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ブッダのエゴイズム――自灯明、法灯明

「生きるのがつらくてつらくてしかたがないんよ」

というのがブッダで、彼は王族に生まれてなに不自由なく育った。
おいしいごはんに快適な住居。
王位を継ぐという立派な仕事も用意されていた。
嫁さんも子どももできた。
「家ガチャ大当たり」だ。

しかし、彼は
「生きる苦しみをなんとかしたい」
と考えた。
そして出家した。

いわば彼は家族を捨て、労働や社会的義務を放棄し、豪奢な消費生活も捨てたことになる。

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