聖書生活

山口県で牧師をしている石田高保といいます。神との友情を楽しみ、身近な人々を大切にするた…

聖書生活

山口県で牧師をしている石田高保といいます。神との友情を楽しみ、身近な人々を大切にするために聖書を読んでゆきたいと思います。工事中の人生ですが、神さまが私たち一人ひとりの名コーチとして伴走し、励ましてくださる実感を味わいたいと思います。毎週、月曜から金曜まで投稿します。

最近の記事

神の健忘症

エペソ人への手紙 1:7 2024 07 03 (水) このキリストにあって、私たちはその血による贖い、背きの罪の赦しを受けています。これは神の豊かな恵みによることです。 誰でもひとたびキリストを受け入れると、その瞬間にあらゆる霊的な祝福をパッケージとして受け取ります。罪の赦し、義と認められること、神の子の身分、神の相続人、キリストの体の細胞、永遠の命、などは一度にいただけるものです。これとは別に既にいただきながらも努力して伸ばすべきものもあります。キリストの形に成

    • ユダヤ教とキリスト教

      ローマ人への手紙 11:24 2024 07 02 (火) あなた(非ユダヤ人) が、本来野生であるオリーブから切り取られ、元の性質に反して、栽培されたオリーブ (旧約聖書) に接ぎ木されたのであれば、本来栽培された枝であった彼ら(ユダヤ人) は、もっとたやすく自分の元のオリーブ (キリストとしてのイエス) に接ぎ木されるはずです。 ユダヤ教はキリスト教の親です。ユダヤ教がなければキリスト教はありませんでした。ユダヤ教は不完全でしたが、それをイエス・キリストが完成した

      • 我慢か忍耐か

        ローマ人への手紙‬ ‭12‬:‭12‬ 2024 07 01 (月)‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬

        • 過去は変えられる

          イザヤ43:25  2024 06 28(金) わたし、このわたしは、わたし自身のためにあなたの背き罪をぬぐい去り、もうあなたの罪を思い出さない。 歳多ければ恥多しと言われますが、歳を重ねるほど失敗も恥も罪も重なって、忸怩(じくじ)たる思いが多くなります。お年寄りを見ると、いく久しい星霜を経て、悟りの境地にあるように見えますが、じっさいは経験したことのない新たな苦しみに耐えているのだと思います。かえって若い頃に犯した過ちが思い出されて、後悔の念に悩まされることも多々あるでし

        神の健忘症

          火の中水の中

          イザヤ書‬ ‭43‬:‭2 2024 06 27 (木)‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ 水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。 大河の中を通っても、あなたは押し流

          火の中水の中

          自分を愛する

          第ニコリント 1:4 2024 06 26 (水) 神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。それで私たちも、自分たちが神から受ける慰めによって、あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます。 もし「自分のことばかり気にかけていて、私のことは後回しなのですか?」 と身近な人から言われたら、そうだ、自分は自己中心だったと反省することでしょう。しかし反省すべきでない時もあります。相手が自分に罪悪感をなすりつけて、自分の思うように巧妙にコントロ

          自分を愛する

          求めよ

          マタイ7:7 2024 06 25 (火) 求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。 この言葉は聖書を読んだことのない人でも聞いたことがあるかもしれません。とてもポジティブな言葉なので、これで励まされたという人も少なくないことでしょう。努力は必ず報われるとも解釈できると思います。ところが現実はそうならないことが少なくありません。一握りの成功者がこういうことを言いやすいのですが、実は努力だけでなく、周囲の人々

          与えるマインド

          箴言‬ ‭11:24‬ 2024 06 24 (月)‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ 施し散らして、なお富を増す人があり、 与えるべきものを惜しんで、 かえって貧しくなる者がある。 お金の使い方はその人の人柄をよく表します。何に関心を持っているのか、どんな価値観なのか、何に貢献しようとしているのかなど、その人がどんな人物

