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自分の身は自分で守るしかない

最近ネットニュースでとある記事を見た。それがこちらの記事。

事務所もある馴染みのある池袋の記事。
ちょっと言葉を失うようなひどい事態。
昔と違ってエイズも死の病ではなくなり、治療薬もあれば医療費の負担も少なく済むような制度もある。
とはいえ、性病にはなりたくない。
性行為をせず、風俗にも行かないという選択をすれば確実に性病からは身を守ることはできるが、そうはいっても欲を抑えることはできないわけで。
基本的なことだけど、避妊対策をきちんとして、定期的に性病検査を受けることが一番の予防策になる。
私自身、この仕事を始めて検査の大切さや、性病について思っていることがあるので今回はそんなことを書いていこうと思う。

私たち、AV女優は性病から身を守るために、性病をうつさないために毎月撮影前に性病検査を受けている。
このことは結構知っている方も多いのではないだろうか。
業界の撮影時に受けなければならない検査は9項目。
・性器クラミジア・性器淋菌
・咽頭クラミジア・咽頭淋菌
・HIV
・梅毒
・B型肝炎
・尖圭コンジローマ(医師による視診)
・性器ヘルペス(医師による視診)
保険外診療の病院なので検査費は少しいいお値段だが(通常検査費は保険適応されないが、他の病院の場合、症状がすでにあって検査をする際は保険適応になる)、私が所属しているライフプロモーションの場合は事務所が負担してくれているため安心して受けることができる。
また、病院が混んでいなければ30分もかからないのでサクッと終わる。
検査結果も2日後には出るし、この検査があるから安心して現場に行くことができる。
さらに、最近は共演者と検査表を見せ合う時間も設けているし、その様子を動画や写真で撮影して記録も残すようなルールになっている。現場で通用する検査表の期限は撮影日から1か月以内に受けたもの。検査表の期限の切れた共演者も極まれにいるので(滅多にそんなことはないけど期限切れの現場があった話は聞いたことがある)、自分の目での確認は本当に大切になる。

とはいえ、毎月検査を受け、気をつけていてももらってしまう時だってある。
私はこの業界に入ってから、撮影現場で性病をもらったことが数回ある。
決まってもらう時は複数プレイモノで、「ゴムチェン」をしない現場。
ゴムチェンというのは、例えばAちゃんが挿入した後にBちゃんが挿入する場合、コンドームを新しいものに変えること。
ゴムチェンしない現場ということは一つのコンドームを共有して撮影を行うということである。
正直毎回交代する度に交換するのは手間だし、時間もかかる。
撮影の都合上ゴムチェンなしの方がやりやすいことはわかっているし、性病をもらうまでは私も「陰性同士だし大丈夫だろう」と気にもしていなかった。
ただ、一度ほかの子が使ったコンドームを共有することは間違いなくリスキーであり、毎回現場で性病をもらってくる時は決まってゴムチェンしなかった現場なので、もうこれは面倒くさくとも必ずやってほしいなと今は思う。
「ゴムチェンなしでもいい?」と確認されて、撮影時間や体裁を気にして断れなかったこともある。
今思えば自分の身を守れるのは自分だけなのだ。
まぁ、最近の現場でゴムチェンなしというのはもう聞かないので、徹底してちゃんとルールを守ってやっている現場しかないんだとは思うのだけどね…。
一応補足だけど、私はもともと現場の数が少なかったので、どこの現場で性病をもらったかというのはすぐわかるんですよ。
そう考えると、ほぼほぼ女の子からもらっているのでコンドームって、避妊具って偉大だな、大事だなと実感します。
まぁでも多分、そのばらまいてる子も陰性の状態で検査を受けて、そのあとプライベートか他の現場でもらってきてばらまいてしまっているんだと思う。
プライベートの自己管理は自己責任。おいおい頼むぜ…と思うことは何度もあるけど、そのばらまいてる子も被害者かもしれないから責めることはできない。自分にできることは予防に徹底して自分で自分の身を守ることだけなのである。
どんなにみんなが気を付けていたとしても、毎月検査をしていたとしても5年間で数回もあるのだから、一般の人で遊ぶ機会の多い人は特に検査はちゃんと受けるべきだと思う。
あと、勝手にかかるのはいいけど、人にばらまくのだけは普通に迷惑行為だからね。
いい子はちゃんと自己管理しましょうね。
大人のマナーですよ~。

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