薔薇王の葬列 纏
🫧久しぶりに考えてみようと思ってからの記事です🫧
薔薇王の葬列、わたしが去年の夏休み頃、上のきょうだいが部屋の机に置き忘れたのをきっかけに読み始めたものであります。
おかげさまで世界史選択になりましたよ…
(これで共通テスト死んだら責任とってよ薔薇王…!!!(泣))
もはや感想というか、いつか自分がまた久しぶりに読み直して、内容を整理できたらなぁというかんじで書いております。稚拙ですが自分用なので👍
最近読んだときは、リチャードさんの『この体のせいか』のセリフのとき、足がよく見えなかったもので、『リチャードさんって何…?!半身無かったの…?!』とびびった覚えがありますw
ま、そんなことあるわけ…さすがにたたかえないよね
最終巻は辛すぎる!!!
とにかく薔薇王って息をつく暇が無い…!!!
ことを成すたびに次の課題がバンバン生まれるわ…ほんと美しさだけで追いかけられたよこの作品!
最終巻
リチャードはプランタジネットの正当な血を引いていない、と母から告げられる
↓
物語、そしてリチャードを突き動かしてきた父の存在も消え失せ、ついに身内もなにもかも灰に消える。
↓
リッチモンド側が優勢になっていく
↓
リチャードの病気(末期)が悪化
※これ、息子のエドワードも罹患しているのが恐ろしいです。ジェーンがいるから大丈夫だと信じているけれど、読んだ時は絶望しました…
あとイザベルの子達は大丈夫?!?💦
↓
白いのも失う(別れる)
なんだかんだついて来ていたが、もう二度と会えないのがリチャードにもわかったんでしょうね。
ひたすら切り離されていきます。
↓
まさかのヘンリー似のお兄さんに遭遇
↓
ヘンリー王も荊にとらわれ、王が幸せでないことを唯一わかってくれる存在だと知る
↓
ヘンリー王似のお兄さんと友だちになる約束をする
↓
ヘンリー王似のお兄さん、『これで心おきなく君を殺せるよ、リチャード』
↓
ジェイムズ・ティレルからの手紙を雇い主が受け取る
↓
ケイツビーはやはりリチャードのことを…という展開。しかしもう『王』として止まれないリチャード
↓
突然の開戦、リッチモンドとエリザベス結婚
↓
ノーサンバランド伯の裏切り(辛すぎる)
↓
王直々に突撃するリチャード
↓
史実通り、即死レベルの斬撃を受ける。
(史実は深いもので脳まで貫通していたそうです。即死であった可能性も高い、とのことです)
↓
顔を上げるとヘンリー王似のお兄さんが白馬にのっている
↓
同タイミング、今までリチャードに取り憑いていたジャンヌが自分であったと悟る。
↓
ジャンヌは自分であり、そして王の血でもなく、自分は散々手を汚して王位を手に入れた悪魔であるーーーしかし、自分だけは自分を愛している、そう感じたリチャードは意識を手放します。
↓
リッチモンド伯が王冠を拾いーーー
↓
地面にはヘンリー王似のお兄さんが死に斃れている
↓
ケイツビーは王でもなくなった、ただ愛するリチャードをかかえ、離脱。
↓
リチャードはたったひとり、自分を見捨てなかったケイツビーに恩を返さなければと思いながら、
死の眠気に囚われる
↓
終わり
という展開でした。
ヘンリー王似のお兄さんは、リチャードのことをかつてのヘンリーのように愛していました。
だからリチャードを『友だち』として扱い、
しかしきっと『友だち』を知らないままであったヘンリー王のせいか、ヘンリー王似のお兄さんは命を賭してリチャードを守ろうとします。
そのために髪の毛を染めるシーンもありました。
(でも、薔薇王は血との判別が難しい描写が多いからはじめはイマイチわからなかったです苦笑)
ヘンリー王似のお兄さんは、もとの雇い主にデマである『リチャード王は白馬に乗っている』と手紙を渡すのでした。
これでヘンリー王似のお兄さんが白馬に乗るのよ!!ああああ!!お兄さん!!!泣って気づいた時には痺れて泣き死にかけました。
ヘンリー王似のお兄さんは以前にバッキンガムから王の指輪を受け取っていたので、リチャードのふりをしようとすれば完全にできますよね。
終幕、リッチモンドは王を希ったものの、王座に座るものが見る『悪夢』を見ることになります。ちょっとせいせいしました…。
ベスちゃん、あなただけが救いよ…!!
ハワードさんは死んでしまったのでしょうか…
前線において、馬を狙われたのか、リチャード側は馬なしでの戦闘にもなっています。
ハワードさん…
リチャードさんが最期に清々しく、王らしく傲慢にたたかい、そして頭をかち割られてしまいます。
意識が朦朧とする中、今まで連れ添って(?)きたジャンヌの亡霊が自分であったことを知ります。
なぜいきなり現れてはリチャードを惑わせたのか、そして最期は同情的だったのかーー。
リッチモンドは王の冠を被りますが、
ここまで読んでわかる通り、王のみ知れる地獄があります。
リッチモンドはこれから誰もいない1人だけの退廃空虚で冷たい天蓋の下で、自分がしたことと同じように、誰かに位を奪われないかビクビク怯えながら生きていくことになるのでしょう。
こいつも悪魔のような性格をしていますが、
王には応酬があるのだからと考えると、なんだかスッキリせいせいするというか、もはや可哀想というか…
そしてリッチモンドの命を受けた兵士が、
リチャードに扮したヘンリー王似のお兄さんを殺害し、『これで王は死んだ』となるのです。
最終的には戦場で死んだヘンリー…あああ
ケイツビー…最後ほんと悔しくなります。
その後の史実の救いとしては、
リチャードを支持する残党もきちんと存在しており、(リチャードの即位時も前王エドワードを支持するものも描写されていました)数度は反乱も起きているようでした。
ケイツビーがこのあとどうして生きていくのか、
エドワードは元気にジェーンと生活できているのか…
リチャード側はほぼ生き残りがいませんね。
ただの雑なメモでした!
リチャードの残党についてはまた記事を改めて記載しようと思います。
駄文失礼しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?