          与えるマインド

          罪悪感の解消

          コリント第二 7:10 2024 06 21 (金) 神のみこころに添った悲しみは、後悔のない、救いに至る悔い改めを生じさせますが、世の悲しみは死をもたらします。 今日の金言は信仰生活においてたいへん重要なテーマを扱っています。それは 「悔い改め」 と 「後悔」 の違いです。両者はよく似ているので区別しにくいのですが、実は雲泥の差があり、似て非なるものであり、完全に別物です。「世の悲しみ」 とは 「後悔」 (罪悪感、罪責感、恥意識) を指しています。これは自分に向けら

          罪悪感の解消

          自分をケアする

          コリント第二 1:4 2024 06 20 (木) 神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。それで私たちも、自分たちが神から受ける慰めによって、あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます。 ここには慰めの川が見えます。上流は神、中流は自分、下流は身近な人です。第一に神は私たちの面倒を見てくださいます。霊的、身体的、物質的、経済的、社会的、文化的に。これは神を信じようが信じまいが、すべての人が享受できる神さまからのケアです。しかし神さまはこれら

          自分をケアする

          涙の代価

          詩篇126:5.6 2024 06 19 (水) 「涙の代価」 涙とともに種を蒔く者は喜び叫びながら刈り取る。種入れを抱え 泣きながら出て行く者は束を抱え 喜び叫びながら帰って来る。 今日の金言は人生は暗い日がつきものであること、しかし明るい日も迎えうることを言っています。出口のないトンネルはないと言われても、トンネルを走っている最中はあまり慰めにならないのではないでしょうか。希望を抱けないのがトンネルだからです。何よりもいつまで続くのか分からないこ苦しみはついている

          家族の影響力

          ルツ記 1:16 2024 06 18 (火) 「家族の影響力」 ルツは言った。「お母様を捨て、別れて帰るように、仕向けないでください。お母様が行かれるところに私も行き、住まれるところに私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。 ルツ記の主人公のルツは三千年前、イスラエルの隣国モアブの出身で、やがてダビデ王の曽祖母になる人です。英語表記では Ruth で、女性の人名に使われます。彼女はイスラエル人の妻となりますが、まもなく死に分かれて寡婦となります。姑のナオ

          家族の影響力

          昨日の神は今日の神

          ヘブライ人への手紙‬ ‭13:8‬ ‭  2024 06 17 (月)‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬ ‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬

          昨日の神は今日の神

          十字架預言

          イザヤ書 53:5 2024 06 14 (金)  しかし、彼は私たちの背きのために刺され、私たちの咎のために砕かれたのだ。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、その打ち傷のゆえに、私たちは癒やされた。 聖書はふつう倫理道徳の書と思われていますが、それよりもはるかに重要な点は、聖書が 「預言の書」 であるという点です。神は過去現在未来を一度に見ることができますから、当然と言えば当然です。旧約聖書の預言は、旧約時代に実現したものもありますが、私たちの生きる新約時代

          十字架預言

          重荷を負い合う

          ガラテヤ 6:2 2024 06 13 (木) 「重荷を負い合う」 互いの重荷を負い合いなさい。そうすれば、キリストの律法を成就することになります。 人間は基本的に自己中心的ですから、人のことより自分のほうがたまらなく可愛いものです。人が辛い思いをしていたら、自分でなくてよかったと思わないでしょうか。これは道徳的な問題というよりも、人間の根源的な性質で、これ自体は良くも悪くもありません。しかし自分の面倒を見ないで人を助けてばかりいると愛が枯渇します。やがて怒りとなって

          重荷を負い合う

          愛の人

          ヨハネの手紙 第一 4:11 2024 06 12 (水) 愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた、互いに愛し合うべきです。 ヨハネは愛の使徒と呼ばれています。最初からそうだったのではありません。むしろ自己主張が強く、オレがオレがの性格でした。兄弟そろって短気だったのでイエスさまから 「雷の子」 とあだ名されたくらいでした。すぐに雷を落とすからなのでしょう。主は彼らをやさしくたしなめるためにつけたのでしょう。やがて短気を静め、身近