は開館)、年末年始12/26(月)-1/3(火)、1/10(火)

11. 國學院大學博物館 オンラインミュージアム YouTube
http://museum.kokugakuin.ac.jp/event/detail/online_museum

國學院大學博物館では常設展及び企画展をネット上で観覧できる
オンラインミュージアムを開催しています。
 ご自宅に居ながら、当館の研究成果である展示を解説付きで
お楽しみいただける新たな試みです。特に企画展は、展示風景
の動画ではなく、オンラインミュージアムのための特別映像となっております。

國學院大學博物館オンラインミュージアムのYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/kokugakuinmuseum

12. 京都市京セラ美術館 アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO
https://www.andywarholkyoto.jp/

会場 京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」
会期 2022年9月17日(土)- 2023年2月12日(日)
開館時間 10:00 - 18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(但し祝日の場合は開館)、12月28日 - 1月2日

門外不出の《三つのマリリン》、大型作品《最後の晩餐》ほか、
京都でしか見られない日本初公開作品100点以上を含む約200点が
一挙に日本にやってくる!
アンディ・ウォーホルの内面に迫る注目の作品群―京都ゆかり
の作品も公開!

13. 国立国会図書館 国際子ども図書館「江戸絵本とその時代」
https://www.kodomo.go.jp/gallery/edoehon/era/index.html#anchor-1
解説「江戸絵本とその時代」  黄表紙も出てきます
一章 江戸時代
二章 江戸の文化
三章 草双紙
四章 絵巻と絵本
五章 赤本と子どもたち
六章 庶民教育の普及

14. まもなく終了 国立西洋美術館 ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2022picasso.html

本展では、ピカソの生涯に渡る作品をはじめとするベルリン国立
ベルクグリューン美術館の比類のないコレクションにより、20世紀
美術の精髄をご紹介します。

会期  2022年10月8日(土)- 2023年1月22日(日)
開館時間  9:30-17:30
毎週金・土曜日 9:30-20:00 入館は閉館の30分前まで

15. 人文学オープンデータ共同利用センター 江戸のまち歩き
江戸マップβ版、江戸観光案内
http://codh.rois.ac.jp/

江戸マップβ版
http://codh.rois.ac.jp/edo-maps/
国立国会図書館が公開する古地図「江戸切絵図」
から地名を抽出して地名データベース化するとともに、現代の地図や
情報とも統合することで、歴史ビッグデータや歴史GISの研究や江戸
都市空間の地理情報基盤の構築に活用します。

江戸観光案内
http://codh.rois.ac.jp/edo-spots/
江戸観光案内は、江戸時代に出版された観光ガイドブックで
ある「名所案内」「名所記」「名所図会」の中から各世紀2点
ずつ計6点を選び、IIIF Curation Platformを活用して挿絵を
収集するとともに、名称やキーワードを付与することで、江戸
を中心とする観光に関するビジュアルな名所挿絵データ
ベースとして構築したものです。

16. すみだ北斎美術館 隅田川両岸景色図巻(複製画)と北斎漫画
https://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/exhibitions/view/2394
全長約7mに及ぶ「隅田川両岸景色図巻」の複製画と、『北斎漫画』や
『一筆画譜』、『をどり独稽古』などの北斎の絵手本から数冊ずつ実物大
高精細レプリカを展示します。

会期 2022年9月13日(火)- 2023年3月31日(金)

17. 「順徳院」書籍と、電子書籍のご案内
http://www.madio.jp/sadono/juntoku.html
承久の乱から、800年に当たる2021年にこの本を編みました。鎌倉との戦に敗れ佐渡に渡ることになった順徳院は、そのまま都に戻されることなく、
佐渡でお亡くなりになります。そんな佐渡での24年間を描いてみました。
11月には隠岐の後鳥羽院の火葬塚もお参りしました。

電子書籍はアマゾンで発売しています。 定価650円税込み
https://www.amazon.co.jp/Juntoku-Japanese.../dp/B0BFCSLL96

18. 江戸東京たてもの園 特別展「江戸東京博物館コレクション──東京の歩んだ道」
https://www.tatemonoen.jp/special/special_next.php

