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【実体験】登録販売者になるには?試験の難易度と実際に合格した勉強法を公開

薬局で薬を販売する仕事「登録販売者」は、2009年に新設された公的資格です。

この資格を持っていれば、薬局だけではなく、大型ドラッグストアやホームセンターの医薬品販売店にも勤務できるので、人気の高くなっています。

ただし、「いますぐ単独の登録販売者として勤務したい」と思っても、すぐに就業できるわけではなく、次のような決まりがあります。
 

● 資格取得には試験に合格すること。 
● 登録販売者として単独で売り場に立つには、過去5年間で2年以上分の経験が必要。


今回は、登録販売者の試験に独学で合格する勉強法について、経験をもとにご説明します。

資格取得の勉強をはじめた途中で「こんなはずではなかった・・」とガッカリしないよう、いまから登録販売者試験の勉強法ついてチェックしておきましょう。

ぜひ最後まで、お読みください。


・登録販売者の試験の難易度は高くはない

机・写真

たくさんの資格試験がありますが、登録販売者の資格試験の難易度はけっして高くはありません。
他の資格試験と合格率をくらべてみまました。

・登録販売者        49%   
・基本情報技術者 38.8%
・中小企業診断士 36.4%
・宅建              17.9%
・司法書士         5.14%   
・社会保険労務士   7.9% 

業種もさまざまですが、2021年の登録販売者の全国平均の合格率は49%です。
およそ半分の人が合格できます。

しかも登録販売者には受験資格がありません。
間口が広くて、合格率が高いので独学で試験が突破可能なのです。

しかし独学というとモチベーションが上がらず、どの勉強法もなかなか続かないのが難点!!!

実は、私もまず資格試験の勉強をスタートするさいに取りかかる、基本書がなかなか最後まで読めなくて3日坊主になりがちでした。

そんな根性なしの私が勉強を続けられた方法を解説します。特別に用意するものはなく、どなたでも再現ができるものです。

・私が合格した勉強法


1,分厚い基本書は耳で聴いて完読する
2,使ったのはたった2冊の本とスマホ
3,スキマ時間のつみかさねで時間を確保

いたってシンプルですが、この1の「分厚い基本書は耳で聴いて完読する」が最大のポイントです。

1,分厚い基本書は耳で聴いて完読する

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私だけかもしれませんが、本当に勉強が続かずに分厚い基本書を読み終えることができませんでした。

しかし、一度この方法で基本書さえ完読してしまえば、あとはスキマ時間にひたすら過去問を解き、そして間違えたら基本書のその部分をチェックする。
この流れをひたすら繰り返していけばいいのです。

そこでどのように参考書を耳で聴いていくかというと、下記の2つの音声のどちらかをスマホに録音すれば準備はおわります。

● 無料の動画講座
● 講座CD付き参考書のCD

後は、通勤時間やお昼休みなどのスキマ時間に聴くだけです。
とっても単純な方法ですが、分厚い参考書を開くと眠くなってしまう私のようなタイプにはピッタリでした。

こんな単純な方法で、あの1冊に何百ページもある参考書の内容が頭に入ります。
もちろん1度聞いただけでは記憶には残りません。

スキマ時間に繰り返し聞くことで、頭の中に情報がスキャンされていくイメージです。
薄い印字だったものが、だんだん積み重ねて色濃くなっていくように繰り返し聞くことで参考書の内容が頭にインプットされていきます!

録音する教材ですが、現在は資格試験の参考書も多種にわたっています。
無料で講座をYouTubeで公開しているものや、CD付き参考書も発売されています。自分のタイプに合ったものを選ぶとよいでしょう。

2、「あなた専用のオリジナル間違え集」をつくる


1で参考書の内容を一度おおまかに頭に入れてたら、次はどんどん問題を解いていきます。
この段階では、間違えだらけで当然です。

頭に入れた参考書の内容がどのように問われるかを見ていくつもりで繰り返し説きましょう。
そして何度か問題を解いていると、いつも間違えているあなたの苦手な部分がだんだん決まってきます。

その間違えた部分の問題を、コピーや手書きでノートに集めていけば、試験の直前には「あなた専用のオリジナル間違え集」が完成します。
この存在が非常に大きいです!

正解した問題はもう解けているのでやる必要はありません。
あとは間違っている問題を正解にできれば、どうしたって合格点を超えるからです。

それからはその「あなた専用のオリジナル間違え集」を、試験までのスキマ時間にひたすら見て暗記していくだけです。

とてもシンプルですが効果は抜群です。

3,使ったのはたった2冊の本とスマホ


私が実際に使ったのはこちらの2冊の本といつも使用しているスマホだけ。

このテキストの著者は、授業動画をYouTubeにアップしています。
私はその音声をスマホに入れて活用しました。

● 『最短合格!アフロ先生と学ぶ 登録販売者合格テキスト』
● 『うかる! 登録販売者 過去問題集 2021年度版』
●   スマホ


4,スキマ時間のつみかさねで時間を確保

時間・写真

社会人になると、なかなか日々の生活の中で、机にむかって勉強する時間を確保するのは大変です。

私が登録販売者の資格をとろうと思ったのは、2児の子育て中です。
そのうえ、仕事もしていたのでなにせ時間が足りませんでした。

まず、いつ参考書を聴いていたかというと・・・

 ・朝の下の子の送迎をした帰り道 20分
 ・通勤時の移動時間 15分×2(往復)
 ・夕食の食器洗い時 10分

以上の一日60分ほどでした。

でも、たったこれだけでも2週間あれば、10時間(600分)の講義が聴けるのです。

5(平日) × 60分 ×2(2週間)= 600分(10時間)

もちろん分からない部分は、過去問を解く時期になっても、繰り返し聴いてインプットを続けていきます。

スキマ時間の積み重ね勉強とインプットの繰り返しは資格試験合格に欠かせません。

1、資格試験に必要な、分厚い参考書の完読すること
2、間違えた問題を自分のものにすること


この2点を無理することなく攻略できるこちらの方法は本当におススメです。

とくに登録販売者の試験は、カタカナの成分名や漢字の漢方名がたくさん出てきます!!
そして、見慣れない名称がやこしいです。

そこを乗り越えるには、くりかえし聴いてとにかくインプットすること。
そこが合格と不合格のわかれ道になると実感しました。

これから登録販売者の試験をめざす方はもちろん、何かそのほかの試験を受ける方は、ぜひこちらの方法を試して、自分磨きのためにスキルアップをしてくださいね。

・まとめ

・登録販売者の試験試験の難易度は高くない
・耳からのインプットを使って独学で合格できる
・分厚い参考書はスマホの音声を聴いて完読する
・「あなた専用のオリジナル間違え集」をつくる
・スキマ時間を使ってインプットをひたすら繰り返す

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