近森 未来(資生堂クリエイティブ コピーライター)

コピーライター/7歳&11歳の母の兼業。気になった日経新聞記事について投稿しま…

近森 未来(資生堂クリエイティブ コピーライター)

コピーライター/7歳&11歳の母の兼業。気になった日経新聞記事について投稿します(@日経COMEMO) 「最も個人的なことが、最もクリエイティブだ」という偉大なる言葉を信じて。個人的なことばかり書き散らす予定です。

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    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

最近の記事

自信を持てない私とあなたに捧げる、慰めとエール

私いい大人ですが、しくじるとすぐ凹むし、なかなか自分に自信が持てないんです。でもこの記事を読んで衝撃を受けました。 ええええ。すでに強い人が。そんなに勝っている人が。self confidence(英語で言ってみる)のためにここまでやってたの?いやそこまでやったから王者だったのか。 心を支えるこのようなスペシャリストが存在すること、また記事には「ありったけの感情を込めて叫び続けると、言っていることを人は信じ始める」など科学に裏打ちされていても、やり方は案外泥臭くてさらに驚く

    • ドラえもんの新作映画に学ぶ。決められた枠をどう捉え、新しいものを生み出すか。

      「あんた20年後は、ドラえもんとクレヨンしんちゃんの映画だけ、ほぼ毎年見るよ」とミニシアターでイキってた大学生の私に囁いてやりたいです。 はい今年も見ました。『映画ドラえもん のび太と地球交響曲』。 昨今子ども映画も、私みたいな予想外・白目・引率大人たちの鑑賞にも耐えうるレベルの高さになっているともっぱらの評判ではあり、私もそう思いますがそれがかえって気になることもあり。 ただ今回の新作が、最近のドラえもん映画のなかでいちばん心が動き「決められた枠をどう捉え、どう新しいもの

      • なぜ病院に家族の付き添いが必要か訳が分かった。けどそれが将来叶わなかったら?

        いま訳あって、家族たちの入院・通院ケアで大き目の病院のはしごをしております。(同時多発です…) 私そもそも、病院付き添い時間選手権コピーライターの部・都大会では結構いい位置にいくんじゃないかな、と自負してるんですけど。 さらに今回どっぷり病院にいて、家族がケアをせねばいけない現状や単身化・少子高齢化進んだ先の日本で、自分の老後はどうなっちゃうんだろうとしみじみ思ったのでそんな話します。 そう、こういう話。 大人同士なのに「付き添い」って何じゃろと思ってた年上の先輩から、たま

        • 傷ついた誰かを、慰めるとしたら。

          年明けから、心が痛む出来事が続いている。 それだけでなくても日々生きている中で、自分もだが、周りのひとがつらい状況に見舞われることもあると思う。 そんなとき、つい慰めの言葉をかけたくなる。 でも自分の言葉で、相手を救ってあげよう、なんてゆめゆめ思わないこと。 それだけは伝えたい。 言葉の仕事の端くれをしている私だからこそ言いたいんです。 なんならお見舞い文を書くこともある。 もちろんできる限りの思いをそこに馳せる。 でも人生を少しずつ重ね、慰めるほうも慰められるほうも経験

        自信を持てない私とあなたに捧げる、慰めとエール

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        記事

          男性にかけられた「男らしさ」の呪いもまた、解くべきなんだろうと思う。

          わたくし、この1年間女のひとのこと、特に女性が働くこと、共働き、育児との両立について多く投稿しておりました。 基本的に女のひとの味方でいたいと思ってるんです。 でも実は、今年思いを馳せていたのは、男のひとたちのことでした。 女性活躍って女性だけが頑張る話?とずっと腹が立っていて、そのために男性を理解せねばと思ったのが始まりだったのですが、 男性も本当の意味で幸せにならないと、皆幸せになれないと今は感じているから。 いやそもそもは、あのですね。 何を今さら感満載ですが。

