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○×△どれか?

昨日、PTAの役員決めに行ってきた。

そもそも、以前娘の居た小学校でPTAの本部役員になってしまい、PTA改革をしていたのだが、旦那が亡くなって実家に住むようになってから、近所の同じ登校班のママさんがうちに来て、『登校班に指導員という役があって、それを来年お願いしたいんですが』と言っていたので、それはどんな仕事で、どういった対象の人がなるものなのかをきくと、高学年になった子の母親がなるもので、年に3回登校時と下校時に決まった場所の横断歩道で子供の横断を見守るというものだった。同じ班内の人はもう1度はやっており、次は私の番なのだという。

年に3回だけならお安い御用だと思い、それは順番だから引き受けなきゃいけないものなんですよね…というと、そうですね、とそのママは言った。

ところが数日後、学校から娘を経由してきた手紙には、指導員というのは、悪天候になって学校へ行く時間が変わった時に班員の家庭にお知らせをする役目とか、来年度の指導員を決める役目とか、子供の班長を決める役目等が書いてあり、指導員という人達の中で更に指導員長というのを決めるから、土曜日の夜に公民館に集まるように。そして出席しなかったとしてもくじ引きで指導員長になる場合もあると書いてあった。

母に「昔はこんな指導員とかいう役あった?」と聞くと、「昔は今より人数が多かったし、登校班はあったけど、指導員なんてなかったよ?」との事。

なんでこんな、同じ地区の人同士で対立構造を作りだすような仕組みを作ったんだろう。…と一通りイラっとし、雨の中歩いて公民館へ向かった。これも何か意味があるはず!と思いながら。

公民館に着くと、教頭先生や色々なPTA役員の人が地区ごとに集まっていて、連絡先を交換するように言われた。私が連絡先を交換する人は田舎の中の田舎で人口が少ないせいか、1人だったのだが、その1人の人は最後まで来なかった。そうして、何が何だか分からなくなって、周囲の人に色々教えてもらって分かった事は、

来年度の指導員はその班に入って2年目になる人がなるという暗黙の了解があるという事と、子供同士で学校で話し合って班長を決めてくるケースが多く、特に気にしなくて大丈夫という事だった。(私は入って2年目だったから近所のママさんは私がやるものだと思ったのね、と納得。)そして、指導員長を決めるにあたり、現在本部役員をしている人、3歳以下の子供がいる人、旦那さんが父親の会に加入している人は免除となるので、決まらない場合はそれ以外の人でくじ引きをするように言われた。

あの…父親が居ないとか母親が居ないとかそういうのは断る理由にはならないとおっしゃるんですね…と思い、心の中で旦那に向かって笑ってしまったら、旦那も、「断る理由にはならないってさ」と笑っている気がした。

結局、私の地区は立候補してくれる方がいて、ありがとうございます!と思うばかりだったが、今回の件で、組織をピラミッド構造にして、底辺同士をいがみ合わせるように仕向けるのって、テレビやマスコミのやり方がこういうところに出てきているな…と思った。

これから、マスクをしていない人を責めたり、予防接種をしていない人を責める人がいるとしたら、この底辺同士をいがみ合わせようとするワナにまんまとハマっている事に気が付くかな? でも、きっとこれからは△じゃなくて〇くなる時代になるから、気づく人が増えるよね…と思った話。


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