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テニスの王子様関東氷帝戦感想まとめ

 こんばんは。御園です。転職先が決まらないまま来月から無職です。大ピンチじゃねーの。という近況ですが、試験勉強や友人主催の合同の寄稿原稿が一旦落ち着いたので、GWを利用して1日テニプリデーと称し、ようやく関東氷帝戦を読み返しました。跡部様の雌猫であり、氷帝のオタクなので、いつも以上に主観マシマシで氷帝贔屓な感想です。あと諸事情で14巻と15巻の感想は混ぜ混ぜです。それでは早速スタート

〇14・15巻

・大石に怒られたら普通に泣く
・ここの菊丸の無神経さ、良くも悪くも中学生。レギュラー落ちなんて珍しいことでもないしな
・「お前らデキてんのか?」←男女が一緒にいると付き合ってる!って言う中学生
・「杏ちゃん」呼びまでしちゃって、跡部様ってけっこう杏ちゃん好き?気が強いしな
・初登場思ったよりモサっとしてる忍足
・サル山の大将べ様ホントに大好き
・かっこ良く「15」を持つ跡部様
・手塚が氷帝の部長を倒している……歴史が歪んでいる……
・桃城妹!?
・この妊婦さん、1人目は宍戸さんに助けられてるし、何かとトラブルに縁があるので気をつけてほしい
・かたくなに「勝つんは」と言わない氷帝部員たち
・スポーツマンシップのかけらもない応援
・黄金ペアというか菊丸って作中でも分かりやすく成長している方だよね
・宍戸さん、ヤンキーの先輩
・初期のちょっと生意気な長太郎好き
・中学生のやる特訓じゃねえ~~~~!
・眠そうなジロー目つき悪くて良。そのジローがまさかあんな天真爛漫な子だなんてびっくりだよね


〇16巻

・乾先輩って本当にかっこいい男だよな。この強キャラっぷりが新テニで発揮されてないの残念でならない(関立で遺恨が晴れたからって見方もあるかも)
・乾先輩ってずーっと自分のテニスを貫いてるんだよな
・榊監督って優秀な指導者だよなあ。スーツ暑そっ
・この頃の跡部様は樺地にもちょっと乱暴(樺地は強いので子犬の戯れくらいの痛みです)
・樺地、キュート
・タカさんと亜久津の関係性大好き
・純粋が故に何でも吸収するからコピーできます←そ、そうはならんやろ……理論ではあると思う
・中学生なのにもう将来を見据えてるタカさんえらすぎるけどテニス辞めないでマジで辞めないで一生テニスして
・たぶん跡部様なりに樺地の心配してる
・ベンチコートの越前、アニメだと菊丸に引っ張られて「やだっ」って言ってるの可愛いんだよね
・起きたジロー超かわE~~~~~~~~!


〇17巻

・「どうだ、こいつがジローだ」←もうホントに大好き。部員の試合中ホントにずっと嬉しそう。このセリフで跡部様に落ちたと言っても過言ではない
・白鯨、不二先輩じゃなきゃ許されないネーミング
・裕太くんお兄ちゃん大好きでかわいい
・負けてなおこんなに楽しそうなジローの天衣無縫が公式で見れそうにないってどういう了見?
・氷帝応援団、たぶん事前に氷帝コールの練習してる
・「もういいのか?」「ああ満足だ」←何の時間?
・初「俺様の美技に酔いな」!!!!
・跡部様全コマかっこいい
・大石君、手塚君って呼び合ってた二人がいつ呼び捨てになったのか知りたい
・武居先輩今どうしてんのかな。テニス辞めちゃったかな。いやさ、暴力は良くないけどさ、中学生にきちんと感情コントロールしろって言うのも酷だからね。双方のケアをしてあげてよ。大人がさ
・大和祐大激マブすぎ。イメチェンしないで
・大石がいなかったらテニプリのストーリーは180度変わっていたことでしょう
・「たまらんスマッシュ」
・ジュニア選抜べ様、髪短くてかわいい
・あ~あくまで手塚が攻め急ぐことを狙っていたのね。そして手塚が自分の腕より、時間がかかっても確実に勝つ方を選ぶ男だとは思っていなかったと