          男性にかけられた「男らしさ」の呪いもまた、解くべきなんだろうと思う。

          共働きが『なぜ男女の賃金に格差があるのか』を読んだ。

          先月このニュースが出たとき、友人から速攻でLINEがきた。 「なんで外国のひとなのに日本のことが分かるの?賢いから?何なの?何者?」と2人でざわついた。 突然現れた超人のように見えたが、存じ上げなかったのは単なる私の無知でございました。 今回私の投稿を読まずとも(長文なんで)、以下に集約されてます。それだけでもいいから読んでほしい。 が、私はこの切れ味鋭い人の本を読まずに今月越せないと、入荷切れで高値になっている密林サイトの動向を見ながら手に入れた。(今は在庫ありそう)

          共働きが『なぜ男女の賃金に格差があるのか』を読んだ。

          うっかり老害になるところだった話。

          コロナ禍を含んだ子どもの小学校生活6年間、ザ・運動会弁当をつくったのは結局1回だった。 (ん?2回か?というレベルの記憶) 今年の帰宅は給食を食べて早めの午後。リレーもない。色別の対抗戦の逆転ドラマもない。他の学年も見れないので、きょうだいがいない限り、低学年の子のきゃわゆいダンシング玉入れや、高学年の子の迫力ある走りも見れない。 つい私「なーんかさみしいよね。皆で集まってお弁当食べて応援してさー。こういう思い出って一生残るから案外大事だよねえ。残念」とつぶやいてしまった

          うっかり老害になるところだった話。

          COMEMO約1年。noteで読まれやすいお作法とそこからの模索記

          去年の4月からCOMEMOの投稿を始めて、約1年半経ちました。 同じ「書く」でも広告コピーとnoteでは違うと痛感しています。 noteで読まれやすいお作法が確かにある。 が、それだけだと多分行き詰まる。 を、COMEMOの方たちとお話したり、 試行錯誤して気づいたことを今回書きます。 ただCOMEMOは「ビジネスカテゴリー」になるのかな?なので全てのケースに当てはまらないとは思うのですが、 noteで書き始めたばかりの方、ちょっと創作を見直してみたいという方の参考にもなると

          COMEMO約1年。noteで読まれやすいお作法とそこからの模索記

          目の端っこでも、追いかけ続けると「好き」が近づいてくれることもある。

          私の夏休み、一番心に残る「トキ消費」は、初めての寄席でした。 モノ・コトときて、トキ消費。定義はこんな感じ。 今話題の高校野球の応援は正にトキ消費ですかね。 寄席もそうでした。場の反応を見ながら、有機的につむがれていく枕(演目の導入の小噺)。お客さんのリクエストに応えて進む切り絵。落語のお噺の喜怒哀楽を分かち合う一体化。 ああもっと早く来ればよかった。 実はここまでに30年以上の歳月が経っていました。 小学生の頃の家族旅行。飛行機内で番組を聞き尽くし、仕方なく選んだ日

          目の端っこでも、追いかけ続けると「好き」が近づいてくれることもある。

          子の夏休み昼食問題。弁当に、情念をこめすぎない世の中になるといいな。

          思いもよらなかったんです。憂鬱、地獄、憎い、なくなればいいとまで思うようになるとは…。 その相手は夏ー休ーみーいぃぃ。 正しく言うと「母さんとして、子どもを世話する夏休み」です。 今まで対岸の火事だったことも、自分の立場次第で、見える景色が全く変わってしまうことってありますよね。 こんなニュースなんて20代のギャル?だった頃は、目に入らなかった。子の保育園時代もまだだった。 COMEMOを読む方もそういう方、多いでしょうか。が、今の私は日々お昼問題で頭がいっぱいで、また