会期:2022年6月25日(土) - 2023年2月12日(日)
会場:江戸東京たてもの園 展示室
住所:東京都小金井市桜町3-7-1 都立小金井公園内

19. 東京国立博物館 未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品―
https://www.tnm.jp/150th/project/202204/exhibition_tokushu_mirainokokuho.html
2022年4月12日(火)- 2023年3月26日(日) 本館2室
「150年後、もしくはその先の未来、この国宝室にはどのような作品が展示されて
いるのだろう」。こういった問いかけから、今年度は「未来の国宝―東京国立
博物館 書画の逸品―」というテーマで展示を行なうことにしました。私たち研究員が選び抜いたイチ押しの作品を「未来の国宝」と銘打って、年間を通じてご紹介していくという試みです。

2023年1月2日(月・休) - 1月29日(日)
玄圃瑤華
伊藤若冲自画自刻  江戸時代・明和5年(1768)

20. 国文学研究資料館 
くずし字を読む
https://www.nijl.ac.jp/koten/kuzushiji/
くずし字をよんでみましょう。初級編から上級編まで

国文研千年の旅
https://www.nijl.ac.jp/koten/kokubun1000/

21. 江戸のくずし字講座2023年1月からの後期講座のご案内 

後期講座の受付が始まりました。すべてオンラインになります。
関西からの参加者もいます。夜ですので、海外の方もどうぞ。
参加される方は、インターネット接続環境があり、カメラ付きPC、
カメラ付きタブレットをご用意ください。初めての方には、
開通テストも実施しています。
受講希望の方は、定員がありますので、お早めにメイルでお申込みください。

NEW 後期講座 夜間講座  月曜日
【江戸の黄表紙を読む】光延真哉先生 オンライン授業 
2023年1/16、2/20、3/13 (全3回)
 月曜日 20時-21時半 実施

http://www.madio.jp/ko/kibyoshi2.html

黄表紙は江戸時代の中期に生まれた、滑稽や風刺を主眼とする文学ジャンルです。全頁にわたって絵が掲げられ、絵の余白に文章が配されるという体裁は、今日の漫画の原点ともいえるでしょう。

本講座では、朋誠堂喜三二作の『文武二道万石通(ぶんぶにどう
まんごくとおし)』を取り上げます。
松平定信の寛政の改革によって、「文」と「武」の二道が奨励されたことを
揶揄した作品で、時代の空気を読んで巧みに批評する、黄表紙の精神
の真骨頂が顕れているとも言えます。舞台は鎌倉時代にずらされており、
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で描かれる人物が多数登場。!
初心者でもくずし字を丁寧に解説しますので、ごいっしょに楽しみましょう。

2) 後期講座 夜間講座 【『仁勢物語』を読む】 
長島弘明先生 オンライン授業

江戸時代のはじめ、17世紀の前半に書かれた『仁勢物語』は、
『伊勢物語』を巧みにパロディ化した作品です。

内容も、『伊勢物語』の王朝風の雅やかな色好みの話が、
江戸時代の思い切り卑俗な話に改められています。
思わず笑ってしまう、江戸時代のパロディ文学の傑作を、
一緒に読んでいきましょう。

NEW 後期講座 夜間講座  水曜日
2023年1/18、2/15、3/15 (全3回)
 水曜日 20時-21時半 実施


いずれも初心者を対象としていますので、
お気軽に見学にいらしてください。

【ご紹介者特典】
知合い、お友だちなどをご紹介くださった方に、ご紹介特典を付けました。
見学されたお知り合いが、入会した場合、入会金を半額の5000円に優待。
また、ご紹介くださったご本人には、次期古文書講座の一回分を無料にいたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

■見学参加(一回に限り無料)もできますので、お気軽にご連絡ください。

■通信講座のご案内 初回説明会をオンラインで実施します
2023年1月27日(金)から半年間

http://www.madio.jp/ko/basho1.html
「芭蕉の更科紀行」を読む
芭蕉の更科紀行を題材に、くずし字の基礎を学びます。お客様の理解度に
合わせて、教材をwebからダウンロードしていただきます。半年間でかなり
読めるようになります。

次回は第302号 1/20 金曜日を予定しています。

なお購読を希望されない方は、office@madio.jp までお知らせください。
配信の停止をいたします。

 株式会社マディオ 藤原真由美
  〒260-0854 千葉市中央区長洲1-10-13
  電話043-222-0179  
   email: office@madio.jp
  URL   http://www.madio.jp

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