18巻

・手塚が乗って来た時点でもう跡部様の狙いって外れているんだよね
・「決着をつけようぜ」←原作手塚の試合中のこういう言葉遣い好き
・ここの跡部様のモノローグ良すぎ
・試合後の「やるじゃねーの手塚ァ……」ってアニオリだった!?
・日吉負けんな!!!!
・ニコ動で100万回見たシーン
・テニプリ1プロフィールを知られている男
・柳先輩普通に赤也殴ってる
・ここで悔しくて泣く日吉好き……いつか絶対勝て。よく見たら長太郎も泣いてる
・銀華中の食中毒、事件だろ


〇総括

 氷帝戦、全体的に画面が派手で面白かったな……。以前、友達に「手塚の感情が分からん」って言われたので、そこを考えてみることを意識して読み返してはいたんですけど、結論から言います。この18巻までの情報のみで判断するのは不可能です。いや、個人的にこうじゃない?って考えてることはいっぱいあるんだけどさ、それって新テニやファンブックやミュージカルなどの他メディアの情報を踏まえたうえでのそれだから、原作から読み取れる感想としては相応しくないかなって……。ごめんね。答えは得られなかったですって言っとこ。ただまあ理屈としては、タカさんが片手で波動球なんて無茶してでも次に繋げようとしたこととそんな変わらん気持ちじゃねえかなって思うけどね。
 以上から言えるように、テニプリって本当に感情表現をしないドライな作風だよね。新テニではだいぶ心情描写もモノローグも増えたけど、やっぱスポーツ漫画の読者が一番求めているものって「試合」だから、試合をどれだけ面白くするかに注力するのは戦略として間違ってないと思う。その結果、作中の感情を補完するミュージカルという媒体がガッチリはまって「テニミュ」という文化が生み出されたんだからすごいや。
 テニプリのストーリーって要は越前と青学が悪役をテニスで倒していく話というか、「バカヤロー!テニスは人を傷つける道具じゃねえ!俺とテニスバトルで勝負だ!」のノリだと思うので、ライバル校って悪役であればある方が作品のテーマも引き立っていいんじゃないかと私は思います。その意味で関氷の跡部様って悪役として最高なんだよね。またよく越前の対戦相手は7つの大罪モチーフ説が囁かれているけど、跡部様しかり、向日忍足、越前に対する日吉など、氷帝全体として「傲慢」がテーマで、その傲慢さが敗北の要因になってるんじゃないかなって。ハッキリ言って跡部様って手塚を侮っていたんだよね。ベスゲの『永遠』でも「俺を本気にさせろよ」とか言うくらいだったし。この傲慢さがあるからこそ、全国でリベンジする氷帝や新テニで成長する跡部様の良さが際立つんだけどね。その話は全国と新テニの感想で詳しくお話しします。
 テニプリの試合って「相手の真剣さに応えること(それが現実のスポーツマンシップ的にはあれだとしても)」が正義というサムライ的な価値観が漂ってるんだよね。なんだかんだ平成初期の漫画だから今見るとちょっと時代遅れな描写に見えちゃうのは仕方ないかと思うけど、こういう漫画でそれ言うのは正直野暮な感想ではあると思う。現にS1後半の跡部様に傲慢さは私は感じないんですよね。手塚が本気を出した、だから跡部様も本気で応えた。ベスゲなどの映像媒体になるとそこが分かりやすかったんだけど、それまで寝てたジローがバッチバチに起きるくらいには二人の試合ってお互い「本気」で、そのトリガーを先に引いたのって手塚なんだよね。ここから始まる二人の因縁についてもしっかり考えていきたい所存です。
 氷帝は悪役です。間違いなく悪役なので、氷帝が負けるのは当然だと受け入れてはいるけど、やっぱり最後に日吉が負けてしまうのも、悔しさと自分の未熟さに泣いてるもの、そして氷帝の夏がここで一度終わってしまうのも悲しいと思わずにはいられない。メタ的な理由があるとはいえ、全国に行けて良かったよ。願わくはいつか公式で天衣無縫のジローが見たいんですがダメですか??あと日吉の勝ち試合もマジで見たい。次の全国大会では絶対に日吉、長太郎、樺地が率いる氷帝が優勝するので……勝つのは氷帝! 
おわり

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