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目の前の人を笑顔にする

奥さんとお子さんがいらして、収入がゼロだった保険の外交の方の話を聞いた。顧客が居なかった状態から、150万人…日本一の契約をとった方だそうだ。東京ドーム30個分!! あのライブを入れ替えで30回行った全員を顧客に持つってすごい事だ。

奥さんが「近所で空き缶を拾ってる不労者の人、みんな太ってたから大丈夫、日本ならどうにかなるから大丈夫」と言って旦那さんを励まし、まずこの方は目の前の人を幸せにする事を考えていったそうだ。まずはお母さんから。するとお母さんの知り合い、そのお友達…とどんどん増えていき、7年程経つうちに150万人、日本一になったそうだ。

話は全く変わって、私は、子供の頃、サンタさんを真面目に信じていた。親が用意してくれていた事を知った友達は、『サンタさんなんていないよ、押し入れにおもちゃ入ってるの、見たもん』とか言っていたが、その子がサンタさんを本気で信じていないだけで、サンタさんを本気で信じている私のところには絶対来てくれると思っていた。

ところが、6年生の時、当時欲しかったCDラジカセを親と一緒に電気屋さんに行った時に親が買ってくれて、『これ、サンタさんからね』と言ったのだ。そうして、今まで私に見つからないように車のトランクに入れていたのよーとか、寝付くまで待つの大変だったんだからーとか言われた。

なーんだ。つまんないの。

その時から、何かを信じる事が馬鹿馬鹿しく思えてしまった。

でも今、私が出来る、『目の前の人を笑顔にする』は、娘を笑顔にする事かな…と思う。一緒に絵を描いて、旦那が好きだった漫画やアニメを一緒に観て、笑って、娘の欲しがっているコピックをクリスマスに枕元に置いてあげる事かな…と思う。親戚から贈られてきた沢山のリンゴを、父と母と娘が共通して食べられるように、バターと砂糖とシナモンで焼いて焼きリンゴにして、デザートに出してあげる事かな…と思う。

目の前の人を笑顔にするって、こんな感じでいいのかな?

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