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About BTS(Kome side)



世界でDynamiteという楽曲がDynamiteの如く爆発してからちょうど1年経ったということで、自己満足ではありますがバンタンとの出会いから現在までのあれこれを振り返ってみようと思います。

まず初めにぶっちゃけますが、
私は音楽に関しては好きなアーティストしか聴かない狭く深過ぎるくらい深いガチガチの偏食タイプで、特にアイドルやK-POPは無関心どころか毛嫌いしてました。(好きな人達、ごめんなさい)
BTS?あーよくお店とかで流れてらっしゃる人達?そういえば何年か前に原爆Tシャツで荒れてなかった?別に関係ないしええんやけど…くらいの感じ。(普通に最悪ですね、アンチと変わらないです)
そんな偏見まみれ頭カチカチなおバカが何故バンタンにハマったのか。


2020.6.22
とある生放送の音楽番組に好きでよく聴いてたBiSHが出るということで定時に秒で退勤してマッハで着替えてたら、職場の先輩がARMYでBiSHついでにBTSも一緒に観ろと勧められたのがきっかけで、BTS?有名なあのBTS?しかし私はフェキラァ!って言うてる曲(FAKE LOVEって言うんやで当時の私?)しか知らませんが?って思いつつどれどれ(何様なの当時の私?)って見てみたら、まぁ海外アーティストとは思えん程日本語曲の発音良いしめちゃくちゃ歌上手いし、え?でも7人もいらっしゃるの?多くない?って思ってたらどうやらお歌の人とラップの人とおるんか…あぁなるほど…韓国のアーティストさんやのにこんなに日本語で歌って大変やなぁそれにしても今人気のアーティストすげぇなぁ…とビジュアルはほぼスルーでYouTubeですぐに「BTS」と検索しました。

とりあえずどんな人がBTSにいるのか顔を認識していこうという軽い気持ちでポチッと押したのが、ARMYによるメンバー紹介動画やって、アーティストBTSというより芸人BTSという衝撃的IMPACTをぶちかまされたのです。
え?この人達をアイドルと呼んでいいのか…?とんだぶっ飛び集団では…?しかしこういう人達、悔しいけど嫌いじゃない…むしろ好き…何だこのおもろい人達…スルメやん…最初からずっと美味いスルメやん…とワールドワイドスターなBTSというよりは、癖強お笑い少年団から入ったというのが始まりでした。

しかしこの時は全然曲を聴いてなくて、というか聴かないようにしてました。
こんなに人間味強い人達の曲だ、知っちゃったら、その歌詞の意味を知ったら絶対もっと好きになっちまう…。
このように出会った頃から既に拗らせてました、というか冒頭にも書きましたがこのジャンルに対して偏見を持っていたから申し訳なさもあるし深入りするのが怖かったのかもしれない。
しかし移動中とかお家にいる時とか暇さえあればバンタンのバラエティコンテンツを見てしまうので、曲には触れぬようにしよう…そうしようと、謎の1人我慢大会が始まりました。
そんな私に決定的な一撃を与えたのはジンさんでした。
ひゃっひゃっと窓拭きのような高い引き笑い、不思議な動き、長男とは思えない落ち着きのなさ、オヤジギャグ連発、プリプリと愛嬌を振りまく姿…
そんなジンさんのソロ曲「Epiphany」をこれまたジンペンアミのジンさんについてまとめた動画内で聴いて、バラエティ内で見せる姿からは想像もつかないジンさんの努力で育て上げたLOVE MYSELFの精神にびっくりするくらい深いところにズドーンと落ちた上に心にストーンと入ってきた。

愛したいこの世界で
輝く僕を 大切な僕の魂を
やっと気付いた自分への愛に
完璧じゃなくてもとても美しいんだ
僕が愛するべきたった一人の僕

自身のことをイケメンだのWWHだと豪語して投げキッスを飛ばす人がこんなに不器用で美しくて愛らしいメッセージを歌うなんてずるい、ずる過ぎるだろ。

私自身の話になるけど過去におかれた環境や経験がトラウマになって、大人になった今でもうんざりするくらいその時の自己防衛のための習慣がこびり付いているせいか、自己肯定感がとても低かったと思う。
でもEpiphanyを通してBTSのJNというよりキムソクジンという人のちょっとした一面が垣間見えたことによって、それまで溜め込んでたものが体から抜けてすごく楽になった気がした。
こんなスーパースターだって自分を肯定できるように、愛せるように努力してるんだから、私だって努力したらいつか自分自身を認めて、愛することができるんじゃないか。
かの有名なラピュタくらいにレベチなところに住んでる人がいきなり玄関の扉をガラッと開けてアニョハセヨ〜って入ってきたような不思議な感覚になった。
あぁそっか、彼らもまたこの時代に生きて、色んなことを目にして耳にして、悩んで苦しんでもがきながらも突き進んでるんや。
そう思った途端に自分の中で張っていた壁が一気に崩壊して、次の日には職場の先輩アミにバンタンのオススメ曲を教えて貰ってた。

それから毎日バンタンの曲を聴くようになったし、YouTubeで歌詞の日本語訳とかを見るようになって、更に深くへと堕ちていくわけです。

BTSの何が好きかと問われれば歌のメッセージ性やパフォーマンス力とか挙げることはたくさんあるけど、私は彼らの人間性がたまらなく好きなんだと思う。
ありのままの20代の青年達の、正しく悩んで正しく傷付きながらもひたむきに進む姿が眩しくて羨ましくてたまらない。
こんな人になりたいって私が思う理想像とか全てが集結してるのが防弾少年団。
世界的スーパースターなのにそれを忘れさせるくらい自然で良い意味で人間臭くて純粋で、形容し難いくらい大好き。
心無い人達の言葉で傷付いて欲しくないし、いつだって幸せでいて欲しいと真剣に願ってしまう。

偏見の塊だった自分が恥ずかしいと思ったし、こんな馬鹿げた考えをもっと早いうちに取っ払ってたらもっと早く出会えてたかもしれないと正直後悔してる部分もある…。
でもコロナでそれまで生き甲斐だったライブという居場所を突如奪われて、宛もなくフラフラしながら日々つまらなく生きてた私にとってBTSとの出会いは本当に人生を変えてくれた大切なもので、この生きづらい時代でまた息を吹き返すきっかけをくれた人達。
今となっては私の人生には必要不可欠な存在です。


우리 함께라면 사막도 바다가 돼
私達が一緒なら砂漠も海になる

本当にこの言葉通り。
長くなりましたが、簡単にまとめると방틴소년단 사랑해요ってことです。

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