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やめられない止まらない みこちゃんのサンドウィッチマン風ネタ〜٩(ˊᗜˋ*)و

「ここか高級料亭って。接待とはいえ緊張するな」

「いらっしゃいませー」

「うわいきなり玄関口で三指だ。すごいなさすがに…。あのさ、予約した伊達なんですけど」

「分かっております」

「え、なんで分かっているの初対面なのに」

「うちは高級料亭なんで、その辺りはすべて把握しております」

(゚0゚)「は。そういうものなんすか、高級料亭って…」

「さらに、その周辺も把握しております」

「へ」(゚0゚)

「どこまで俺のこと把握しているんだよ」

「小さい頃お父さんに川に投げられ溺れそうになったとか」

「小学生の時に自転車を後ろから押されて川に放り込まれたとか」

「中学生の時には友人から体育の時間にプールに突き落とされたりとか」

「大学のときにはデートでボートから落ちたりとか」

「なんだよそれ!ひとつも当たってねえよ。それにそれになんで全部水難なんだよ」

「はい」

「いいか、不幸にテーマ性なんてないんだよ。不幸はバラバラに突然降りかかってくるの!それが不幸なの!そんなことも知らないのか」

「今日はそんな水にこだわりのあるお客様のために、スペシャルな趣向をご用意しました」

「だから別に水に恐怖はねえんだよ。どっちかというとお前の接客がさ、すでに軽い恐怖だよ」

「この水槽にある魚からなにか選んでください」

「いい趣向だね。お客さんのために俺が選べるんだな。でもおめえ、なんかねえんだろうな」

「大丈夫でございます。魚をとる時に時々、小指を食いちぎられる方もいる程度です」

「程度(゚0゚)程度問題じゃねえだろそれ。程度で済ますなよそれ」

「ですので最悪でも小指がなくなる程度です」

「もうおれそしたらどっかの組に入るしかないよな」

「お似合いだと思いますよ」

「どこがだあ」


「堅気だよ俺。Vシネの帝王でもねえんだよ」

「はい」

「取引先と長い時間話ししたいからさ。懐石料理っていいよね。あれだろ、だんだんと出てくるんだよな」

「そうですね。当店ですと…平均して8時間ほどお出しします」

(゚0゚)「は、それ長くね。今夕方の6時だよ。平均して終わるのが朝の4時じゃないかよ。もうすぐ始発電車始まる時間だよ。もうちょっと短くならないかな。いくらなんでも長すぎだろそれ」

「ですと…ショートコースもございます」

「ああ、ショートコースってのもあるんだ。終電には間に合わせたいからね。相手の方の都合もあるし。そんでどのくらいで出てくるの?気になるから確認させてくれよ」

「安いうまい早い!1分以内に出るようにバイトは教育しています」

「バイトがやってんのここ(゚0゚)吉野家の牛丼じゃねえかそれ」

吉野家

「でも1分コースでもうちは24時間営業ですから、終電逃しても大丈夫ですよ」

「朝までの時間…。すぐ食い終わって何してんだよお客さんと」

「お冷は無料サービスになってますので、いくらでもお飲みください」

「お腹ゆるくなるわ!水難事故だよそれ。絶対商談決まらないわ」


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