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千葉さんと匿名希望様からカンパいただきました

千葉さんは詩人でかつ、音楽に堪能な方です。
詩にはとても、暴力的とも言える力がこもっています

といっても、いわゆるぶん殴るとかの暴力ではもちろんありません。

言葉の使い方の中に、とても断定的な、有無を言わせない力がこもっていて、読むと脳みそをシャッフルされたようになります。

【後悔の管】詩作 千葉貴史
千葉貴史 Takashi Chiba
2020/10/13 11:14
購入済
深呼吸で啄める何れも浴槽から上がる
扉の性癖を裸眼に掬い取る燕が立つ
秘密と謳いたがる価値観は死ぬ
締め切られたカーテンの埃を食す仇
異論の頁に降り積もる刃の数
火薬は要らぬ時世に能わぬ顔が過ぎる
ご褒美を妨げている
昔気質、害悪が尽くす為に地盤は弛む
紐を解き困難に奪われていたい羅列
未来を創る群に合掌する
敷居と呼ばれた恩人を境目に縁を着る
貪欲に遡る魚に餌と無敗の病
綴る掟が虚構で泪する
小屋の暗闇で閃く、私と云う色
識別不可能のアウェイで逢いたい
凛々しく酷い欲望を宿したまま
冷えたビア、穿つ互い、汚れ無き報い
愛しい安泰等は獲られず終わる
意識の集中先の再起動を照らす輝石
都合を確かめる穴二つ
危機を喋る鎖
囃された傍聴レコードの主である為だ
あらゆる侮蔑を理解へ導きたい音叉
這う渇きの咽頭で謝絶する娘
慰める、其れは永遠の誓い
田舎へ無差別に問いを溜めて破壊する
象徴的な自我が招きかねない憂い
秋が故と浮かぶ言葉は淫らに留まる
正気の昼が燃え盛る怪物と世が吟う
今が方便を為す
追放された追加文に痩せ細る
人の占いに従う固定された依存の既存
錯乱が蹴るトラブルを旅路に選ぶ
舎弟は閉じた膜の中に出逢いを求める
犠牲者の真下で屯していた
寂寥の朝に
グラスのストリップと奏でられた眠り
情が揺れずして人足らしめぬ
残れ
靴底の安定剤の由来が記す曲がり角へ
伺うイメージ
破裂の破綻の弾丸を青空は即興で祓う
景色の舞台裏とは観た事の無い世
ブラウザが計れぬ思いの丈を呑み込む
真実が嘘を唾液を媒体に選んだ
野外で消去された友人を伴い母屋へ
佇まいが吐露を愉快犯との調べ
運搬の手首、あらゆる俗世間とは宛名
芝居は消極的な状況証拠を躓かせる
光で食べられない、違和感を弄ぶ額
落ち着け、二度目で落ち着け
遣り返しとは愚作の握り飯と云う
喚起を頼るリモートでバグる
炎天下を思い出し接続された身体中
沸き上がる言葉は全て遺作だった
腹が唸る的を探しに夢追い人は嘆く
情報を成仏させられない戦の渦中
鱗が売られている、定かか
止められぬ矢の速度との契約
違いを祈る稲の叫び
後悔の管を侵す経路を捕まえる
歯応えの軋む道が頷く
迷い子が崖を登る映画を思い出す
羽を伸ばしたマスクの裏
笑わぬサラリーが差し止められる
花の眺めた名前は貴方という花
枯れたら咲くと、相槌を贈る

連想するのは吉本隆明と西脇順三郎ですね。

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匿名希望様は、いつもかわいがっていただいているので、せめてお名前とはいかなくても、noteの内容紹介したいなと思いつつ、しない方がいいのかなと…。

わたしよりも年上の、あこがれる成熟した女性の方です。
わたしごときがあこがれちゃだめかなと思うような人。

お二人のカンパでみこちゃん奨励賞は追加44作になりました。

みこちゃん奨励賞は、143賞。

これで大賞、部門賞合計で156作授賞ということになります。

これでおそらく全作品授賞させていただくことができると思います。

この見通しが立ったので、最後にわたしも1万円と思っております。

できれば、カンパで運営したかったのです。

主催者がお金をというのもあるのでしょうが、カンパという流れがいいですよね!

参加者の方
審査員の方
カンパしていただきました方。

みなさまに支えられて、コンテスト(フェスティバル)は後半戦となっております。

まだまだご応募下さいませ。

お待ちしております(^-^)。


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