■背筋伸ばして生きていこう【私の思う自己肯定感の上げ方】
今回、連日刺激を受ける作品を見たので、影響を受けてこちら執筆しました。
自己肯定感が低い原因は育った環境だったり、自分の考え方だったり、周りからの発言だったり、いろいろあると思います。
どんな理由であっても、自己肯定感が低くなることで、劣等感を持ちやすくなったり、人の評価が気になって仕方なくなったり、自分にとってあまり気持ちよくない状態が続くというのは精神衛生上よろしくありませんので、今回は私の経験上の自己肯定感に対する考え方をお話しできればと思います。
私の思う自己肯定感って、２つあります。
・人に認められることであがる自己肯定感
・自分が自分を認めてあげることであがる自己肯定感
➤人に認められることであがる自己肯定感
人に認められるためには、何かの実績を残したり、その人になにかいい影響を与えたりした結果、人が認めてくれた、ということなどがあるかと思います。他には、彼女ができた彼氏ができた、という誰かに選ばれる行為でも自己肯定感ってあがることがあるように思います。
その論理でいうと、給与があがったり、グレードがあがったり、会社で評価されることでもあがるのかもしれませんね。
誰かに選ばれたり評価されると、自分に自信が持てるし、誰かに好かれてると自分はこのままでいいんだと許されたような気持ちになれるかと思います。
その人にもっと喜んでほしいという気持ちになって、その人も喜んでくれて、一見いい循環にもみえます。
しかし
人に認められることであげられる自己肯定感って、他人の考え方に依存する自己肯定感ではないでしょうか？
その人の機嫌が良ければ変わる評価軸かもしれませんし、その人がいいと思っても、さらにその上の上司の評価軸はまた変わる可能性があります。
過度に期待して、自分はすごいがんばった！貢献した！と思ってるのに評価されないのはつらいんじゃないかと思うんです。自己肯定感があがるどころか、下がるリスクがあります。
なので、自分のやったことの結果として、偶然評価されたらラッキーくらいに思っておくほうが無難かな、という風に思います。
人の評価を求めると「次はこれ」「その次はこれ」ときりがないので、いつまでも心満たされる日が訪れないように思います。
➤自分が自分を認めてあげることであがる自己肯定感
私はこれが結構大事だと思っているので、こちらについてしっかりお話させていただければと思います。
自分で自分を認めてあげるってどういうことなのかというと、自分に自信を持てる部分を作る。それにつきると思います。
「いやそんなこと知ってるよ、できたら苦労しないでしょう」
と思われますよね…。
でも実はみんなが思ってるよりもそのアプローチは簡単です。
どんなことでもいいんです。自分でできることを増やすことが大切です。
理由は簡単で、自分でできることが増えると、自分を少しずつ褒めてあげられることができるようになるからです。
自信ができることで、はじめて自分を認めてあげられるようになるのです
例えば、こんなことでも大丈夫です。
・すっごいかわいいお菓子が作れた！
・今日の服装が決まってる！
・今日作った資料は時間がかかったけど前よりもわかりやすいし、完璧だった！
・ダイエットに成功して、ずっと憧れてたあのブランドの服がかっこよくきれいに着れるようになった！
できるようになったら、自分をたくさん褒めてあげてください。人の評価は流動的ですが、自分がいいと思ったものは、自分の評価に十分値します。
できなかったことをできるようになったということに対して、自信をもつことが大事です。
※この場合ちゃちゃを入れてくる人間の言葉は聞き流しましょう。あくまで他人はそう思うんだなぁ、と思う程度で大丈夫です。その人に評価される立場でそちらに合わせないと困るのであれば仕事だと思って次回以降合わせてあげてください。
世の中には数え切れなくらい多くの人がいて、その人たちは自分とは違う価値観をもっています。その違う価値観にいちいち合わせていたら、自分の軸がなくなります。
自分という人間をデザインできるのは自分だけなのです。
自分が好きなものを取り入れて、好きじゃなくても必要だと思えば取り入れる、嫌いだし、取り入れる意味なんてないと思えば、そこは捨てる。
世の中には人の人生に自分の爪痕を残そうとするお節介な人もいますが、必要だと思えば意見を聞けばいいですし、不要だと思えば聞き流しましょう。
何度も繰り返しますが、できることが増えていくと、自信がでてきます。その自信のもてるような自分が、別の誰かに評価されることもあります。
ここまでくれば自己肯定感はある程度満たされるのではないかな、と思います。
私もかつてはいろんな人に好き勝手いわれ、何が正しいのかわからない時期がありました。しかし、そのアドバイスしてくれてる人の価値観はあくまでその人の経験に基づいたものであって、たったひとつのパターンにすぎないのです。
自分がいいと思うものを取捨選択できるようになって、はじめて自分の軸ができて、その軸に筋が通っていれば、人に評価されることもあります。
自己肯定感低いなぁ、と思う方は、できることを増やして、自信をもつところから始めてみませんか？？
➤あとがき
なんで今回私がこの記事を書いたかと申しますと、冒頭にも書いたとおり、2つの作品をたまたま続けてみたからです。
作品は「ブスの世界へようこそ」と「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」の二つです。
どちらも共通しているのは、そのときの自分と主人公が向き合っていること。
「ブスの世界へようこそ」は、ブスが美人を食べると美人になれるというなかなかな内容なのですが、ブスの主人公が、しっかりと背筋をのばして今の自分と向き合っていく様が描かれています。
最初はどんな話なんだろうとどきどきしましたが、砂子さんという美女が「今の自分を知ること」と主人公に告げるシーンと、主人公が自分を「姿勢が悪い！」と鼓舞する姿はとてもかっこよかったです。
よろしければKindleで無料で配信（2020年3月現在）されている作品を読んでみてください。
「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」は、あのジョーカー（※あの映画「ジョーカー」のジョーカーです）と別れたハーレイ・クインが、はちゃめちゃやるストーリーなんですが。とにかくハーレイ・クインが素直で、直情的で、自己肯定感がそれこそすごく高いんですね。
ジョーカーと別れたことに落ち込んで、意地張って、吹っ切って、好きなことをやりまくって自分を肯定する。
悪人だけど、憎めないかわいさのある女性として描かれています。
自己肯定感は私も低くて、なにをやってもうまくいかないことはとても多かったです。でもトライアンドエラーを続けて、少しずつ今の自分に自信がもてるようになってきました。
私の経験上の自己肯定感の上げ方なので、また違うアプローチもあるかとは思いますが、誰かの参考になれば幸いです。
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