![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102514387/rectangle_large_type_2_d851160811f19cbf68a2eaf149646c4d.jpg?width=800)
銀世界の天使 ユキホオジロ
海風が吹き、雪が吹き溜まる北海道の冬の海岸草原。風は体感温度を下げるし、手先足先は感覚がなくなるほど寒い。
地吹雪などに遭遇すれば、凍死する危険もある。
そんな厳しい場所に、銀世界の天使はいる。
一般的に、冬の海岸に通じる道路は除雪が入らないので、車は通れなくなることが多い。
だから、銀世界の天使に会いたければ、スノーシューを履いて往復14キロを歩くことになる。
誰でも簡単に逢える存在ではないのだ。
14キロ歩いても逢いたい天使。
その名は「ユキホオジロ」
北海道では冬鳥で、個体数は多くない。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102513968/picture_pc_b622ec2757f97e26c41ce474ebe012be.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102513969/picture_pc_c94d5eaf12f20b45af13c2aec119e893.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102513961/picture_pc_1251ffbb9a27a9235d10793fbb461d2d.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102513965/picture_pc_053e82ccbfecedd3a7cb14f08b13787b.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102513964/picture_pc_416e33bc5b323b6871fb285bdb3aaa9c.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102513966/picture_pc_ffa2dc12de31fe78e0908877e2a90952.png?width=800)
白い羽を身にまとい、コロコロという独特の鳴き声で存在を教えてくれるこの子たち。
この鳴き声が聞こえてきたら、寒さも、歩き疲れた体も、全てが報われる気持ちになる。
北海道の海岸草原に生植しているイネ科のハマニンニク。
この種子がユキホオジロのご馳走。
ユキホオジロに逢いたかったら、まずはハマニンニク探しから始めよう。
ハマニンニクが生植している野付半島の先端近くには、毎冬ユキホオジロが渡来する。
今年は、たくさんのユキホオジロに逢うことができた。
頬紅をつけた可愛らしい顔。
コロコロと響く鳴き声。
天使のような白い羽。
何時間見ても飽きさせない魅力を持っている。
また、次の冬に逢おう。
そう約束して別れた。
ハマシギがユキホオジロの群れの近くにいた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102514228/picture_pc_f0835d1643f161644c6e524760dcc9e7.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102514232/picture_pc_8c13ba5aa9c208b703da277869b3cb48.png?width=800)
実は、雪が積もるまで限定の特典がある。
それは、野付半島ネイチャーセンターで発行される通行許可証。
これがあると、ネイチャーセンターから、さらに数キロ先まで車でいける。14キロ歩かなくていいのだ。
詳しくは、野付半島ネイチャーセンターに問い合わせてみると良い。
野付半島ネイチャーセンター
お土産としておすすめしたいのは、標津羊羹だ。
おかみさんは、明るい笑顔が素敵な女性。
羊羹は、あっさりとした甘さが体に染みる一品。
個人的に、ここのあんドーナツは最高に美味しいと思う。
標津羊羹本舗
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?