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【失敗談】多肉植物の栽培・販売副業について

まとめ


 昇格・昇給の見込みがない中年サラリーマン。
せめてものおこずかい稼ぎにと、ネット(まとめブログ)で見かけた
多肉植物の栽培(枝分け)・ラクマ・メルカリでの販売の副業を開始。

 結論:多肉植物の販売は利幅が薄く、儲からなかった

班入り等他の出品者との差別化商品でなければ、ラクマ・メルカリともに300円~350円での販売。手数料と郵送料(第四種郵便料)を抜くと1つ当たり200円程度。
→大量に販売しないと副業としての収益には結びつかない。

収入:764円(ラクマの販売)
費用:1,000円程度
→△236円の赤字

どのような種類の多肉植物を扱ったのか

ドルフィンネックレス

 メインで育てた品種。写真のとおり、葉がドルフィン(イルカ)のように見えます。

 キク科セルシオ属に属する多肉植物。

日当たりの良い風通しのよい場所に置くとよく育ちます。

室内飼育に向いており、室内で育てました。

グリーンネックレス

 

 写真のとおり、グリーンピースのような玉状の葉が連なる多肉植物。

つる性の多肉植物のため、葉が下に垂れていきます。

ドルフィンネックレスと同じく、日当たりがよく、風通しのよいところに置くとよく育ちます。

ドルフィンネックレスと同じく屋内飼育で育てていました。

マルバマンネングサ(丸葉万年草)

 写真のとおり、色鮮やかな多肉植物。

 マルバマンネングサ(以下、丸葉万年草)は、ドルフィンネックレスやグリーンネックレス

と異なり、国内(九州~本州)に自生している多肉植物。

 良好な日当たりを好み、暑さ・寒さにも強いため、育てやすい多肉植物。

ミルク―ジュ

 ミルク―ジュ・セダムという多肉植物。

寒さに強い。

多肉植物植物を育てるために必要なもの(費用)

 植木鉢と水受け皿(ダイソーで購入)

 ダイソーで鉢(2つで100円)と水受け皿(4つで100円)で購入可能です。


土と鉢底石(ダイソーで購入)

 こちらもダイソーで一つ100円で購入可能。

観葉植物用の土で十分に育ちました。水はけをよくするために鉢の底に入れる鉢底石も購入。

固形肥料(ホームセンターで購入)

 肥料はホームセンターで固形用肥料を購入(900円程度)

ダイソーで水性肥料(差し込む形のもの)を100円でも購入できますが、

固形肥料は置いておくだけで、2か月程度もつので、省力化のためこちらを使用。


 水やりチェッカー(楽天等ネットで購入)

 水やりチェッカー。植物飼育の素人のため、どのタイミングで水をやればいいか

全くわからない人向け。

土中の水分が十分な場合は青色に着色し、白色になったタイミングで水をやればいい優れもの。

 土中の水分が十分な状態。この青色が白色になれば水をあげればよい。 

素人の私には相当ありがたい一品でした。



 多肉植物本体

多肉植物本体は、ラクマやメルカリなどで300円~400円で購入できます。

めっちゃ安い!おトク
→ただし、購入価格が安価ということは・・・販売価格も安価になることに購入時点では気づいていませんでした。


多肉植物の育て方

  ドルフィンネックレス、丸葉万年草が一番繁殖力がありますが、

日の当たらない(ドルフィンネックレス)、日の当たる(丸葉万年草)
を窓の側に置いて、水やりチェッカーの通り水をあげているととても
早く育ちます。

 特にドルフィンネックレスはびっくりするほど枝が伸びます。

この伸びた枝を切り取って、土に刺しておくとほとんど同じように育ちます。

育てた(枝分け)した多肉植物をどこで、どうやって売却するか

 ラクマ・メルカリで売却できます。3枝×30センチくらいで300円で売却可能。

植物の発送の仕方

 牛乳パックやダイソーで購入したお弁当用の空き容器等で郵送します。

最初は牛乳パック等で容器を自作していましたが、
ダイソーのフードパックが便利かつ安いので、
ダイソーのフードパックがお勧めです。

 

 郵送方法は「郵便局」で「第四種普通郵便」で発送します。

第四種普通郵便とは
次の郵便物で開封とするもの(蚕種を内容とするもので差出郵便局の承認のもとに密閉したものを含みます。)は、第四種郵便物とします。
(次のもの抜粋)
植物種子等郵便物
植物種子、苗、苗木、茎もしくは根で栽植の用に供するものなどを内容とするものです。

郵便局のHPより

 

ラクマで売却するとどれくらい手元に残るのか

 ラクマではだいたい300円~400円程度で取引されている多肉植物。

350円で売却した場合の手元に残るお金はだいたい以下の通り。

売却代金:350円

手数料:△23円

第四種普通郵便代:(重さによりますが、フードパッケージに入る量だと△72円(50g以内)

手元に残るお金:255円

このお金から①もともと購入した多肉植物の代金、②肥料・水やりチェッカー、鉢代等を

控除した金額が純利益となります。

大量に売却しないと赤字になります。

多肉植物販売副業の失敗理由

 ラクマで売却(350円)した場合、手元に残るお金は255円程度。

一方、鉢代・皿代(一つ当たり75円(鉢:50円、皿:25円))を除くと150円。

土代・水やりチェッカー代、もともと購入した多肉植物代(300円)等を回収しようとすると

少なくとも20個以上は販売しないと元はとれません。

 一方、多肉植物は差別化が難しく、最初は350円でラクマで売却できましたが、

それ以降は300円に値下げしてもなかなか売れませんでした・・・。

ラクマに出品されている他の方との「差別化」ができなかったのが失敗要因。

多肉植物での「差別化」ってどうすればいいのだろう・・・。

植物販売はこうすればよかった

 ラクマでの多肉植物の販売は差別化が難しく所謂「レッドオーシャン」状態。

観葉植物での差別化は「斑入り(ふいり)」という葉の色が変色した植物が高値で取引されている。

 そのため、「斑入り」が比較的作りやすい「クワズイモ」等の生育・販売の方が良かったと感じました。

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