          子の夏休み昼食問題。弁当に、情念をこめすぎない世の中になるといいな。

          自分の欲しいものを言語化できる人は実は少ない。だから強みになる。

          コピーライターの仕事をしていて、最近改めて実感していることがあります。 それは「自分の欲しいものをうまく言語化できる人」は実は少ないということ。 「でもそれが私の手にかかれば魔法のようなコピーで言語化できるのです、わははは」と言いたいわけでも「言語化なんてしょせん無理です」という言葉の仕事の全放棄でもないのです。 提案に通らないのは何故なんだろうとというのも、こちらの広告プランの提案が一度で通るというのがなかなか少なくて(威張れることでないです…)その振り返りがきっかけです

          自分の欲しいものを言語化できる人は実は少ない。だから強みになる。

          渋滞40kmと分かっていても、飛び込むバカにならないといけない時もある。

          こういうニュースを家でゴロゴロと、アイス食べながら「ひぇーすごいね。やばいね」とか言って見たり、全く渋滞にひっかからないようなところを宝探しのように見つけて遊びに行く、という人生を過ごしてきました。 しかし今年、わたくしは初めて連休初日の渋滞のど真ん中に自ら身を投じておりました。(…いや嘘。人生で何回かあったとは思う) でも今年は改めて実感したのです。 バカだアホだと分かっていても、やらねばならぬときがある。 避けようと努力したり準備しても、それには限度がある。 今回はそ

          渋滞40kmと分かっていても、飛び込むバカにならないといけない時もある。

          最も個人的なことが、最もクリエイティブだ。

          ただいま日経新聞とnoteの共同お題企画 #大切にしている教え をテーマにした投稿を4月30日まで大募集中です! 私も僭越ながら書いております。 記事をアップしてから落ち着いて自分の投稿を見直すと、もっと明快な#大切にしている教え が書いてある。しかもプロフィールに↓ (会社でよく「落ち着け」と言われます…)  こっちを書くべきだったわ…ということで、今月も#大切にしている教え 第2弾を書かせてください。 最も個人的なことが、最もクリエイティブだこの教えは、2020年

          最も個人的なことが、最もクリエイティブだ。

          20代の痛ったい体験から、大切にしている教え

          今月の記事は、日本経済新聞とnoteの共同お題企画「#大切にしている教え」の依頼を受けて執筆します。 近森未来と申します。資生堂クリエイティブという会社でコピーライターをしておりますが、ご縁があり、こんな感じで去年からそろりそろりと書き始めました。 今までも個人的なことばかり書き、がそれは我が身を削ることであると今更思い知った今回ですが…。もう戻れない…。(ほかの話で書こうとしたが結局頓挫したため)  今回は20代の頃の恋愛で、痛ったい思いをした話からの教えです。相手から直

          20代の痛ったい体験から、大切にしている教え

          こんまりも、前言撤回した。

          賛否両論起きようと話題に取り上げられてる時点で、もう彼女たちの術中にはまっている気がするのです。(もし意図してないなら、それもそれですごい) だって私、改めてnetflixで彼女の番組を見て、インタビュー雑誌まで買ったんですもん。(めっちゃ課金) そして国を越えた「片付け」への共感性のすごさ、人生にまで波及できるドラマチックさ(コンテンツ力)を目の当たりし、また最初の著書の内容も思い出しました。(当時すぐ買いました〜) 「すごいなあ、ときめくものだけを残しなさい、って10年

          女だから、女の気持ちが分かる広告が作れるわけではない。だけども。

          広告で炎上しているのを見ると、胸が痛くなる。 ざまーみろなんて、到底思えない。 特にジェンダー周りは、よりつらい。明日は我が身に思えてしまう。 記事はジェンダーへの配慮が不十分で炎上する広告事例から、制作者たちはどんな視点や思考法を持っているか、またその制作環境についても言及しています。 まさに私も渦中というか業界の末席にいる一人として、振り返りながら現場から感じることを書きたいと思います。 「空気」は読み取れるものなのか記事にもありますが、いきなり言ってしまうと炎上しな

          女だから、女の気持ちが分かる広告が作れるわけではない。だけども。